マスクには有毒性のあるグラフェンが含まれている
社会・経済・「健康リスク」は明らかに存在する
アンドリュー・メイナードは前述の記事で、次のように語っている。
「近年、グラフェンの潜在的な毒性について多数の包括的なレビューがあり、それにはベン・ファデルらによる2018年の論文や、ヴァネッサ・サンチェスらによる論文などが含まれる。どちらも、高く評価されている研究チームによる手堅い論文である。そしてどちらも、グラフェンの毒性は複雑で、場合によっては低いかも知れないが、無視できるものではないことを示している」。
「グラフェンの吸入に関して言えば、科学の現段階では、材料が肺の下部(呼吸可能領域または肺胞領域)に入り込むと、十分高濃度になれば、炎症反応を引き起こす可能性があることが示されている」。
カナダ保健省は、上記のような科学的根拠を無視し、歪曲している。十分に記録に残されている人間への影響を無視し、以下のような2021年4月2日付勧告でさりげなく「動物における毒性」に言及している。
「カナダ保健省による公表された研究の予備的評価により、吸入したグラフェン粒子が動物において初期の肺毒性を引き起こす可能性があることが確認された。しかし、人がマスクからグラフェン粒子を吸引する可能性とそれに関連する健康リスクはまだ分かっておらず……年齢を問わず、人に対する健康リスクは明確になっていない」。
「カナダ保健省は、徹底した科学的評価を完了し、グラフェン含有フェイスマスクの安全性と有効性が確立されるまで、情報収集と評価を継続しながら市場から排除するという予防的なアプローチを取っている」。
この記事の執筆後、カナダ保健省は2021年7月13日付で最新情報を発表し、グラフェン・ナノ粒子は「これらのマスクから肺に悪影響を及ぼす程の量は排出されない」という理由で、先の勧告を実質的に削除し無効とした。
科学的な証拠があるにもかかわらず、カナダ保健省はグラフェンを「健康リスク」とは考えていないのだ。
この一件は落着してしまった。体内に入れば有毒なグラフェンに対する先の形式的な規制は、これで解除されたのである。
皮肉なことに、カナダ保健省は「バイオマスグラフェンが抗菌・抗ウィルス作用をもたらすという証拠は見つからなかった」と認めている。
もしグラフェンがウイルスからカナダ人を守らないとしたら、一体グラフェン・ナノ粒子をフェイスマスクに入れている目的は何だろうか?
カナダ保健省には、グラフェン粒子が「抗ウイルス」の手段として発揮する「プラス効果」に関して、「分裂」があるように思われる。
誰がカナダ保健省に圧力をかけて、グラフェンの規制を解除させたのだろうか?
そして、なぜグラフェンを含んだマスクが世界中で販売され、流通しているのだろうか?
誰が指示を出しているのか?暗黙の了解があるのだろうか?
(翻訳:東江日出郎)
(注1)「Europe’s problem with toxic masks: ‘Does von der Leyen even know what she has been inhaling?’」(URL: https://www.brusselstimes.com/news/eu-affairs/166086/etc-group-canada-jim-thomas-david-azoulay-ciel-center-for-international-environmental-law-coronavirus-europes-problem-with-toxic-face-masks-does-ursula-von-der-leyen-even-know-what-she-has-been-inhal)(注2)「Nanotechnology-derived Graphene in Face Masks — Now There Are Safety Concerns」(URL:
https://www.globalresearch.ca/manufacturers-using-nanotechnology-derived-graphene-face-masks-now-safety-concerns/5749861)
原題「Face Masks Contain Graphene, A Poisonous Substance」(URL: https://www.globalresearch.ca/face-masks-contain-graphene-a-poisonous-substance/5749855)
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カナダのオタワ大学名誉教授(経済学)。Global Research主宰。世界の軍事、外交、経済に通じ、米国主導の世界秩序に対する代表的な批判者の一人として知られる。近年は新型コロナウィルスの問題についても多くの記事を発表し、日本でも4月に著書『仕組まれたコロナ危機:「世界の初期化」を目論む者たち』 (共栄書房)が刊行されている。