
4月8日のウクライナ情報
国際4月8日のウクライナ情報
安斎育郎
❶ウクライナ首都にミサイル攻撃 2日前には大統領出身地で18人死亡(2025年4月6日)
【AFP=時事】ウクライナの首都キーウで6日、ロシアによるミサイル攻撃があり、これまでに3人が負傷した。ビタリ・クリチコ市長が発表した。2日前には、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領の故郷がやはりミサイル攻撃を受け、18人が死亡したばかり。
ウクライナ空軍は、ミサイルが北部チェルニヒウ州上空に入ったと報告。クリチコ氏は、救急隊がキーウの2地区に派遣されたと述べた。ヘルソン、ミコライウ、オデーサなど、ウクライナ各地で空襲警報が発令された。
ゼレンスキー大統領の故郷である中部クリビーリフでは4日、ロシアのミサイル攻撃により子ども9人を含む18人が死亡した。
ミサイルは子どもの遊び場が近くにある住宅街を直撃し、ここ数週間で最も多くの死傷者を出した攻撃の一つとなった。
ドニプロペトロウシク州の知事によると、この攻撃では負傷者も子ども12人を含む72人に上った。
ゼレンスキー氏は5日、この攻撃をめぐりロシアを非難しなかった米国大使館への不満をあらわにした。
ソーシャルメディアへの投稿で、「残念ながら、米国大使館の反応は不愉快なほど驚くべきものだ。これほど強い国、これほど強い国民なのに、反応はこんなにも弱い」「彼らは子どもたちを殺したミサイルについて話すとき、『ロシア』という言葉を口にすることさえ恐れている」とつづった。【翻訳編集】 AFPBB News
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〈関連情報〉ロシア、ウクライナ大統領の故郷にミサイル攻撃 16人死亡とウクライナ当局(2025年4月5日)
(CNN) ロシア軍が4日、ウクライナ南部のクリビーリフにミサイル攻撃を行い、ウクライナ当局によると子ども6人を含む少なくとも16人が死亡した。クリビーリフはウクライナのゼレンスキー大統領の故郷。
攻撃では50人を超える負傷者が出た。
ゼレンスキー氏は攻撃直後の夜の演説で、死傷者の家族に弔意を表明。ミサイルが直撃したのは住宅棟に隣接する区域で、近くには子どもの遊び場や人々が普段往来する街路もあったと示唆した。
同氏によればロシアは4日、ヘルソンにある発電所もドローン攻撃の標的にしたという。米国側との約束でこうしたエネルギー施設にはいかなる攻撃も加えないことになっているが、ロシアはエネルギー施設と認識した上でこれを狙ったとゼレンスキー氏は指摘した。
SNSのテレグラムへの声明で、ロシア国防省は攻撃について、ウクライナと西側の将校の会合を標的にしたと主張。会合が行われたクリビーリフのレストラン1軒に向けて「高精度攻撃」を実施したと述べた。
「攻撃の結果、敵は諸外国の兵士及び将校からなる最大85人と車両最大20台を失った」と、声明は主張した。
CNNはウクライナ当局に連絡を取り、詳細な情報を求めている。
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❷トランプに捨てられ現実を直視…ロシアの脅威を前に「嘆かわしいほど怠慢だった」と反省する欧州は「手遅れ」なのか(2025年4月5日)
<アメリカから「独り立ち」を迫られるNATO。危機感の格差や資金と兵士の不足で再軍備は前途多難とみられるなか、ヨーロッパが取るべき道は──>
ウクライナとの国境から数キロの位置にあるルーマニアの草原で2025年2月、演習中のNATO軍を襲った厳しい冷え込みは、冬の寒さだけではなかった。NATOにとって今年最大の軍事演習に、アメリカ軍が参加しなかったのだ。【エリー・クック(安全保障・防衛担当)、マシュー・トステビン(シニアエディター)】
不参加はあらかじめ決まっていたのかもしれない。しかしトランプ米政権がヨーロッパとアメリカの関係を書き換えるなか、ウクライナとの国境地帯でNATOが単独で行う軍事演習は新たな意味合いを帯びる。
