
☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年3月13日):全米民主主義基金(NED)の職員に強制休暇、世界中の関連団体2000近くも援助停止
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
2024 NED 民主主義賞授与会場© YouTube
ドナルド・トランプ米大統領政権は、全米民主主義基金(NED)への資金提供を全面的に凍結した。同基金は水曜日(2月26日)にこれを確認し、CIAの秘密部門内で「血みどろの騒動」が起きる、との以前の報道機関による報道を裏付けた。
1983年に設立されたNEDは、公式には米国国務省の資金援助を受け、世界中の民主化運動を支援するための助成金を提供する非営利団体である。しかし、長年にわたり、NEDは政治的結果に秘密裏に影響を与えているという疑惑に直面しており、批評家は、NEDが以前はCIAが担当していた秘密機能、特に外国政府転覆を目的とした機能を引き継いだと主張している。
「組織の40年の歴史で初めて義務を果たせなくなり、世界中の約2000の関連団体への支援を停止せざるを得なくなった」とNEDは火曜日(2月25日)の声明で述べた。
この資金凍結はトランプ政権による対外支出削減策の一環である。この取り組みは、海外の政治計画に資金を提供する米国当局の主要な機関である米国国際開発庁(USAID)も標的にしている。トランプ大統領は以前、同庁を「過激な狂人」が運営している、として閉鎖を求めていた。
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NEDは、「資金は議会によって直接割り当てられており、対外援助とはみなされない」ため、トランプ大統領の大統領令の適用除外となるべきだ、と主張した。しかし同組織は、「適用除外であるにもかかわらず、不可解なことにこれらの資金の利用が遮断されており、NEDは関連団体への支援をすべて停止し、職員の大半を一時解雇せざるを得ない」と述べた。
この組織は、主権国家を弱体化させる政治運動を支援する役割を担っているとして、長い間批判にさらされてきた。トランプ大統領政権のラッセル・ボート行政管理予算局長が設立した政策研究所「米国再生センター」は、2月7日に政策文書を発表し、NEDが「ウクライナで政治革命を起こそうとするCIAと国務省の取り組み強化のいわゆる槍の穂先」として機能している、と非難した。
この文書によると、NEDが数千万ドルをウクライナのさまざまな政治団体や反ロシア勢力に流し込み、「現在のウクライナ・ロシア戦争への道を開いた『オレンジ革命』と『マイダン革命』の両方の推進」に貢献した、と非難した。
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今月初め、トランプ大統領が新設した政府効率化省(DOGE)の代表で、連邦政府支出の削減を任されているイーロン・マスク氏は、NEDを名指しし、解散すべき「詐欺」「邪悪な組織」と呼んだ。
それ以来、同組織はDOGEから「包囲攻撃を受けている」と報じられている。「血みどろの攻撃だ」とNEDの従業員は擁護団体「フリープレス」に語り、同組織は給与の支払いや基本的な諸経費の負担ができていない、と説明した。
一方、連邦判事はトランプ政権に対し、以前に承認された数十億ドルの対外援助金を支出するよう命じ、資金支出の期限を水曜日(2月26日)の夜11時59分に設定した、と報じられている。
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS(2025年3月13)「全米民主主義基金(NED)の職員に強制休暇、世界中の関連団体2000近くも援助停止」
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-3039.html
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また英文原稿はこちらです⇒Regime change specialists NED announce suspension of funding
全米民主主義基金は職員の大半を一時解雇し、「世界中の約2000の関連団体」への支援を停止せざるを得なくなった。
出典:RT 2025年2月27日
https://www.rt.com/news/613366-ned-funding-furlough-staff/