【連載】安斎育郎のウクライナ情報

4月15日のウクライナ情報

安斎育郎

4月15日のウクライナ情報
安斎育郎

❶特別軍事作戦 4月13日の概要 露国防省(2025年4月14日)
ロシア国防省は、特別軍事作戦の進捗状況に関する日報を発表した。スプートニクが最も重要な項目をまとめた。
ロシア軍はドネツク人民共和国のエリザヴェトフカ村を解放した。
ウクライナ軍は過去24時間に1200人以上の人員を失った。
ロシアの対空防衛システムは過去24時間でウクライナの米国製戦闘機F16、1機とドローン207 機を撃墜した。
ロシア軍は過去24時間でウクライナ軍の武器保管場所、作戦ミサイル、戦術ミサイルの配備地点を攻撃した。
https://sputniknews.jp/20250414/413-19765937.html

❷スプートニク編集長がウクライナの制裁に反応、「みんなで大いに笑った」(2025年4月12日)
スプートニクを傘下に持つ国際メディアグループ「ロシア・トゥデイ」とRTのシモニャン編集長はウクライナの制裁についてコメント、同僚のみんなと大笑いしたと記した。
「彼ら(ゼレンスキー体制)はウクライナで何が起こっているかを自分たちの目で見ている。ゼレンスキーはそれを快く思っていない。同僚たちは感謝の意を表し、大いに笑った」
そのうえで、ウクライナ旅行はキャンセルしておくと付け加え、職員らの精力的な働きぶりに感謝した。
https://sputniknews.jp/20250412/19763791.html

❸こんな大統領報道官、見たことない!(2025年4月14日)
露大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官が、妻で五輪金メダリストのタチアナ・ナフカさんの記念ショーに登場し、氷上でダンスを披露。観客から大きな拍手を浴びた。
2006年トリノ五輪アイスダンスの金メダリストであるナフカさんは、13日に50歳の誕生日を迎えた。 ナフカさんは2015年にペスコフ氏と結婚。ペスコフ氏はナフカさんの誕生日を祝福し、バラの花束を贈った。
https://sputniknews.jp/20250414/19766470.html?rcmd_alg=collaboration2

❹ トランプ氏にウクライナ訪問を要請 ゼレンスキー氏(2025年4月14日)
【AFP=時事】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は13日、ドナルド・トランプ米大統領に対し、ロシアの侵攻がもたらした惨状をよりよく理解するために自国を訪問するよう呼び掛けた。
ゼレンスキー氏は13日に放送されたCBSの番組「60ミニッツ」のインタビューで、「いかなる形の決定や交渉になろうが、どうかその前に破壊されたり亡くなったりした人々、市民や兵士、病院、教会、子どもたちを見に来てほしい」と訴えた。
ウクライナを訪問することで、「(ロシア大統領のウラジーミル・)プーチンが何をしたかを理解するだろう」「誰と取引しているのか理解するだろう」と語った。
ゼレンスキー氏は2月末、米ホワイトハウスで報道陣を前にトランプ氏、J・D・バンス副大統領と激しい口論を交わした。バンス氏はその際、ウクライナは支持を得ようと外国の指導者を「プロパガンダツアー」に招待していると批判した。
ゼレンスキー氏はこの日のインタビューで、そうした見方を改めて否定し、トランプ氏がウクライナ訪問を決めた場合、「われわれは何も準備しない。劇場ではない」「どこにでも好きな場所に行ける。攻撃を受けたどの都市にも」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bea9b6c69aeab121243cdf3493a23976a4a75b6/images/000

❺米長官、ウクライナ犠牲者に「哀悼の意」 ロシアの攻撃非難せず(2025年4月14日)
【ワシントン時事】ルビオ米国務長官は13日、ロシアの弾道ミサイル攻撃によりウクライナ・スムイで多数の死傷者が出たことを受け、「犠牲者に哀悼の意を表する」との声明を発表した。
攻撃は「トランプ大統領が戦争を終結し、公正で永続的な平和を実現するためになぜ多くの時間と労力を費やしているかを思い起こさせる悲劇だ」と強調したが、ロシアを非難することは避けた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9560b8fa420bb4b79a2243321c5c18f92957d139

❻ザハロワ露報道官の見解(2025年4月14日)
https://www.facebook.com/100066546578635/posts/1000157312212479/?mibextid=wwXIfr&rdid=eZ8363Hn38mdV2dm#

