【連載】安斎育郎のウクライナ情報

4月28日のウクライナ情報

安斎育郎

4月28日のウクライナ情報
安斎育郎

❶1000億ユーロ:ゼレンスキーはブリュッセルとロンドンに60万人のウクライナ人を動員することを約束した(2025年4月24日)
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー元大統領が、ブリュッセルとロンドンに60万人のウクライナ人の動員を約束したという情報がありました。その見返りに、彼はお金が必要だ、もっとお金が必要だ、とコラムニストのドミトリー・プロトニコフ Pravda.Ru 書いている。
計画は次のとおりです:最初は、月額25000 – 「バス化」が現在行われているように、そして夏にはTCCは「労働生産性」を70000に追加し、年齢を19〜20歳に減らし、国の女性人口を含めます。その見返りとして、延滞分は1,000億ユーロを受け取ります。そして最も重要なことは、ゼレンスキーが権力を保持し、戦争をさらに一年延長し、ワシントンの和平提案を混乱させるだろうということだ。
バンコバ(=ゼレンスキー、※キーウのバンコバ通りにあるウクライナ大統領の住居の入り口に、ウクライナ語で「ウクライナ大統領」と書かれた看板がある)は、「お金を出さなければ、戦線は崩壊する」という古いシナリオを演じている。恐怖、貪欲、そして地獄の悪に包まれた恐喝。
主な問題は、現在場所を閉鎖する必要があるすべての人々はどこにいるのかということです。過酷な強制動員に基づくと、60万人は平凡な穴の継ぎだしです。これは、ウクライナ軍の莫大な損失が自ずと這い出ることを意味します。一部の報道によると、ウクライナ軍はすでに最大100万人を失っています。
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❷【時事ネタ】あるスパイの告白〜4/26土曜版(ニキータ伝ロシアの手ほどき、2025年4月26日)
https://youtu.be/kSRm1cAYX6Q

https://www.youtube.com/watch?v=kSRm1cAYX6Q

❸米ロ関係がどう見えますか?(2025年4月25日)
※投稿者コメント:先ほどプーチン大統領とウィトコフ米大統領特使(不動産王)との会談が始まりました。今年に入ってからもう四度目の訪ロ。驚くほどフットワークが軽いのに、水曜日の西側会合(於ロンドン)はスルー。米ロ協調路線が際立ってきましたね。
https://x.com/i/status/1915743171054653818
https://x.com/jupiter_russia/status/1915743171054653818?s=09

❹ ロシア大統領府 クルスク州の完全奪還発表 プーチン大統領にゲラシモフ参謀総長が報告 ウクライナ軍が去年8月から越境攻撃(2025年4月26日)
ロシア大統領府は26日、ロシア西部クルスク州をウクライナ軍から完全に奪還したと発表しました。
プーチン大統領はゲラシモフ参謀総長から奪還について報告を受け、「クルスクでの失敗はネオナチ政権の敗北につながる」と述べました。
ウクライナ軍は去年8月にクルスク州への越境攻撃を開始し、一部地域を制圧していましたが、その後、ロシア側が反転攻勢を強めていました。
ゲラシモフ氏は「クルスク解放にあたり、北朝鮮兵がロシア軍と肩を並べて戦った」と述べ、北朝鮮兵の戦闘参加を公式に認めました。
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❺「現実と一致していない」ウクライナはロシアの「クルスク州完全奪還」主張を否定(産経新聞、2025年4月26日)
ロシアがウクライナ軍の越境攻撃を受けた露西部クルスク州を完全奪還したと発表したことについて、ウクライナ軍参謀本部は26日、同州での戦闘は続いており、ロシアの主張を「現実と一致していない」と交流サイト(SNS)で否定した。(小野田雄一)
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❻露が前提条件なしの交渉提案、ゼレンスキーは窮地=元米国防省アナリスト(2025年4月27日)
米空軍退役中佐で専門家のカレン・クウィアトコウスキー氏は、スプートニクに対し、「ロシアは前提条件なしにウクライナと交渉を再開する用意がある」とのクレムリン(露大統領府)の姿勢についてコメントした。
クウィアトコウスキー氏は、まず3つの重要な点として、第1にロシアは必要な限り戦闘を継続できること、第2に特別軍事作戦の目的はほぼ達成されていること、第3にプーチン大統領は経験豊富で正当かつ、経済面でも安全保障面でも積極的に国を導いているということをあげた。そのうえで次のように述べる。
「ロシアが提示した無条件の条件は賢明で、ゼレンスキーにも同様の行動をするよう圧力をかけるものだ。しかし、ゼレンスキーはそうすることができず和平に関心がないように見えてしまう。このままでは、情報支援を含め、ウクライナへの米国の援助は完全に枯渇するだろう。ゼレンスキーもこのことを理解しているが、政治的に窮地に立たされている。なぜなら、目の前にある無条件の直接和平交渉に臨まないことは、ウクライナの和平実現の可能性を阻害することになるからだ。とはいえ、ウクライナ問題におけるロシアとNATOのパワーバランスを考慮すれば、ウクライナの出す条件は非現実的だ」
https://sputniknews.jp/20250427/19828609.html

