【連載】安斎育郎のウクライナ情報

3月18日のウクライナ情報

安斎育郎

3月18日のウクライナ情報
安斎育郎

❶ ールソン氏、プーチン大統領を尊敬するを語る(2025年3月16日)
ジャーナリストで投資家のクレイトン・モリス氏がタッカー・カールソン氏と対談、ソロスによるロシア解体計画、NATOの東方拡大、ウクライナ支援、プーチン大統領の功績などについて意見を交わした。
https://twitter.com/i/status/1901142527501365477
https://sputniknews.jp/20250316/19647454.html

❷フランスよ、米軍産複合体の顧客を獲得せよ=仏大統領(2025年3月16日)
フランスは最新兵器を開発しており、米軍産複合体の顧客を獲得できる。マクロン大統領はパリジャン紙の取材で次のように発言した。
「私は産業界に頼んだ。最高の製品をもっていることを踏まえ、米国から購入することに慣れている欧州諸国で宣伝するように備えよと。パトリオットを購入する国には、仏伊製の新世代SAMP/Tを提供できる。F35を買う国にはラファールを提供できる」
米軍産複合体の顧客を獲得する上でフランスは製造工程を簡素化し、費用の削減を目指す必要があると大統領は指摘している。
https://sputniknews.jp/20250316/19647366.html

❸「ヨーロシマにさようなら」、ベルリン市民がドイツの軍事費増額計画に抗議(2025年3月16日)
ベルリン市民が都心のブランデンブルク門近くで抗議活動を行い、増大する国防費の財源として国家債務の大幅な増加を認めるドイツ基本法の改正案に抗議した。
現場の横断幕には「ヨーロシマ(第二のヒロシマ・ヨーロッパ)に反対」、「我が国は平和を望む」、「平和のためには武器ではなく交渉を」、「米国の中距離兵器配備に反対」などのメッセージが記されている。
https://twitter.com/i/status/1901068730622525927
https://sputniknews.jp/20250316/19647186.html

❹ウクライナのゼレンスキー大統領「領土問題は複雑。(停戦合意の)後で議論すべきだ」(2025年3月16日)
ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアに占領されている領土をめぐる問題について、解決するのは複雑なため停戦合意の後に議論すべきだという考えを示しました。
ゼレンスキー大統領:
土問題は複雑だ。(停戦合意後に)交渉のテーブルで議論すべきだ。
ゼレンスキー大統領は、15日に行った記者会見で、ロシアによって占領されている東部や南部の4州やクリミア半島といった領土問題について、停戦合意された後に議論すべきだという考えを明らかにしました。
アメリカ側が11日に提案した30日間の停戦案について、ウクライナ側は合意していますが、ロシア側は「危機の根本原因を取り除く必要がある」などと受け入れに条件をつけ、事実上、宙に浮いた形となっています。
ゼレンスキー氏は、停戦を実現し早く成果をあげたいアメリカのトランプ政権の意向に沿う考えを示した形です。
一方、越境攻撃したウクライナ軍をロシア軍が包囲しているとするプーチン大統領の主張については、「プーチンは嘘をついている」と反論しました。
ウクライナ側は越境攻撃で掌握した領土をロシアとの交渉の外交カードともくろんでいるだけに、ゼレンスキー氏としては一方的なプーチン氏の主張を否定した形です。
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%AE%E3%82%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98-%E9%A0%98%E5%9C%9F%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AF%E8%A4%87%E9%9B%91-%E5%81%9C%E6%88%A6%E5%90%88%E6%84%8F%E3%81%AE-%E5%BE%8C%E3%81%A7%E8%AD%B0%E8%AB%96%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%81%A0/ar-AA1B1wim?ocid=msedgdhp&pc=LCTS&cvid=82c3355b657643b8ab659b18c592275c&ei=13

