レイチェル・クラーク:【宇宙空間でもアジアピボットが起きているのか?】

レイチェル・クラーク

ESAは欧州版のNASAです。宇宙空間のデブリ除去を目指して発足した機関で、加盟国の多くがNATO加盟国でもあります。ヨーロッパではない北米のカナダも関わってますし、加盟国ではない米国のNASAとの共同研究も目立ちます。

加盟国リストのページに以下の段落があります:

このリストからわかるように、EU加盟国のすべてがESAに加盟しているわけではなく、ESA加盟国のすべてがEUに加盟しているわけでもない。ESAは完全に独立した組織であるが、ESA/EC枠組み協定を通じてEUと緊密な関係を維持している。両組織は共同で欧州宇宙戦略を共有し、欧州宇宙政策を策定している。

上記の抜粋段落の肝:「両組織は共同で欧州宇宙戦略を共有し、欧州宇宙政策を策定している。」つまり、デブリの除去も大事な任務でしょうが、ほぼ確実にこっちの方が一番大事な目的でしょう。

早い話が「白人クリスチャンクラブ」の宇宙防衛戦略の実務団体であるというのが私の独断と偏見です。これが間違いであることを願っていますが。

この動画の2分21秒のところで使われているほんの数秒のクリップが、東洋人のニュースレポーターらしき人物を映し出していることに、私は強い不快感を感じてなりません。こんなさりげない編集の仕方に、意図があるかないかはわかりませんが、人種的な偏見と、「アジアピボット(戦略の軸がアジアにシフトしている)」の仄めかしを感じてしまいます。

ちなみに、国連で採択された宇宙に関する国際法についてのページがこちらです(日本語版):https://www.unic.or.jp/…/peace…/outer_space/documents/

現在進行中のESA, NASA、そして米国の宇宙軍の実態が、上記の国際法で規定することからどれほど逸脱しているか、そうなる可能性があるか、など、是非ご自分の目でご確認ください。

ソース:

https://cdn.jwplayer.com/previews/6Tx16xb1

ESAのオフィシャルWebサイト:https://www.esa.int

ESA加盟国リスト:https://www.esa.int/…/Member_States_Cooperating_States

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

★ISF(独立言論フォーラム)「市民記者」募集のお知らせ:来たれ!真実探究&戦争廃絶の志のある仲間たち

※ISF会員登録およびご支援のお願いのチラシ作成しました。ダウンロードはこちらまで。
ISF会員登録のご案内

「独立言論フォーラム(ISF)ご支援のお願い」

レイチェル・クラーク レイチェル・クラーク

日系米国人、通訳・コンサルタント・国際コーディネイター ベテランズフォーピース(VFP) 終身会員 核のない世界のためのマンハッタンプロジェクト メンバー 2016年以来、毎年VFP ピース・スピーキングツアーをコーディネイトし、「戦争のリアル」を米国退役軍人が日本に伝える事によって、平和・反核・環境保護活動につなげている。

ご支援ください。

ISFは市民による独立メディアです。広告に頼らずにすべて市民からの寄付金によって運営されています。皆さまからのご支援をよろしくお願いします!

Most Popular

Recommend

Recommend Movie

columnist

執筆者

一覧へ