
☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年2月17日):ミュンヘン安全保障会議におけるバンス副大統領の発言「脅威はロシアや中国ではなく、民衆の声を怖れるEU幹部だ」をトランプ大統領が賞賛
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
© AP / ジュリア・デマリー・ニキンソン
米国のJ・D・バンス副大統領は金曜日(2月14日)、ミュンヘン安全保障会議で激しい演説をおこない、欧州の指導者らが自国の有権者を恐れ、民主主義の価値を守れず、「偽情報」と戦うという名目で反対意見を検閲している、と批判した。
バンス氏の演説は「欧州でかなりの反感を買った」と、同日遅くに大統領執務室で開かれた記者会見で記者らはトランプ大統領に語り、EUの指導者層が「根本的に異なる世界観」を持っていることに米大統領が同意するかどうかを尋ねた。
「実のところ、彼の演説は非常に好評だったと思う。とても良い発言を聞いた。彼が演説をしてくれたことを嬉しく思う。実のところ、とても良い、非常に素晴らしい演説だった。そしてヨーロッパは注意しなければならない」とトランプ大統領は語った。
Vance names biggest threat to Europe
「私は彼の演説を聞いた。彼は言論の自由について語ったが、それは真実だと思う。欧州では言論の自由という素晴らしい権利が失われつつある」とトランプ大統領は付け加えた。
バンス副大統領はミュンヘンでの集会で、欧州は外国勢力よりもむしろ内部から最大の脅威に直面していると述べ、欧州大陸がその中核的価値観を放棄している、と懸念を表明した。
「欧州に対する私の最も懸念する脅威はロシアでも中国でもその他の外部勢力でもありません」と同副大統領へ述べ、「私が懸念しているのは内部からの脅威です」と付け加えた。
バンス副大統領は、ルーマニア大統領選挙が最近無効になったことを例に挙げ、欧州の指導者らが自国の有権者を恐れ、民主主義の価値を守れていない、と批判した。
もしあなた方が自国の有権者を恐れて行動しているのなら、米国はあなた方のために何もできないし、実際のところ、私とトランプ大統領を選んだ米国民のためにあなた方ができることは何もありません。
米副大統領はまた、EUの指導者層が彼らの意見と一般市民の意見の間の広がる溝を無視し、反対意見を検閲していると非難し、これを「偽情報や誤報」との戦いだと位置づけた。
https://www.rt.com/news/612732-us-vance-romania-elections-eu/
「検閲を求める最も大きな声が欧州からではなく、前政権がソーシャルメディア企業にいわゆる誤情報を検閲するよう脅迫し、威圧した私の国から発せられることもあることを認めます。今や、大西洋の反対側にいる私たちの多くにとって、それは誤情報や偽情報といったソ連時代の醜い言葉の背後に隠れた、古くて固定した利害関係者のように見えてきています。前支配者層は単に、別の視点を持つ人が別の意見を述べたり、最悪の場合、違う投票をしたり、さらに悪いことに選挙に勝ったりするかもしれないという考えを好まないのです」と同副大統領は認めた。
「ワシントンには新しい保安官がいます。ドナルド・トランプ氏の指導力のもと、私たちは皆さんの意見に同意できないかもしれませんが、公共の場で意見を述べる皆さんの権利を守るために戦います」とバンス副大統領は述べた。
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS(2025年2月17日)「ミュンヘン安全保障会議におけるバンス副大統領の発言「脅威はロシアや中国ではなく、民衆の声を怖れるEU幹部だ」をトランプ大統領が賞賛)が詳細に分析」
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-2975.html
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また英文原稿はこちらです⇒Trump praises Vance’s ‘brilliant’ warning to EU
米副大統領はミュンヘン安全保障会議で「EU内部からの脅威」について語った。
出典:RT 2025年2月14日
https://www.rt.com/news/612761-trump-vance-brilliant-munich-speech/