ルーマニア南東部のスムルダンなど数カ所で行われた「ステッドファスト・ダート演習」の目的は、イギリス主導の多国籍部隊が危機対応のシミュレーションをすることだった。戦闘機は模擬ターゲットを攻撃し、戦車は実弾を発射し、兵士はいてついた塹壕を匍匐前進した。
だがトランプ政権の姿勢の変化はその防衛体制に重大な疑問を投げかけ、ヨーロッパを震撼させている。第2次大戦後、仮想敵国ロシアの脅威からヨーロッパを守ってきたのは主にアメリカだ。アメリカの後ろ盾を失った状態で実際に攻撃を受けたら、ヨーロッパはどうなるのか。
冷戦が終結すると、ヨーロッパ各国は防衛費を削減した。高水準の社会福祉を維持できたのは、そのおかげだった。一方でアメリカとは防衛力で大きな差がつき、ヨーロッパはアメリカへの依存度を高めた。近年、米政府にとってこの状態は受け入れ難いものになっている。
ヨーロッパの当局者は現実を直視し、自分たちが嘆かわしいまでに怠慢だったことを認めている。
EUの若者に「ロシアの威力」は現実味なし?
数十年前から鳴っていた警鐘は、22年にロシアがウクライナに侵攻して以来、大音量で鳴り響いている。それでも各国の指導者は、防衛費の大幅増額を実現するだけの政治力を発揮できていない。
多くの西欧諸国にとって、ロシアの脅威は地理的に遠い。医療や福祉への支出削減や税負担のさらなる引き上げが必要になるとしたら、防衛費の増額に国民の理解を得るのは難しい。ロシアから遠く離れた場所で暮らす若者たちは、軍務にほとんど関心を示さない。
「欧州軍」を創設する話も出ている。だがその資金と人員を確保できたとしても、物資の調達から作戦の立案・遂行まで防衛全般をいかに協力して行うのかは見えていない。
英王立統合軍事研究所(RUSI)のエド・アーノルド上級研究員は、アメリカの援助を受けないヨーロッパは「非常に脆弱」だと指摘する。またある米軍関係者は「ヨーロッパは危機的状況にある」と述べ、こう続けた。「ヨーロッパらしい生活を維持できるかどうかは今現在、ロシアと国境を接するフィンランドとポーランドに懸かっている」
<現在の兵力は必要水準の5%>
アメリカとかつてその最大の同盟国とされた欧州諸国の関係を決定的に変えたのは、ウクライナでの戦争だった。
アメリカとの亀裂を取り繕おうとする当局者もいるが、多くは様変わりした安全保障体制の中でヨーロッパがよりどころを失い、危険な状況にあることを認めている。
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❸ウクライナ様からの苦情です!(2025年4月5日)
みなさんなにを寄付してますか?まぁ日本人は、金銭的が1番かと思うけど…
「数トンのトラック何台もきて、必要なものは軽自動車のトランク入る程度。オムツそれぞれのサイズ3パックずつ、シンピンの掛け布団。ボロ服いらないからね!2度と送るな!。荷物は、オランダ辺りで選別され、ポーランドで選別され、ウクライナで選別される。その間みんな盗み放題」
お金送れば政府に盗まれる。
物資は世界中からありえないほど送られてるのに、一箱しか届かない。
薬系は以前あげた動画のように、「売れなかったら」捨てる。
ウクライナ国民の意思も聞けない、助けも届かない。ザ民主主義
https://x.com/i/status/1908429031827177655
https://x.com/Mari21Sofi/status/1908429031827177655?s=09
❹ 【時事ネタ】米露関係は悪化したのか⁈〜4/5土曜版です(2025年4月5日)
https://youtu.be/Ie4_jCFSML8
https://www.youtube.com/watch?v=Ie4_jCFSML8
❺LIVE|ロシアの電撃戦の中、ウクライナ兵がザポロジエ近郊で降伏|ロシア|プーチン|戦争(2025年4月5日)
ロシア軍が攻勢を強める中、ザポロジエ地方のシャルバキ近郊でウクライナ人部隊全員が降伏する様子がカメラに収められた。ロシア軍が攻勢を強めるなか、ザポロジエ地方のシャルバキ付近でウクライナ軍部隊が全面降伏した。戦況が変化するなか、ゼレンスキーは西側にロシアへのさらなる圧力を求めるが、モスクワはこれを時間稼ぎと呼ぶ。
