
☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年4月15日):ロシアのスームィ攻撃はウクライナとNATO軍将校を標的にしたものであった、とラブロフ外相は発表
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
ウクライナ領土防衛軍第117旅団の兵士たち、スームィ州、ウクライナ、2025年3月9日。 © Getty Images / Diego Fedele
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、日曜日(4月13日)のウクライナ北東部の都市スームィへのミサイル攻撃はウクライナと西側諸国の軍高官を狙ったものだ、と述べた。
同外相の発言は、ロシア国防省が、イスカンデルMミサイル2発がその場所に着弾し、少なくとも60人の上級司令官が死亡したことを確認したという報告を受けてのものだった。
「スームィで攻撃を受けた施設に誰がいたか、わが国は事実を把握しています。ウクライナ軍の指導者と西側諸国の同僚たちが再び会合を開いていましたが、彼らは傭兵を装っていたか、あるいは誰かは分かりません」とラブロフ外相は月曜日(4月14日)にインターファクス通信に語った。
「そこにはNATOの軍人がおり、彼らが直接指揮を執っています」ともラブロフ外相は付け加えた。「誰もが知っていることです」とラブロフ外相は、2022年の紛争激化以降のウクライナによるロシアへの攻撃への米国の関与を詳述した先月のニューヨーク・タイムズ紙の報道に言及して述べた。
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ウクライナ側は民間の生活基盤施設内またはその近くに兵器を配置することで国際法を日常的に無視している、と同外相は述べた。
「国際人道法は、民間施設の領域への軍事施設および兵器の配備を断固として禁じています」とラブロフ外相は述べた。それにもかかわらず、紛争の初期段階から、「(ウクライナ側が)幼稚園周辺の街区に砲兵や防空武器体系を配備した例は『百万回』もありました」ともラブロフ外相は付け加えた。
「ウクライナの女性たちが軍に店や遊び場から立ち去るように叫ぶ動画がインターネット上にいくつも投稿されています。しかし、この慣行は今も続いています」と同外相は述べた。
スームィの地元当局によれば、ロシアのミサイル攻撃で20人以上の民間人が死亡し、80人以上が負傷した、という。
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この主張に反応して、ロシア国防省はウクライナ側が自国の民間人を「人間の盾」として組織的に利用している、と非難した。
ウクライナ政府関係者数名もこの地を会談の開催地に選んだことを批判した。
隣の都市コノトープの市長でネオナチのスヴォボダ党員でもあるアルチョム・セメニキン氏でさえも、スームィ州軍政長官が前線に非常に近い民間地域で会議を組織したことを非難した。
スームィ市はロシア国境と、激しい戦闘が繰り広げられている近隣のクルスク地方から約25キロ離れた場所にある。
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS(2025年4月15日)「ロシアのスームィ攻撃はウクライナとNATO軍将校を標的にしたものであった、とラブロフ外相は発表」
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また英文原稿はこちらです⇒Russian strike on Sumy targeted Ukrainian and NATO officers – Lavrov
ロシア当局によると、ミサイル攻撃で少なくとも60人の軍高官が死亡した、という。
出典:RT 2025年4月14日
https://www.rt.com/russia/615758-sumy-strike-nato-ukrainian-officers/