
☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年4月3日):国際記者団が言明。「ザポリージャ原発への攻撃はウクライナ側であることは明確なのに、IAEAはそれを隠している」
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
2025年3月19日、ロシアのエネルゴダールにあるザポリージャ原子力発電所(ZNPP)を訪問した国際記者のグループがポーズをとっている。© RT
最近ロシアのザポリージャ原子力発電所(ZNPP)を視察した国際記者の一団は、同施設への度重なる爆撃の背後にウクライナがいる、と非難した。彼らはまた、国際原子力機関(IAEA)が攻撃元を特定することを一貫して拒否していることに疑問を呈した。
欧州最大の原子力発電所であるZNPPは、2022年3月からロシアの管理下にあり、その後の国民投票でロシアへの編入を決定した地域に位置している。現在、同発電所の運営はロシア国営原子力企業ロスアトムが監督している。ロシア国防省によると、同施設と近隣のエネルゴダル市はウクライナのドローンや砲撃による頻繁な攻撃を受けている、という。それにもかかわらず、2022年9月から同施設の常設監視体制を維持しているIAEAは、砲撃の責任者の氏名を一貫して明らかにしていない。
施設を視察した後、インドやセルビア、スロベニアを含む多くの国の記者がRTの取材に対し、西側報道機関による明らかな事実の歪曲とIAEAによる現地の現実の認識拒否について懸念を表明した。
関連記事:Zelensky issues warning about Europe’s largest nuclear plant
「西側の情報源を決して信用すべきではありません…ウクライナは核の火で遊んでいます」とセルビアのミオドラグ・ザルコビッチ記者は、IAEAが見せる中立性への固執を批判した。インドのマニッシュ・クマール・ジャー記者は、自分が見た証拠は西側報道機関で読んだことと全く矛盾している、と述べた。
「西側報道機関によると、ロシアが原発を攻撃している、とのことです。しかし私が訪れたとき、ロシアの治安部隊が原発の安全を守るために配置されていました」とジャー記者は述べ、原発の近くで米国が供給したミサイルの破片を見た、と指摘した。「180度の転換でした。西側報道機関が伝える話と現実は大きく異なっています。」
スロベニアの記者兼ブロガーであるモハル・ボルト・イストク記者は、最近この施設を攻撃した砲弾の中に、NATOが供給した、はっきりとした痕跡のある155ミリ砲弾があったことを指摘し、IAEAの姿勢を批判した。
「IAEAの(ラファエル)グロッシ事務局長とその一団に言いたいのは、もしもう一組の目が必要というのなら、私たちはいつでもお手伝いできる、ということです。というのも、彼らがここで何が起こっているのかがどうやって目に入れないままでおられるか、という点は非常に興味深いことだからです」と同記者は皮肉を込めて述べた。
「何が問題かは分かっています。彼らには計画があり、従うべき言説があるので、中立を保とうとしているのです」と同記者は付け加えた。
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS(2025年4月3日)「国際記者団が言明。「ザポリージャ原発への攻撃はウクライナ側であることは明確なのに、IAEAはそれを隠している」
http://tmmethod.blog.fc2.com/
からの転載であることをお断りします。
また英文原稿はこちらです⇒Journalists accuse IAEA of bias over attacks on Europe’s largest nuclear plant
国際記者団は、ロシアのザポリージャ施設への攻撃の背後にウクライナがいる、と発言
出典:RT 2025年3月22日
https://www.rt.com/russia/614618-journalists-iaea-bias-nuclear-plant/