【特集】新型コロナ&ワクチン問題の真実と背景

マスクには有毒性のあるグラフェンが含まれている

ミシェル・ショフドフスキー(Michel Chossudovsky)

マスクの着用は、2020年3月11日の新型コロナウィルスに起因するロックダウンの公式発表直後から開始された。

そして世界中で、人々にマスクの着用が指示された。それから1年後、場合によっては毒物が含まれている可能性があることが告げられる。

21年4月2日、カナダ保健省は、私たちの健康を守るだけでなく、「致命的なウイルス」の拡散を防ぐとされるそのマスクに、合成素材の一種で生体細胞の機能を破壊する毒性を持つとされるグラフェンのナノ粒子が含まれていることを認めた。

カナダ保健省によると、 「酸化グラフェンを含むマスクは、健康上のリスクをもたらす可能性がある」という。

カナダ保健省が、ある無名のブランドのマスクにグラフェンのナノ粒子が含まれていることを認めるまで、1年以上かかった。

「着用者が一部のマスクからグラフェン粒子を吸い込む可能性があり、健康被害をもたらす可能性がある」ということだ。

これは曖昧な表現である。グラフェンの健康への影響に関しては、十分な証拠がある。

ベルギーの英字紙『ブリュッセル・タイムズ』2021年4月23日付によれば、「カナダのケベック州では、『ヒールファイバーマスク』による呼吸障害、頭痛、皮膚の問題への苦情、その他の悪影響を報告する人が多数現れていると、彼らは当時、この『ヒールファイバーマスク』やグラフェンを含む他のマスクの使用をやめるよう促すメモで述べた」(注1)。

このマスクは慎重にデザインされている。その仕様が明確にされた上で、中国企業数社を含む製造業者に委託されて生産されたものである。山東省の済南聖泉集団(Shengquan Group)が主要なサプライヤーで、世界中で何億枚ものフェイスマスクを販売している。

グラフェン粒子を含むフェイスマスクは誰がデザインしたのか?中国のメーカーではない。この粒子は体内に吸収されるのか?

・当初は「使用中止」を勧告していたカナダ保健省

科学者でアリゾナ州立大学教授のアンドリュー・メイナードが、昨年Global Researchに掲載した「マスクにナノテクノロジー由来のグラフェンが 安全性に懸念の声も」という記事(注2)でも述べているように、「グラフェンが入ったフェイスマスクに関連する『初期肺毒性』の可能性に関する警告は、深刻な問題を提起する」のだ。

20年3月当時、カナダ保健省は、グラフェンナノ粒子を含むマスクの販売と大量流通の前に、審査と鑑定に直接的または間接的に関与していたのではないかと予想される。

有毒物質を含むマスクの製造を誰が承認したのだろうか?

メイナードの記事を引用すると、21年3月、カナダ保健省は州および準州への未発表の覚書で、ユーザーに「ナノフォームグラフェンを含むマスクの購入と使用を中止する」よう推奨した。

明らかに、この21年3月25日の覚書は修正された。 カナダ保健省の21年4月2日の勧告には、ブランド名は記載されていない。

カナダ保健省は、「グラフェンまたはバイオマスグラフェンを含む」と明示されているマスクを販売および流通(だけ)から排除することを命じた。この勧告は、製品ラベルにグラフェンが含有していることを明示的に表示していないマスク(グラフェンが含まれていても)には、適用されない。

カナダ保健省によれば、「グラフェンは、抗ウイルス性と抗菌性を持っていると報告されている新しいナノ物質(小分子でできた物質)である。 カナダ保健省は、グラフェンを含むマスクが新型コロナウィルス対策になるとの主張とともに販売されており、学校やデイケアセンターで大人と子供が使用していることを知った後、予備的な科学的評価を実施した。カナダ保健省は、それらが医療現場で使用するために配布された可能性もあると考えている」としている。

新しいナノ物質? ナンセンスだ! グラフェンは、2004年にマンチェスター大学の物理学部のアンドレ・ガイムとコンスタンチン・ノボセロフによって最初に分離されたたもので、彼らは2010年にはノーベル物理学賞を受賞している。

グラフェンは決して「新種」ではない。さらに、人間の健康への影響は十分に記録に残されている。

 

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ミシェル・ショフドフスキー(Michel Chossudovsky) ミシェル・ショフドフスキー(Michel Chossudovsky)

カナダのオタワ大学名誉教授(経済学)。Global Research主宰。世界の軍事、外交、経済に通じ、米国主導の世界秩序に対する代表的な批判者の一人として知られる。近年は新型コロナウィルスの問題についても多くの記事を発表し、日本でも4月に著書『仕組まれたコロナ危機:「世界の初期化」を目論む者たち』 (共栄書房)が刊行されている。

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