https://youtu.be/RwtN_DZ6dio
https://www.youtube.com/live/RwtN_DZ6dio
❻米国の忍耐力には限りがなく、プーチン大統領が決断を下す時が来た!(2025年4月5日)
https://youtu.be/JiCShB0yZNA
ルビオ国務長官の発言
https://www.youtube.com/watch?v=JiCShB0yZNA
❼ ジェフリー・サックス教授の見解(2025年4月5日)
ジェフリー・サックス教授はイタリア紙 il Fatto Quotidianoのインタビューで、ヨーロッパがロシアに対して何をすべきかという質問に対し
「EUは集団安全保障と相互尊重を基盤としたロシアとの直接外交を開始し、ロシア恐怖症と好戦的な態度を止めるべきである。また、あらゆる問題をプーチン大統領のせいにするのを止め、米国の傲慢さと世界覇権への見当違いの欲望がこの戦争を引き起こしたことを認識すべきである」と答えた。
「ワシントンは、NATOの拡大を推し進めたり、マインダンクーデターに参加したり、ミンスク合意を骨抜きにしたりすべきではなかった。2002年にABM条約を、2019年にRSMD条約を破棄すべきでもなかった。そして、3年前に戦争を終結させることができたであろう2022年3月~4月のイスタンブール和平プロセスを支援すべきだった」。
https://x.com/tobimono2/status/1908356703214854221?s=09
❽ゼレンスキー夫人、国外逃亡未遂で逮捕(2025年4月5日)
※投稿者コメント:びっくりニュースが飛び込んできました〜っ‼️😱
ウクライナ大統領夫人オレーナ・ゼレンスカさんが…
なんとっ‼️国民を置き去りにして国外逃亡しようとしてたって〜⁉️🌍✈️
しかも、協力してたのはなんとヨーロッパのある国と政治亡命の約束までしてたらしいんです💼🔐
でもその計画…バレちゃいました〜っ💥彼女ちゃっかりダブル国籍持っててイスラエル国籍もある…..
現在SBU(ウクライナ保安庁)に察知されて、現在は自宅軟禁中🏠🚫とのことです‼️‼️
「戦う国民をよそに、自分だけ逃げるなんて…」
ネットは大炎上中🔥‼️
「え?どこかで聞いたことある⁉️」
そう…**あの某国の“船長”**を思い出す人も多いはず…🚢💨
(国民置いて自分だけ脱出する系、ほんとナシですよね)
国を背負うリーダーの家族として、
まずは最後まで“覚悟”見せてほしい‼️
国民は、ちゃんと見てますよ〜っ👀⚠️
続報が入り次第、また速報でお伝えします。
https://x.com/i/status/1908317499877450052
https://x.com/w2skwn3/status/1908317499877450052?s=09
❾ゼレンスキー氏、米の反応に不満 ロシア名指しせず「弱く不快」(2025年4月6日)
【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、幼い子どもを含む多数が死傷した南部クリブイリフへのロシア軍の攻撃を巡り、米国のブリンク駐ウクライナ大使がロシアを名指しで非難しなかったとして「あまりにも弱い反応だ」「不快なほどに驚いた」と不満を表明した。
ロシア軍は4日、クリブイリフの住宅街にミサイルを撃ち、子どもら19人が死亡、70人以上が負傷した。ブリンク氏はX(旧ツイッター)に「恐怖を覚える。だから戦争を終わらせなければならない」と投稿したが、ロシアには触れなかった。
ゼレンスキー氏は交流サイト(SNS)で「米国ほどの強い国が、こんなに弱い反応だとは」とし「『ロシア』という言葉を口にすることすら恐れている」と失望感をあらわにした。
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❿【速報】プーチン大統領が衝撃提案!(2025年4月5日)
