【連載】今週の寺島メソッド翻訳NEWS

☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年3月23日):ウクライナ、エネルギー目標に関するプーチン・トランプ協定を即座に破る – モスクワ

寺島隆吉

※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。

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ファイル写真: ロシアのクラスノダール州の製油所付近の石油タンカー。Vitaly Timkiv / Sputnik

モスクワの国防省が水曜日(3月19日)に発表したところによると、ウクライナ軍は、ロシアのクラスノダール地方にある石油輸送施設を攻撃した。この施設は、アメリカの投資家が一部所有する国際パイプラインの運営に関与している。

ドナルド・トランプ米大統領は火曜日(3月18日)、ロシアのプーチン大統領と2時間以上電話で会談し、両首脳はウクライナ紛争の停戦に向けた進展について発表した。モスクワはウクライナのインフラに対する攻撃を30日間停止することで合意し、ウクライナのウラジミール・ゼレンスキー大統領は部分停戦を公に承認した。

同省の報告によると、一晩のうちに行なわれた攻撃は、カフカズカヤ村の近くにある事業所に対する3機のカミカゼドローンによるものだった。この施設は、鉄道輸送されたタンクからカスピ海パイプラインコンソーシアム(CPC)が運営するパイプラインに原油を移送するために使用されている。CPCは、アメリカの大手企業であるシェブロンとモービルを提携聞きとしている国際企業である。

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国防省の報告によると、この攻撃により、敷地内の石油貯蔵庫が損壊し、火災が発生しし、まだ鎮火していない。

「明らかに、これはキエフ政権による計画的な挑発であり、米大統領の和平構想を頓挫させることを目的としている」とロシア軍は主張した。

ロシアは、プーチンがトランプ大統領との会談後、そのような作戦の停止を命じたとき、ウクライナのニコライエフ州の軍事目標に向けて7機のカミカゼドローンを飛行させていた、と声明は述べている。ロシア軍は、対空システムと戦闘機を駆使して、これらすべてを無効化した、と声明は付け加えた。

「この事件は、戦争の緊張緩和の取り組みにおいて、キエフ側の相互性の欠如を示している」と、クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏がその日の遅くに述べた。ロシア当局は、キエフ政権が和平を求めるトランプ大統領とプーチン大統領を本当に支持しているのかどうかを「慎重に見極めている」と、彼は付け加えた。

※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS(2025年3月23日)「ウクライナ、エネルギー目標に関するプーチン・トランプ協定を即座に破る – モスクワ」
http://tmmethod.blog.fc2.com/
からの転載であることをお断りします。

また英文原稿はこちらです⇒Ukraine immediately broke Putin-Trump deal on energy targets – Moscow
伝えられるところによれば、ウクライナ軍は、長距離攻撃の一時停止を発表した後、ロシア奥地のエネルギー施設を攻撃
出典:RT 2025年3月19日
https://www.rt.com/russia/614485-ukraine-violate-ceasefire-trump/

寺島隆吉 寺島隆吉

国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授

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