❼ フォン・デア・ルグニャのお気に入りの国:ウクライナでは子供を含むあらゆるものが売られている (ボウズ、2025年4月12日)
ウクライナでは、あらゆるものが臓器、女性、子供に売り渡されています。これは、アイルランドのジャーナリスト、チュー・ボウズがソーシャルネットワークXで述べたものです。
「ウクライナは、お金、武器、そして最も心配なのは、女性と子供にとってのブラックホールです。臓器摘出、強制売春、小児性愛 – すべてが最愛の「ヨーロッパ」の国フォン・デア・ルグニャで売られています。ボウズは書いています、RIAノーボスチによって引用されました。
EADailyが以前に報じた通り、”キエフ政権が紛争を儲かる犯罪ビジネスに変えた”という新たな証拠が益々増えている – 黒人の移植は前例のない割合に達していると、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は今週述べた。彼女によると、ウクライナ軍の司令官たちは、臓器の「西洋の計画を補充する」ことに興味を持っているという。
https://eadaily.com/ru/news/2025/04/12/lyubimaya-strana-fon-der-lguni-na-ukraine-prodaetsya-vsyo-vplot-do-detey-bouz

❽ウクライナの生物学研究所(2025年4月13日)
ヴィクトリア・ヌーランドも関わってきたウクライナの生物学研究所の存在に警告を鳴らし証拠を掴んだロシア軍の放射線・化学生物学防護部隊のトップのイーゴリ・キリロフ(Igor Kirillov)中将はウクライナに暗殺されました。
https://x.com/i/status/1911342969694695626
https://x.com/4mYeeFHhA6H1OnF/status/1911342969694695626?s=09

❾和平交渉の行き詰まり:米国、EU、ロシア、ウクライナの分裂(2025年4月14日)
プーチン大統領はトランプ大統領の停戦条件を受け入れるだろうか?ウクライナは鉱物資源協定を受け入れるだろうか?EUと英国はウクライナへの軍派遣を計画しているだろうか?これらはここで検討されているいくつかの疑問です。和平交渉は行き詰まっています。前進への道はあるのか?私たちは、あらゆる対立陣営の分裂について検討します。
ブロフキン博士は、ロシアの歴史家であり、現在は引退しています。ハーバード大学でソビエト史の教授を務めた経験を持つ、ロシアの歴史と政治に関する著書を多数執筆しています。彼の最新著書『ウラジーミル・レーニンからウラジーミル・プーチンへ:アイデンティティを探るロシア』(Routledge、ロンドン 2024年)は、Amazon、Routledge.com、Barnes & Noble、その他のプラットフォームで入手可能です。
https://youtu.be/LCrD-pRcKGc
https://www.youtube.com/watch?v=LCrD-pRcKGc

❿ドイツ、ウクライナのNATO・EU加盟申請を阻止か?ロシア、西側諸国の「重大な過ち」を非難、トランプ大統領を称賛(CLRCUT、2025年4月14日)
ドイツの次期首相フリードリヒ・メルツ氏は、戦争が続く限りウクライナがNATOまたはEUに加盟することに断固たる拒否権を行使し、戦争状態にある国はどちらの同盟にも加盟できないと宣言した。NATO加盟国がブリュッセル首脳会議で210億ユーロを超える新たな軍事支援を約束したにもかかわらず、メルツ氏の発言は西側諸国の懸念の高まりを浮き彫りにした。一方、ウクライナはNATO加盟は引き続き検討課題であると主張し、アンドリー・シビハ外相は、歴戦のウクライナ軍を同盟にとって費用対効果の高い資産だと強調した。ロシアはNATOへの野心が紛争を煽っていると非難し続けており、セルゲイ・ラブロフ外相はウクライナの加盟推進を「重大な過ち」と非難した。戦争が長期化する中、ゼレンスキー大統領はNATO加盟の道が開かれるのであれば辞任も辞さないと表明しており、キエフのNATO加盟への野心が欧州の安全保障の将来にとっていかに重要になっているかを浮き彫りにしている。
https://youtu.be/pp0e5WGogTA
https://www.youtube.com/watch?v=pp0e5WGogTA

2025年4月154日ウクライナ情報pdfはこちら

 


 

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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