
☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年5月2日):ライナー・フュエルミヒ裁判:弁護側裁判官忌避の要求。フュエルミヒ、裁判長への「最後の言葉
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
[これは、原文ドイツ語の記事の翻訳であり、Global Researchによって確認されています。]
4月14日の公判期日が土壇場で中止されたため、ライナー・フュエルミヒ博士に対する公判は2025年4月15日(火)に再開され、審理50日目を迎えた。この日の弁護団は、カティア・ヴェルマーとエドガー・ジームントの2名だった。
クリストフ・ミゼレは再び欠席し、トビアス・ポールは病気のため任務を解かれた。検察側では、これまで名前が知られていなかった若い女性が代理として出廷した。
午前9時30分頃の審理開始に際し、カティア・ヴェルマーは物議を醸す点を指摘した。2024年3月、シンドラー裁判長が証人ヴィヴィアーネ・フィッシャーに書類を渡す際に「du」(ドイツ語の親称。「Sie」が敬称)と呼びかけたことを複数の証人が確認したと証言している。このことから、両者の間に私的な接触があった可能性が疑われた。ヴェルマーはシンドラー裁判長に対し、口頭で忌避申立てをおこなった。これについては、4月22日までに書面で理由を提出する必要がある。裁判長は苛立ちを露わにした。
ヴェルマーはまた、弁護団に対する継続的な迫害に対処しようとした。裁判の傍聴者の中には、再び、原告自身を含む複数のメンバーによって管理されているサイバーいじめグループの著名なメンバーがいた。しかし、裁判長は直ちにその話題を遮り、ヴェルマーに異議を文書で提出するよう命じた。彼女の発言時間は制限され、最終弁論は正午までに終了しなければならなかった。
するとヴェルマーはシンドラー裁判長に直接こう語った:
「あなたは私から適切な弁護を望んでいたでしょう。私は適切な刑事裁判を望んでいました!」
熱のこもった、分析的で断固としたカティア・ヴェルマーの弁護
カティア・ヴェルマーは、明らかに憤慨しながらも修辞的には要点を押さえており、昼休みまでの時間を利用して見事な最終弁論をおこなった。
彼女はわずか3時間弱で、審理の概要を鮮やかに説明した。冒頭から、ライナー・フュルミッヒのメキシコからの不法逮捕と架空の送還をめぐる「汚い手口」、地方判事による公正な審理の拒否、そして本審理における重大な手続き上の歪み(2024年5月の証拠調べの突然の中止、刑事訴訟への公開アクセスの原則に違反して7月以降に書面手続きのみを導入したこと、証拠提出の申し立てをすべて却下し、多数の偏見申し立てを組織的に却下したこと、さらには弁護側が自主的に召喚した証人に対してさえも質問する権利を厳しく制限したこと)までを説明した。
彼女は、ライナー・フュエルミヒに対する告発は根拠がなく、訴訟手続き自体が政治的動機に基づいていると主張した。彼女は、民主的な憲法国家においては、弁護側が違法性を主張する完全な権利があり、特に訴訟手続きの主要原則が侵害されたという印象が生じた場合、その権利は当然であると強調した。
ヴェルマーは情熱的な言葉選びと的確な論拠で、まるで「激怒した母親」のようなエネルギーで依頼人を弁護した。傍聴人たちは、彼女が「要点を押さえ、あらゆる手段を尽くし、全力を尽くした」と評した。
特に衝撃的だったのは、裁判所の調査に対し、連邦刑事警察庁(BKA)が、みずから書類の文面は連邦刑事警察庁に典型的な文体ではないと述べたことだ。この発言は否定ではないから、この文書が連邦刑事警察庁内で作成された可能性も「排除できない」のだ。
ライナー・フュエルミヒと弁護人 カティア・ヴェルマー
衝撃的な文書:正体が定かではないBKAファイル
カティア・ヴェルマーはまた、同僚のクリストフ・ミゼレ博士が2024年4月にドイツ情報機関に近い内部告発者から受け取ったとされる文書についても言及した。ヴェルマーは、弁護人がこのような機密文書を法廷に提出する際、決して軽々しくおこなうべきではないと強調した。つまり、弁護人は、自らの発言が及ぼす影響を理解しており、法廷では真実のみが優先されることを理解しているはずだと想定しなければならない、との趣旨だ。
特に物議を醸したのは、裁判所の調査に対し、連邦刑事警察庁(BKA)自身が、書類のスタイルがBKAの通常の使用法と一致していないと述べたが、その内容については否定しなかった点だ。
反体制とその犯罪化:根拠薄弱な組み立て
