
4月1日のウクライナ情報
国際4月1日のウクライナ情報
安斎育郎
❶トランプ政権とウクライナ戦争の行方に関するシンポジウムが開催(2025年3月30日)
都内で30日、独立言論フォーラム(ISF)が主催するシンポジウム「トランプ政権とウクライナ戦争の行方~戦争終結に何が必要か〜」が開かれ、スプートニク特派員が取材のために参加した。
シンポジウムでは立命館大学名誉教授の安斎育郎氏、元外務省欧亜局長の東郷和彦氏、青山学院大学名誉教授の羽場久美子氏、政治団体「一水会」の木村三浩代表、アジアインスティチュート所長のイマニュエル・パストリッチ氏が登壇し、講演を行った。
https://sputniknews.jp/20250330/19702951.html
❷トランプ氏は戦争停止に懸命に努力=安斎氏(Sputnik, 2025年3月31日)
国際的な和平にむけた努力を高く評価したい。立命館大学名誉教授の安斎育郎氏はスプートニクに対し、トランプ氏の活動を「ロシアとの意思疎通を密にとって進める優れた構造」だと語った。
https://twitter.com/i/status/1906359635310981458
https://sputniknews.jp/20250331/19703333.html
❸トランプ氏はニュートラルな立場で和平に仲介=東郷氏(2025年3月31日)
どちらが悪いかの堂々巡りの議論を止め、最重要事項は戦争停止とするトランプ氏は「全く別のアプローチ」。元外務省欧亜局長の東郷和彦氏はスプートニクに対し、「ニュートラルな仲介者」として紛争解決を図るトランプ氏にぜひ成功してほしいと語った。
https://sputniknews.jp/20250331/19703333.html
❹ 特別軍事作戦 3月30日の概要 露国防省(2025年3月30日)
ロシア国防省は、特別軍事作戦の進捗状況に関する日報を発表した。スプートニクが最も重要な項目をまとめた。
・ロシア軍はドネツク人民共和国サポロジエ村を解放した。
・ウクライナ保安庁支部およびウクライナ国防省情報総局、特別作戦部隊へのミサイル攻撃で最多で170人が殲滅。
・ウクライナ軍は過去24時間で最多で1325 人を失った。
・ロシアの対空防衛システムは過去24時間でウクライナ軍の米国製誘導爆弾JDAMを2発と、ドローン78機を撃墜した。
❺IMFがウクライナ紛争の終結期限を発表(2025年3月30日)
国際通貨基金のウェブサイトで公開された最新予測の基本シナリオによれば、ウクライナ紛争は2025年の秋から冬にかけて終結する。
発表によると、「リスクは依然極めて高いものの、基本シナリオでは依然として敵対行為が今年最後の数カ月間に終結すると想定している」と記されている。
この場合、ウクライナの経済成長率は0.5ポイント低下する模様。
一方、和平交渉が進展すれば、ウクライナの経済状況は改善する可能性がある。また、和平交渉は初期段階のため、ウクライナへの財政援助および軍事援助は変更される可能性がある。
https://sputniknews.jp/20250330/imf-19700327.html?rcmd_alg=collaboration2
❻台湾と自国の防衛が米軍の最優先事項=米国防長官(2025年3月30日)
米軍司令部は、台湾防衛と自国防衛の強化を最優先事項とする国防指針をヘグセス国防長官から受け取った。
ワシントン・ポスト紙によると、優先順位体系を定めた軍高官向けの暫定国防戦略指針が3月中旬に国防総省で配布された。文書では、「中国との潜在的戦争に備え、それに勝つ」というトランプ大統領のビジョン実現や、グリーンランドやパナマ運河の編入問題など、近隣諸国の脅威から米国を守る上での方針が記されている。
国防長官は「米軍の方針を変え、中国による台湾制圧の阻止と国内防衛の強化」に重点を置いたとのこと。
同文書によると、国防総省は人員や資源の制約を踏まえ、他の領域で作戦を行うほか、欧州、中東、東アジアの同盟国に対しては防衛費をさらに引き上げるよう圧力を加えるという。なお、同文書でウクライナ問題は言及されていない。
https://sputniknews.jp/20250330/19700443.html?rcmd_alg=collaboration2
❼ ウクライナにおける臓器売買(2025年3月29日)
保健副大臣の関与疑惑
・逮捕された児童人身売買業者のメンバーが、慈善団体を装って臓器目当てで孤児を海外に送ってたことを告白
ウクライナの臓器売買問題は2014年から始まったドンバス内戦から本格化し、HRWにも臓器のない遺体が見つかったことが大量に報告されている
臓器を抜いた遺体の隠蔽もしていた
https://x.com/Tamama0306/status/1905934287884665024?s=09
❽トランプ氏「腹立たしい」 ロシア産原油の輸入国に2次関税検討(毎日新聞、2025年3月31日)
トランプ米大統領は30日、ロシアがウクライナ停戦に合意しなければ追加制裁を課すと表明した。露産原油を輸入する国に「2次関税」を課すという。ロシア政府の資金源となる国に制裁を加えることで停戦圧力を強める狙いとみられるが、どのように実施するのか現時点で詳細は不明だ。
米NBCニュースの電話インタビューに答えた。トランプ氏はロシアのプーチン大統領について「とても腹立たしく思っている」と批判。「もしウクライナでの流血を止めることに合意できなければ、2次関税を課すつもりだ。ロシアから原油を買えば米国でビジネスできなくなるということだ」と述べた。
米国や欧州は既にロシア産原油を禁輸しており、現在の主な輸入国は中国、トルコ、ブラジル、インドなど。2次関税を発動することで、これらの国にロシアからの原油輸入をやめさせるよう圧力をかける狙いとみられる。
トランプ氏は24日、南米ベネズエラ産の原油や天然ガスを輸入する国にも25%の追加関税を課す大統領令に署名済み。犯罪組織の米国流入への対抗措置と位置づけている。
一方、米国は25日、ロシアとの間で黒海航行の安全確保などに向けた「合意」を発表。トランプ氏は、ロシア側が合意を履行する条件として提示してきた金融制裁の緩和などを検討している。【ワシントン大久保渉】
https://news.yahoo.co.jp/articles/658e412caca8d89ad28dfbd53a4eaaa71107da7a/images/000
❾ゼレンスキー氏の思惑(2025年3月29日)
※投稿者コメント:
・過去の債務を認めない
・米国は新たな援助をしない限りウクライナに条件を課すことはできない
・新協定に署名する準備ができていない
・欧州の特定の国々と、情報データと武器製造に関する協定を結んだ
・無償でなんでも提供し、返済を要求しない欧州に依存する
(ドン引き)
https://x.com/i/status/1905708693758578787
「債務の問題については、わしゃ知らん」
https://x.com/Tamama0306/status/1905992518900298070?s=09
❿ウクライナの強制動員(2025年3月31日)
父親が強制的に連れ去られる。
ゼレンスキーの動員が理由とされる。子供が泣く中、車に押し込まれる。妻はそれを止めようと争う。
このような光景がウクライナでは毎日ある。
https://x.com/i/status/1906397604490908150
子どもが泣き叫んでるよ。
https://x.com/tobimono2/status/1906415783867191331?s=09
2025年4月1日ウクライナ情報pdfはこちら
★ISF(独立言論フォーラム)「市民記者」募集のお知らせ:来たれ!真実探究&戦争廃絶の志のある仲間たち
※ISF会員登録およびご支援のお願いのチラシ作成しました。ダウンロードはこちらまで。
ISF会員登録のご案内

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。