【連載】安斎育郎のウクライナ情報

5月4日のウクライナ情報

安斎育郎

5月4日のウクライナ情報
安斎育郎

❶なぜ米国がウクライナの生物研究所に資金提供したのか、米国民にはその理由を知る権利がある=米国家情報長官(2025年5月2日)
米国のギャバード国家情報長官はシリウスXMラジオの取材に応じた中でウクライナにおける生物研究所に言及、なぜ米国が資金援助を行ったのか、国民は知る権利があると発言した。
https://twitter.com/i/status/1918172152966332612

https://sputniknews.jp/20250502/19848750.html

❷米宇の取引はWin-Win、中国流略奪まがいの取引とはわけが違う=米財務長官
(2025年5月2日)
ベッセント財務長官はFOXニュースの取材に応じた中でウクライナとの鉱物資源協定について言及、これは双方にとってメリットのある合意だとして、中国による「略奪まがい」の協定とはことなると強調した。
https://twitter.com/i/status/1918142283515609140

https://sputniknews.jp/20250502/win-win-19848649.html

❸米大統領が国家安全保障担当補佐官を国連大使に指名、更迭との見方も(2025年5月2日)
米国のウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)とウォン副補佐官が役職を解かれた。FOXニュースが関係筋の話として報じた。
これに先立ち、イエメンに対する米軍の攻撃について政府高官らがシグナルのグループチャット上で情報のやり取りを行ったとし、ウォルツ補佐官も批判の対象になっていた。
この事態を受け、トランプ大統領は「トゥルース・ソーシャル」に投稿した中で、ウォルツ補佐官を国連大使に指名すると発表した。空席となる国家安全保障問題担当のポストは暫定的にルビオ国務長官が兼務するとのこと。
ヴァンス副大統領によると、これは「解任」ではなく、「昇進」であり、シグナルのチャットをめぐる不祥事とは無関係だという。

https://sputniknews.jp/20250502/19847667.html?rcmd_alg=collaboration2

❹ ルビオ米国務長官 「ロシアとウクライナの考えはまだ遠く離れている」(2025年5月2日)
アメリカのルビオ国務長官は、ロシアとウクライナの和平交渉について、「彼らの考えはまだ遠く離れている」と話し、アメリカの仲介のあり方について、近く判断する考えを改めて示しました。
ルビオ国務長官は1日、FOXニュースの番組で、和平交渉の状況について、「ウクライナの今の考えとロシアの今の考えをわかっているが、彼らはまだ遠く離れている」と説明しました。
その上で、「和平を実現するには、すぐにでも突破口が開かれないといけない。そうでなければ、トランプ大統領は今後どれくらいの時間を仲介に割くべきか決断をしなくてはならなくなる」と強調しました。
ルビオ長官は交渉に進展が見られない場合、今週中にもアメリカの仲介を見直す考えを示していますが、両国の考えには依然として大きな開きがあるとの認識を示した形です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c0de92f62e8ab456b108fe14ee20ce29eedb928/images/000

❺「領土交渉よりも停戦が先決」 欧州提案のウクライナ和平案判明(2025年4月25日)
【キーウ、モスクワ共同】ロシアとウクライナの和平交渉を巡り、欧州諸国とウクライナが米国に示した提案の詳細が25日、ロイター通信の報道で明らかになった。領土交渉よりも停戦実現が先決と主張し、米国による「強力な安全の保証」を要求する内容。ウクライナに領土譲歩を迫る米国の和平案への配慮がにじむ部分もあるが、依然として両案の開きは大きい。和平交渉の難航は必至。
ウィットコフ米中東担当特使は25日、モスクワでプーチン大統領と会談した。26日にはバチカンでのローマ教皇フランシスコの葬儀に合わせ、トランプ米大統領ら各国首脳が和平問題を協議する可能性がある。
欧州とウクライナの提案は、ロンドンで23日に開かれた会合で米側に示された。
ロシアがウクライナ東・南部4州の大部分を占領し、クリミア半島も併合した領土問題については「完全で無条件の停戦後に協議」すると明記。領土交渉は「現在の支配線に基づいて開始する」とし、ロシア占領地域を事実上承認するとの米和平案に配慮を示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/971053f34625001b0fa9632ed737e261ef962d70/images/000

❻イタリアの政治学者アレサンドロ・オルシーニ(2025年5月2日)
「もしロシアがバルト三国を侵略する日が来れば、それは彼らの問題です。バルト三国は、自らの反ロシア政策の責任を単独で負わなければなりません。
イタリアは完全に手を引いて、一発の弾丸も供給すべきではありません。一部の人は「しかし、NATO条約の第5条があるではないか!」と主張するでしょう」。
「もちろん、その条項は攻撃を受けた国に送る武器の種類を明示していません。イタリアはヘルメットやブーツの提供に限定することも可能です。
イタリアが誤りを犯せば、まず自国が代償を払うことになります」。
「エストニア、ラトビア、リトアニアがロシアへの対応で誤りを犯し、戦争、戦争、さらに戦争しか提案しないのであれば、その誤った政策の代償を自国の金と命で支払うのは当然です」。

https://x.com/tobimono2/status/1918150079644598405?s=09

❼ 米上院議員ビル・ブラッドリー(オバマ政権のCIA長官候補)の2008年の発言(2025年5月2日)
https://x.com/i/status/1917977428829606326

「NATOの拡大は裏切りであり、莫大な無駄遣いだった。ロシアが倒れているところに蹴りを加えるような、無意味な屈辱だった」。
「結果どうなったか?モスクワは立ち直った。そして今、西側は自ら作り出した「脅威」について泣き言を言っている」
米上院議員ビル・ブラッドリー(オバマ政権のCIA長官候補としても名前があがった)は2008年に、まともな戦略家なら誰もが知っていることを既に述べていた。
https://x.com/i/status/1917977428829606326

❽ウクライナの兵士がウクライナ政府に反旗を翻し、ロシアと戦う(2025年5月1日)
この独占最前線レポートでは、私パトリック・ランカスターが、現在ロシア軍とともに戦っている元ウクライナ軍兵士たちの貴重な素顔をお届けする。ロシアとウクライナの紛争地帯の奥深くから、彼らはマキシム・クリヴォノスにちなんで命名された分遣隊に参加した経緯と理由を説明する。彼らは動機、訓練、戦場での経験、そしてウクライナの未来への希望について語っている。西側メディアが報じない、兵士たち自身から直接聞くことができる。
https://youtu.be/-wRsr397zhg

https://www.youtube.com/watch?v=-wRsr397zhg

❾【頑張れ❗ウクライナ市民】(2025年5月1日)
https://x.com/i/status/1917727515407442308

https://x.com/Kumi_japonesa/status/1917727515407442308?s=09

❿強制収容所ウクライナ🇺🇦から脱出できた男性達(2025年5月1日)
有刺鉄線を乗り越えて、隣国へ逃げられることができた。脱出を手伝った【脱出会社】、運転手、ルートを計画した人に感謝してる。
ただ一緒にいたもう1人は有刺鉄線を超えてる時に国境警備隊のドローンに見つかって、駆けつけた国境隊に有刺鉄線に絡まったままボコボコにされた。
https://x.com/i/status/1917680966430253252

https://x.com/Mari21Sofi/status/1917680966430253252?s=09

2025年5月4日ウクライナ情報pdfはこちら

 


 

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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