ヴェルマーは、フュエルミヒを反体制派として仕立て上げた点にも鋭く批判を加えた。捜査ファイルは「背信行為」という具体的な容疑に焦点を当てるのではなく、「コロナウイルス関連」や「国家安全保障に関連」といった用語で溢れかえっていた。依頼人の名前は「反ユダヤ主義」「水平思考派」「陰謀論者」といった流行語と体系的に結び付けられていた。ヴェルマーによれば、これは法執行機関をイデオロギー的に扇動し、政治的圧力をかけるための、意図的かつ計算された動きだったという。
裁判長のこれまで明らかに優越感に満ちた笑顔は吹き飛び真顔になった。昼休みの間、カティア・ヴェルマーは傍聴人たちから拍手喝采を浴びた。
爆発的なパワーを持つ「最後の言葉」でフュエルミヒ応酬: エネルギッシュ、戦闘的、恐れ知らず
昼食休憩後、エドガー・ジームントが4月3日の陳述書に短い追加説明を加えた後、ライナー・フュエルミヒ博士は午後1時15分ごろ、自身の「最終陳述」を開始した。約2時間に及ぶ即興の演説で、彼はまずコロナ委員会での自身の活動について個人的な経緯を説明し、パンデミック中の政府措置に対する主要な批判を繰り返し述べた——特に「ワクチン接種キャンペーン」と呼ばれる政策について。シンドラー裁判長は繰り返し発言を遮り、その発言が具体的な起訴内容と無関係であると指摘した。法廷の雰囲気は明らかに緊張感を帯び、裁判長と被告の間で激しい言葉の応酬が繰り広げられ、互いの非難が飛び交う状況となった。
最終的にフュエルミヒが「(上位者の)命令に言いなりだ」と裁判長を非難したとき、裁判長は怒りをあらわにし、激しくその非難を否定した。その結果、ライナー・フュエルミヒは名誉毀損の発言を控えるよう繰り返し警告された。彼はこれらの警告のそれぞれに対して、新たな忌避の申し立てをおこなった。
ライナー・フュエルミヒはファイルの内容を参照して自身の主張を擁護した:
「コロナウイルスに関する言及がファイルに書かれていたから、あなたはその扉を開いてしまった。だったら、ファイルをクリーンな状態にしておくべきだった」
その日の審議は午後3時半頃に終了。ライナー・フュエルミヒは4月17日木曜日にも「最後の言葉」を述べ続けており、後日報告する予定だ。
以上がわれわれの現在の立ち位置であり、同じく今日のドイツがかつてのドイツに舞い戻っているところでもある。
原文はドイツ語でラウフパスが発行した。
ラウフパスに感謝したい。
________________________________________
私たちはライナー・フュエルミヒと連帯する。
以下は、裁判長によって何気なく却下された物議を醸したBKA文書の公開後の、ライナー・フュエルミヒの2024年9月1日の声明に関する映像。
BKAは連邦内務省の管轄下にある機関である連邦刑事警察局の略称である。
2025 年 4 月 14 日の裁判におけるライナー・フュエルミヒの「最後の言葉」全文(文字起こし)は、入手可能になり次第公開する。
物議を醸している文書に関しては、米国の著名な独立系ジャーナリスト、グレッグの漏洩文書に関するレポートと、弁護士クリストフ・ミゼレ博士の声明を参照されたし。
________________________________________
最新情報:弁護士ライナー・フュエルミヒ博士に懲役3年9ヶ月の判決 ラウフパスの記事(ドイツ語原文、ラウフパスによる翻訳)
関連記事: German Top Lawyer, Reiner Fuellmich, Sentenced to Prison for Telling the COVID Truth
判決が下される
2025年4月24日ラウフパス Politik
ゲッティンゲン裁判所は判決を下した。準備されていた判決が言い渡された。
シンドラー裁判長は、この勇敢で反抗的な公民権運動家を排除した。今のところは、だが。
そして、裁判長を苛立たせたため、裁判の遅延を理由に、公判前勾留で過ごした5ヶ月を刑期の一部に算入することを彼は拒否した。法廷での復讐はここまでだ。それも、法の支配を無視し、最初から不合理な容疑解釈に基づいた裁判においては当然のことだった。まあ、仕方がない。フュエルミヒはこの制度にまだ見切りをつけていない。そして、そう思っているのは彼だけではない。本当の戦いは、金権政治家たちが人類に企てた大惨事の前夜、まさに今、始まったばかりなのだ。
フュエルミヒ事件において西ドイツの憲法国家が機能すると信頼した人々は、確かに希望に満ちていたが、同時に根本的には大いに甘かったのだ。
フュエルミヒ博士に予想どおり長期の懲役刑を宣告した司法制度は、国内に蔓延する虐待行為を批判する他の人々に対しても、容赦ない態度を取ってきた。批判的な発言は、集団レイプや最も深刻な暴力行為よりも厳しく処罰されることが多い。