❺ウクライナ停戦巡り、米露外相が協議か 関係改善へやり取り活発に(2025年3月16日)
米国のルビオ国務長官は15日、ロシアのラブロフ外相と電話協議した。両国は2022年のウクライナ侵攻を受けて関係が冷え込んでいたが、2月のサウジアラビアでの高官協議で関係改善に向けてかじを切った。米国務省によると、今回の協議では、引き続き意思疎通の回復に向けて取り組むことで合意し、ウクライナとの停戦についても話し合ったとみられる。
発表によると、両氏は、サウジでの会合で合意した戦争終結に向けた協議枠組みなどについて、フォローアップとして「次のステップ」を議論した。
米露は、既にウクライナが同意している30日間の一時停戦について話し合いを進めている。停戦の実現に躍起なトランプ米大統領はロシアにも受け入れるよう強く求めているが、プーチン露大統領は即時の停戦に否定的だ。13日にはウィットコフ米中東担当特使がモスクワでプーチン氏と会談しており、両国のやり取りが活発になっている。
ウィットコフ氏は16日放送されたCNNのインタビューで、トランプ氏とプーチン氏が今週中にも対話する見通しだと明かし、両首脳の間で「非常に良好で前向き」な協議が行われることに期待を示した。
一方、トランプ氏は15日、自身のSNS(ネット交流サービス)で、ウクライナ・ロシア担当特使のケロッグ氏について「ウクライナ担当特使」としたと明らかにした。
欧米メディアによると、ロシア側はケロッグ氏が「ウクライナ寄り」だと見ており、和平に向けた交渉に関与しないよう求めていたという。トランプ氏はロシアに配慮し、ケロッグ氏の役割を「ウクライナ」に限定した模様だ。ケロッグ氏の娘は、ウクライナを支援する慈善団体の幹部として知られている。【ワシントン松井聡】
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/

❻ ロシアがケロッグ米特使の交渉関与に反対、トランプ大統領は「ウクライナ担当」に限定(2025年3月16日)
【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領は15日、SNSに投稿し、ウクライナ・ロシア担当特使のケロッグ氏を「ウクライナ担当特使」にすると発表した。ロシア担当から外す。トランプ氏はケロッグ氏が「ウクライナのゼレンスキー大統領らと直接交渉する」と述べた。
米NBCニュースによると、プーチン露大統領が、ケロッグ氏をウクライナ寄り過ぎると考えているという。米政権当局者は、ウクライナとの戦争終結に向けた交渉にケロッグ氏を関与させたくないと、ロシア側が主張していることを認めた。
米政権からはウィットコフ特使(中東担当)がモスクワを複数回、訪問している。
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/

❼トルコ、米主導での交渉を支持 ウクライナ巡り首脳が電話(2025年3月17日)
【エルサレム共同】トルコのエルドアン大統領は16日、トランプ米大統領と電話会談し、トランプ氏が主導するロシアとウクライナの和平交渉に関し「断固とした直接的な取り組みを支持する」と述べた。トルコはロシア、ウクライナ両国と良好な関係を維持する。和平交渉の関与に意欲を示しており、恒久的な和平を目指す努力を今後も続けると強調した。
エルドアン氏は「あらゆる問題に関して米国との協議を増やす必要がある」とも主張。昨年12月にアサド政権が崩壊したシリアについては、制裁解除に向けて共に取り組む重要性を訴えた。
また、米国がトルコを排除した最新鋭ステルス戦闘機F35計画への復帰も要請した。
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/

❽ 伊藤貫氏が語る世界(2025年3月15日)
※投稿者弁:オリガルヒを追い出し、🇷🇺国民のもとに国を取り戻したプーチンが許せない連中というのが「誰」かが分かると、今の世界情勢が分かり易くなりますね。
この解説は短くて分かりやすいですね。
https://x.com/i/status/1900810296392056961
https://x.com/tanya22904624/status/1900841478072791559?s=09

❾スジャ(クルスク)解放
《マトリョーシカ風おばあちゃん》
こっちに来て、私の素敵なあなた!
あなたは宝物、なんていい人!
ありがとう!ありがとう!
どれほどあなた方を待ち焦がれていたことでしょう!
https://x.com/i/status/1900590963304919212
https://x.com/Kumi_japonesa/status/1900590963304919212?s=09

❿【クルスク州にいる宇兵士の運命に関するプーチン大統領の発言ノーカット】(2025年3月14日)
https://x.com/i/status/1900614420327535029
クルスク州にいるウクライナ軍兵士の命を救ってほしいというトランプ米大統領の呼びかけを効果的に実現するためには、ウクライナ指導部が自国軍の兵士に武器を置いて降伏するよう命じる必要がある。 ロシアのプーチン大統領がロシア安全保障会議の会合で述べた。
https://x.com/sputnik_jp/status/1900614420327535029?s=09
⓫【クルスクのガバいバーブシュカ🎉】(2025年3月15日)
馬みたいな女がいてさ、ウクライナ軍が厚顔無恥に溜め込んでいた食糧を盗んで、村中を走り回って市民に配ったんだ。
その女は誰かって?
うちのカミさんだよ。
信じられねーよな。
https://x.com/Kumi_japonesa/status/1900711035394552135?s=09

2025年3月18日ウクライナ情報pdfはこちら→


 

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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