【連載】ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会 メールマガジン
ノーモア沖縄戦

メールマガジン第336号(2025年2月18日):「戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク結成集会のお知らせ」

ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会

ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会 
メルマガ第336号

ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」 賛同者・呼びかけ人の皆さま、いつも活動をご支援いただき、誠にありがとうございます。新しく賛同いただいた方々へ、メルマガのバックナンバーをこちらでご覧いただけます。http://nomore-okinawasen.org/category/mail/

(今回のメルマガ)
今回のメルマガは2024年12月5,6日の両日に中国で開催された国際会議「グローバルサウス・アカデミック・フォーラム」に参加した当会共同代表の具志堅隆松さんの報告です。会議では真剣な意見交換がおこなわれ、実りあるものになりました。2回にわたって具志堅さんの報告をお送りします。ぜひお読みください。

(既報です、ご確認ください!)
 2月22日の鹿児島での結成集会へのオンライン参加にあたって、これまでの配信からQRコードが読み取れないなどの問い合わせをいただきました。パソコンでご参加の方は以下のhttpで始まる以下のリンクをクリックしていただくと参加できます。スマホでご参加の方は本稿の後に案内していますチラシのQRコードを読み取ってください。

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「台湾有事」はあるのか 上海フォーラム報告(上)
ノーモア沖縄戦・命どぅ宝の会」は沖縄を二度と戦場にさせないと言う目的のために設立し、声を上げて活動してきた。私たちは沖縄が戦争に巻き込まれないためには、沖縄の非軍事化が必要であると声を上げて活動してきた。私たちは沖縄が戦争に巻き込まれないためには沖縄の非軍事化が必要であると声を上げてきた。しかし、沖縄の中ですら中国の存在の故に基地がなくなることに不安を感じる人はいる。琉球列島が基地のない島になったら、沖縄は中国に侵略されるのではないかと言うのだ。確かに、今の本土の大手マスコミの嫌中感をあおるような報道に日々接していれば、そのような思いに至るのも無理はないだろう。それでは中国にとってはどうだろうか。琉球列島が非軍事化されたらチャンスと見て沖縄占領に動くのだろうか、そのことを当の中国に表明を求めることができないかと私は考えていた。そのような私に、チャンスが巡って来た。2024年12月5から6日に中国上海で開催された「グローバルサウス・インターナショナル・フォーラム」だ。同フォーラムへ向けて、事前に参加要請が来たのだ。

中国への質問

 グローバルサウス・アカデミック・フォーラムとはアフリカ、中東、アジア、南米の発展を遂げつつある。グローバルサウス諸国37カ国、参加人員300人余が一堂に会して、それぞれの国が抱える諸問題への取り組みや解決例などを紹介する大会である。
その中に今回は初めて「両岸問題」と言うセクションが全体会議の中の3番目に設定された。両岸問題とは、日本で言う「台湾有事」である。そのセクションに台湾・沖縄・日本・韓国から代表が招かれ、台湾有事に起因する東アジアの緊張状態をどのように見ているのか報告するという設定である。
私の報告の主たる内容は「東アジアを戦場にさせないために沖縄の非軍事化を目指したい。しかし非軍事化の後に中国の進出が危惧される。中国は非軍事化された沖縄に軍事的関与をしないと言うことを表明できますか」という内容で、その報告原稿を事前に提出した。
 しかし、考えてみると、私の発表はフォーラムでの報告と言うよりは主催者である中国側への質問または要請である。この内容がフォーラム形式の中で受け入れられるか不安はあった。そうすると案の定、主催者側から5日の夜に「交流会」を設けるので、その席で発表していただきたい、と言う連絡が来た。フォーラムの台湾有事セクションには参加各地域から1人ずつが報告を行ったが、沖縄からは特別に私と宮古島の清水早子さんの2人が報告した。清水早子さんは宮古島における陸上自衛隊配備の状況を報告した。