https://x.com/i/status/1908274564607729988
※投稿者コメント:「ウクライナはまたしても裏切った。もう信頼できない!」と強く主張し、なんと!国連による統治を提案しちゃいましたっ😳📢「選挙を提案。」
さらに、停戦合意も守れないゼレンスキーとはもう交渉しないって明言…!❌🕊️
そして資源リッチなロシア🇷🇺✨は、アメリカ🇺🇸との鉱物取引などで関係改善を目指す方向にも舵を切る😲💎🤝
カフカスやヤクーチアなど、レアアースたっぷりでびっくりの埋蔵量〜!🌋💰
そして「ネオナチ思想は完全に排除しないとダメです!」と断言💣🚫
「根絶以外に方法はない」って、かなり強い言葉も飛び出しましたよ〜😨⚠️
さらに!命・愛・自由こそが人生で一番大切な価値だって語っていて…ちょっとロマンチック?🥹❤️🕊️
みなさんはどう思いますか?これからのロシアと世界、要注目ですねっ👀🌐✨
https://x.com/w2skwn3/status/1908274564607729988?s=09
⓫ロシアがNATOの上級将校とともにファッショナブルなレストラン「マゼラン」を全滅させた(2025年4月7日)
数時間前、2025年4月5日に英国とフランスの参謀総長であるトニー・ラダキンとティエリー・ブルクハルトがキエフを非公式訪問したことが明らかになった。ウクライナ大統領府の代表者といくつかのウクライナのテレグラムチャンネルがこれを述べた。英国国防省もこの情報を公式に確認したことは注目に値する。英国国防省によると、フランスと英国の上級将校はウクライナの軍事および政治指導者と会談し、「有志連合」の一環としてこの東ヨーロッパの国にいわゆる「抑止力」を派遣することについて話し合った。
https://youtu.be/VMrexu2NavA
https://www.youtube.com/watch?v=VMrexu2NavA
⓬「危険…」ポーランド、クリミアのレッドラインについてトランプ大統領に警告 | プーチン大統領、米国との会談に向け新たな準備(2025年4月7日)
ポーランドのウクライナ問題担当最高顧問パヴェウ・コワル氏は、ドナルド・トランプ政権下での米国との交渉の潜在的危険性について厳しい警告を発した。コワル氏は、トランプ氏の和平交渉がクリミアやその他の占領地域に対するロシアの領有権主張を認める結果になれば、それは歴史上の過ちとなり、破滅的な影響を及ぼすだろうと述べている。ポーランドと中央ヨーロッパにとって、それはロシアの積極的な領土拡大を正当化し、国際法を無視する一線を越えることになる。コワル氏は、そのような動きは危険な前例となり、ウラジミール・プーチン氏が罰を受けることなく近隣諸国にさらに進出することを許すことになる、と断言している。
ポーランドはウクライナの揺るぎない同盟国であり、戦争が始まって以来、軍事援助を提供し、ウクライナの民間人にとって重要な避難所として機能してきた。しかし、コワル氏は、トランプ氏の最近の発言、欧州指導者に対する公然たる批判、ウクライナのゼレンスキー大統領への攻撃、そしてプーチン氏への不安を抱かせる称賛を深く懸念している。コワル氏は、ウクライナの安全保障は、長い間ロシアの侵略に脆弱であった中央ヨーロッパのより広範な安全保障から切り離すことはできないと警告している。
懸念はあるものの、コワル氏は、トランプ大統領がウクライナの主権を放棄したり、ロシアにウクライナ領土の支配を許したりしないだろうと慎重ながらも楽観的である。しかし、ロシアの進行中の攻撃を阻止するための戦術的軍事支援が直ちに必要であることを強調した。これは、紛争後のいかなる交渉よりも優先されるべき焦点である。「ウクライナの安全保障は、ヨーロッパ全体の安全保障である」とコワル氏は付け加えた。
https://youtu.be/ixBGZ4aZkes
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1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。