レイチェル・クラーク:【これで守られてるって本当に言えるの?】

レイチェル・クラーク

最近、私が終身会員をしているベテランズフォーピースという米国の平和団体の本部に頼まれて、ある記事を書きました。

その記事のほんの一部ですが、どれほど日本の国全体が軍事要塞化しているかをカリフォルニア州と比較した部分を和訳しましたので、ご笑覧ください。もちろん読者は米国人を想定して書いてます:

ご存知のように、米国は海外に約800の軍事基地を有しており、そのうち約120が日本にあり、日本の国土は、カリフォルニア州とほぼ同じ大きさです。カリフォルニア州に120の軍事基地があることを想像してみてください。実際、カリフォルニア州には32の基地があります。カリフォルニア州の軍事基地が4倍になったらどうなるか想像できますか? それだけでなく、自衛隊の237の基地と駐屯地も加える必要があります。2024年の「2 + 2会議」の時点で、これら357の軍事施設はすべて米軍の指揮下に置かれています。 さらに、このカリフォルニアの架空の地図に54基の原子炉を建ててみてください。それに加えて、カリフォルニア全体を4つの拮抗し合う大きな地殻プレートの上に置いてみてください。 それが日本の本当の姿です。

【自分の記事に対する私見】

日本に237もの自衛隊の基地や駐屯地があることは、この記事を書くために調べて初めて知りました。米軍基地と合わせて357の軍事施設がある国、そこに54、研究・実験用も合わせると70基以上の原子炉を持ってる国、それらの真下に活火山と断層と拮抗する4つのテクトニックプレートがある国だったんですね。

そんなに沢山自衛隊施設とそこに隊員がいて、全部日本国民の税金で賄われているのに、納税者の人命救助はしないけど攻撃できる軍事訓練は、地位協定すらない多国籍軍と一緒に日本の国内外でやってること自体、主権国家の憲法に抵触するのでは? 少なくとも人道やモラルには完全に反してます。

私は、自衛隊を批判するつもりはなく、自衛隊をこのように使うように仕向けている米軍の問題を米国人に提示しています。

写真:サンケイニュースから拝借(台風19号、2019年の時点では、まだ自衛隊らしかった)

レイチェル・クラーク レイチェル・クラーク

日系米国人、通訳・コンサルタント・国際コーディネイター ベテランズフォーピース(VFP) 終身会員 核のない世界のためのマンハッタンプロジェクト メンバー 2016年以来、毎年VFP ピース・スピーキングツアーをコーディネイトし、「戦争のリアル」を米国退役軍人が日本に伝える事によって、平和・反核・環境保護活動につなげている。

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