白熱の「交流会」

 第3セクションにおける私の報告は中国側に意思表示を求める部分を除いた内容で、歴史的に1879年の明治政府による強制併合までの500年間は、中国と親密な関係であり、国家であった琉球王国が紛れもなくアジアの一員であったことや、台湾有事に起因する緊張状態がウクライナやパレスチナで起きている戦争のようにならない為に沖縄は努力するが、グローバルサウス諸国も注視してほしい旨の内容にした。
 5日のフォーラム終了後の「交流会」の会場に、私たち沖縄・日本チームが行ってみるとびっくりした。会場には、会議テーブルが対面に並べられ、席には参加者の名札が置かれ、同時通訳のイヤホンまで置かれている。私たちが考えていた「交流会」は立食パーティーのような懇親会的なものを想定していたのだが、これは完全な国際会議である。
 会議にはフォーラム関係者以外の上海海峡両岸研究会会長、上海市人民政府台湾事務弁公室研究室主任である。顧祖華さんを筆頭に中国語学者や、今回の上海グローバルサウスフォーラム主催責任者である華東大学学長の呂新雨さんも出席した。
 上海と台北市は2010年から都市間フォーラム「双城論壇」を継続しており、それは数少ない中台問題の公的対話の場である。その構成をなすのが上海市人民政府台湾事務所弁公室であり、そこの研究室の主任である顧さんが「交流会」に来てくださったということである。2024年の「双城論壇」は12月17日に台北市で開催され、中国側からは91人が参加した。
私たちの「交流会」は第3セクション参加者を中心にした50人余参加の会議だった。この「交流会」は予定時間を1時間以上もオーバーする白熱した内容になった。

侵攻しないか?

 私と顧さんとのやりとりは「沖縄が非軍事化されても、中国は沖縄に侵攻しないと言うことを表明できますか」という質問で始まった。
 これに対し、顧さんは次のように答えた。「個人的な立場で話すが、私は中国軍が沖縄に行くと言う話を聞いたことがない。中国人・学者・軍が沖縄に行くと言う話を聞いたことがない。日中戦争の可能性はごく小さい。それは日本の自衛隊が米国のために戦う場合で、これは日本の問題である。両岸の平和統一のために米国の介入に反対して子々孫々の友好を実現する。中国は絶対に戦争を起こさない」と言う明快な回答であった。これは初めての直接交渉にもかかわらず予想以上の回答であった。(次回へつづく)

具志堅高松(当会共同代表)
※今回の寄港は具志堅さんが寄港された琉球新報2月6日の文化欄寄稿分を転載いたしました。

「二度と沖縄を戦場にさせない」
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ご支援は、以下の口座(ゆうちょ銀行)にて受け付けています。(一口500円から)

【ゆうちょ銀行から振込される場合】
記号 17040
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店番 708
預金種目 普通預金
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名義 アラカキヒトミ(会計担当)

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金融機関:沖縄銀行
支店名 :美里支店
店番号 :311
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口座名義:ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会(ノーモアオキナワセンヌチドウタカラノカイ)

※口座名義は「ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会 会計 新垣仁美」が正式名ですが、銀行によると振込む際の口座名義は、 上記の会名までで通用するそうです。

金融機関:琉球銀行
支店名 :コザ十字路支店
店番号 :504
種  別:普通
口座番号:1132657
口座名義:ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会(ノーモアオキナワセンヌチドウタカラノカイ)

※沖縄銀行と同じく、口座名義は「ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会 会計 新垣仁美」が正式名ですが、銀行によると振込む際の口座名義は、上記の会名までで通用するそうです。
皆さまの日頃のご声援に心から感謝します。
引き続き、「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」をよろしくお願いいたします。

ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会 公式サイト
http://nomore-okinawasen.org
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宮城(内海)恵美子(独立言論フォーラム理事、ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会発起人)

(「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会 メールマガジン第322号」から転載)

 

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「ノーモア沖縄戦の会」は「沖縄の島々がふたたび戦場になることに反対する」一点で結集する県民運動の会です。県民の命、未来の子どもたちの命を守る思いに保守や革新の立場の違いはありません。政治信条や政党支持の垣根を越えて県民の幅広い結集を呼び掛けます。

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