いわゆる「ワクチン接種」が病気や死をもたらす遺伝子治療であることは長らく明らかであるにもかかわらず、ワクチン接種証明書や予防接種証明書を使って患者を助けた医師は非難されている。彼らに代わって、人類に対する最大の犯罪を犯した者たちが名誉勲章や賞を授与されている。暗黒界でうごめく人間たちは、賞を自らに与えるのが好きだ。もし医師たちが、緊急事態という罪悪感を放免する動機に駆り立てられたという理由で無罪放免になったとしたら、それは現体制にとって想像を絶する結果をもたらすだろう。
写真:スウェン・プフォルトナー/dpa
制度は、すべての冤罪判決を覆し、冤罪を受けた人々に補償し、謝罪するだけでは済まない。他国で既に公表されている、すべての措置が違法であり(健康と経済にとって)有害であり、措置の責任者はそれを常に認識していた、あるいは認識すべきであった、そして経済的責任も負うという判決が出れば、それは制度全体の崩壊を意味するだろう。
あらゆる企業、あらゆる従業員は、当局の故意に有害な行為に対して異議を申し立てることができる。当局は、国際的に仕組まれた国民に対する戦争において、与えられた無意味な命令を従順に受け入れていた。同時に、あらゆる意思決定機関は、伝染病のリスクなど一度もなかったことを認識していた。パンデミックなど一度もなかったのだ。
ライナー・フュエルミヒを今、現体制から隔離する理由は数多くある。一つは、新型コロナウイルス感染症の不当な演出を暴き、犯人を名指しできる彼の能力だ。裁判記録に「コロナ」という用語が見つかったのも、決して偶然ではない。だがそれだけでは済まない。フュエルミヒは、責任者を裁きの場に引きずり出すため、あるいは少なくとも犯罪の規模を明らかにするために、国内外で適切な法的措置を講じることができる立場にある。
写真:スウェン・プフォルトナー/dpa
そして、長年彼の力を利用して利益を得てきた「調査界」の多くの小賢しい法律の専門家たちとは異なり、フュエルミヒは妥協しなかった。多くの自己陶酔的な小役人の弁護士たちは、奥行きのない「啓蒙者」として寄付金を集めているが、フュエルミヒは正義の事業のために命と財産を賭け、現在服役中だ。フュエルミヒの持つ危険性は察知され、彼は回避されたのか?
フュエルミヒは「コロナ」の専門知識に加え、ここ数ヶ月の調査活動において、金権政治家による人道に対する真の罪というウサギの穴を深く掘り下げてきた。国際的に組織化された人身売買、児童人身売買、組織的かつ儀式的な児童虐待、幼児殺害、臓器売買、マネーロンダリング。フュエルミヒはついに、最大の犯罪とその背後に潜む犯人を追跡した。公民権活動家の組織的な誘拐がまさにこの時期に起こったのは、偶然だったのだろうか?
スクリーンショット: ICIC https://icic.law
このような好戦的な弁護士は、自由の身になれば、統治者に甚大な損害を与える可能性を秘めている。そこで、3つの可能性が考えられる。
1. 公民権活動家を買収する。残念ながら、これは不可能だ。フェルミヒには値段のつけようがない(資産と自由を奪われた今でも)。
2. 彼を殺す – それが機能する可能性はある。普通の刑務所でも、彼はすぐに心臓発作を起こしたり、予期せず突然自殺したりするかもしれないからだ。あるいは
3:彼らは、フュエルミヒが忘れ去られるまで牢獄に閉じ込め、彼の魂が牢獄の瓶から飛び出さないようにする。これは、フュエルミヒが諦めるかもしれないという誤った考えに基づいている。
しかし、フュエルミヒを鎮めるものはただ一つ、正義だけだ。国民のために、彼自身のために、そして西ドイツ内外の何千人もの加害者と共犯者のために。
今日、賽は投げられた。しかし、最後のゲームはまだ始まったばかりだ。
ラウフパスに感謝する
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS(2025年5月2日)「ライナー・フュエルミヒ裁判:弁護側裁判官忌避の要求。フュエルミヒ、裁判長への「最後の言葉」
http://tmmethod.blog.fc2.com/
からの転載であることをお断りします。
また英文原稿はこちらです⇒The Reiner Fuellmich Trial: The Defense Demands Recusal. Fuellmich’s “Last Word”(Letztes Wort) against the Presiding Judge
筆者:ラウフパス(Laufpass)
出典:Global Research 2025年4月28日
https://www.globalresearch.ca/closing-argument-%e2%80%8b%e2%80%8breiner-fuellmich/5885540