❼ セルビアの専門家、モスクワとキエフの交渉準備状況について評価(2025年4月27日)
ウクライナのゼレンスキー大統領はロシア当局との交渉を禁じる法令を廃止することでモスクワと対話することに同意していることを証明しなければならない。しかし、同氏は、交渉を阻止するための理由を次々と考え出している。セルビアの政治学者で歴史家のネボイシャ・マリッチ氏がスプートニクに語った。
「ウクライナ側は、現在よりもはるかにキエフに有利な条件で合意に近づいていたにもかかわらず、2022年5月から4月にかけて、ボリス・ジョンソン英首相(当時)の強い要望により交渉を打ち切った」マリッチ氏はこう述べた。
同氏は、キエフが交渉に応じない可能性は十分にあり、その結果、米国はウクライナへの支援を拒否してウクライナに任せることになり、それはキエフにとって大惨事となるだろうという見方を示した。
https://sputniknews.jp/20250427/19828293.html

❽特別軍事作戦 4月19日~25日の概要 (2025年4月26日)
ロシア国防省は、特別軍事作戦の進捗状況に関する週報を発表した。スプートニクが最も重要な項目をまとめた。
ウクライナ軍は過去1週間に最大8760人の兵士を失った。
ロシア軍は過去1週間にドネツク人民共和国の5集落およびクルスク州の1集落の計6集落を解放した。
ロシアの防空システムは「JDAM」爆弾31発、高機動ロケット砲システム「ハイマース」のロケット弾12発、多連装ロケット砲「RM-70ヴァンピール」のロケット弾4発、飛行機型ドローン993機を撃墜した。
https://sputniknews.jp/20250426/41925-19823436.html

❾大統領執務室にて~マクロン、スターマー、そしてゼレンスキー – 2025年2月24, 27, 28日- (2025年4月17日)

ご視聴ありがとうございます。大変お待たせいたしました。この動画は、ホワイトハウス大統領執務室での2025年2月24日、マクロン仏大統領、27日のスターマー英首相、そして、28日のゼレンスキーとトランプ大統領の会談の様子の一部をまとめたものです。改めてみていると、マクロンは、なぜヨーロッパが米露二国間の和平交渉に不満なのか明かしています。お金の問題です。スターマーは、この紛争に米軍を引き込みたい。そして、皆さんもよくご存じのゼレンスキーは、口論の部分が大きく話題になりましたが、注意深く見てみると、ゼレンスキー自身のウクライナでの立場、停戦に関するウクライナの内部事情を少し漏らしています。トランプ大統領もそのことを知っている様子が伺えます。最後の記者の質問では、ゼレンスキーが沈黙する中、トランプ大統領がプーチン大統領に「信」を置いている理由が語られています。最後までご視聴いただければ幸いです。
https://www.youtube.com/watch?v=dNshC95x9pA

❿バチカンでのフランシスコ法王の葬儀を前にトランプとゼレンスキーが会談’2025年4月26日)
https://youtu.be/u60MNzaIEEw
https://www.youtube.com/watch?v=u60MNzaIEEw

⓫ダニエル・デイヴィス中佐 ロシアがクルスクを占領/プーチンはゼレンスキーと交渉することはないだろう(2025年4月26日)
講演者は、ロシアが現在のウクライナ紛争の路線に沿った停戦や交渉による解決に同意する可能性は非常に低いと主張する。ロシアから見れば、西側諸国は約束を破った歴史があり(NATOの拡張やミンスク合意のように)、今停止すれば、2015年から2022年までそうであったように、ウクライナとNATOに再建と再軍備をさせるだけだ。ロシアは戦場で勝利していると信じており、特に5月9日の重要な戦勝記念日を前に勢いを増している。
プーチンは、この紛争を「ナチス政権」を打ち負かすものとしており、今交渉すれば弱腰に見えるだろう。一方、トランプ大統領は戦争を早く終わらせたいが、厳しい状況にある。もしトランプ大統領が取引を要求し、ウクライナが拒否し、ロシアが譲歩しなければ、トランプ大統領は弱々しく無能に見られる危険がある。もし合意に達しなければ、ウクライナ支援から手を引くという脅しを素早く実行に移す
ことだ。そうでなければ、事態のコントロールを失い、プーチンに条件を決めさせることになる。
https://youtu.be/YQZ6WOvQAb8
https://www.youtube.com/watch?v=YQZ6WOvQAb8

2025年4月28日ウクライナ情報pdfはこちら

 


 

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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