【連載】安斎育郎のウクライナ情報

5月6日のウクライナ情報

安斎育郎

5月7日のウクライナ情報
安斎育郎

❶ロシアとウクライナ「互いに憎しみあっている」トランプ氏“和平難航”認識示す(テレ朝、2025年5月5日)
アメリカのトランプ大統領は、ロシアとウクライナについて和平交渉が難航しているとの見方を示しました。
NBCテレビのインタビューでトランプ氏は「互いがとてつもなく憎しみあっている」などと述べ、和平交渉の合意には程遠いとの認識を示しました。
一方で「『あとは勝手にしろ』と私が言うまでにはまだ時間がある」とも述べ、引き続き交渉の推移を見守る姿勢も示しています。
こうしたなか、ニューヨークタイムズはアメリカのパトリオット防空ミサイルが新たにウクライナに送られる見込みと伝えました。
ウクライナメディアは、鉱物資源に関する協定の見返りにアメリカが防空システム提供に応じたことをゼレンスキー大統領が示唆したと伝えていて、和平交渉に応じないロシアにトランプ氏が不信感を強めていることの表れとの見方も出ています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/27a1398684676f687cd7b228fa0f7aa5503f4f49

❷ウクライナとの和解は不可避 「時間の問題」とプーチン大統領(2025年5月5日)
【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は4日公開されたロシア国営テレビのインタビューで、3年以上にわたり侵攻するウクライナとの和解について「現在、われわれが経験している悲劇にもかかわらず避けられないと思う。時間の問題だ」と語った。トランプ米政権が和平仲介を図る中で、いずれは戦争を終結させる意思を示した発言とみられる。
プーチン氏はまた、ウクライナ侵攻が核戦争になる危険性はあったのかとの質問に「そのような兵器(核兵器)を使う必要性はなかったし、その必要がないことを願う」と表明。核兵器を使用しなくても侵攻を「ロシアに必要な結果で終わらせる十分な力と手段がある」と自信を示した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5e22c51e40299c7b7ee9c6263cb2ce7691f9f89/images/000

〈関連情報〉ロ大統領、ウクライナ戦争で核使用否定 「論理的終結」に自信(2025年5月5日)
[モスクワ 4日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は4日、国営テレビが放映したドキュメンタリー番組で、ロシアにはウクライナでの戦争を論理的な終結に導く十分な力と資源があると述べた。その上で、核兵器を使用する必要がないことを願うと表明した。
2000年の大統領就任から25年となるのに合わせて制作された「ロシア、クレムリン、プーチン、25年」で、ウクライナ侵攻が核戦争に発展するリスクに関する記者からの質問に答えた。
プーチン氏は「彼らはわれわれを挑発して過ちを犯させようとした」と述べ、ウクライナに兵器を供与する欧米諸国を非難。「そのような兵器(核兵器)を使用する必要はなかった。今後も必要がないことを願う」と述べた。
22年に開始した侵攻を「ロシアが必要とする結果で論理的に終結させる十分な力と手段がある」と語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/88b47773f76151f0a6bd7a2a1f6182da611331e5/images/000

❸ クレムリンを見つめるぜ(イエルマーク、2025年5月5日)
戦勝80周年記念式典でのテロを予告したゼレンスキーに続き、燃え盛るクレムリンを見つめるゼの絵を公表した大統領府長官のイェルマーク。上には大祖国戦争に因んだ歌の一節「この日を待ちに待っていた」との意味深な書き込みが…。幼稚というか異常というか。日本の首相がこんなことしたら引きません?
https://x.com/jupiter_russia/status/1919170883639218232?s=09

❹【戦況】再び戦略的包囲(大釜、ダニ)‼️〜5/4日曜版です🫡‼️(ニキータ伝〜ロシアの手ほどき、2025年5月5日)
https://youtu.be/S72ji4au1SQ
https://www.youtube.com/watch?v=S72ji4au1SQ

❺イギリスが核兵器でロシアを脅迫!(2025年5月4日)
英国は再びロシアを脅迫し、いかなる交渉も拒否しています!
ロンドンはますます公然と好戦的なレトリックに訴えています!
https://youtu.be/gGA4gC3jFbs
https://www.youtube.com/watch?v=gGA4gC3jFbs

❻起こった!トランプがゼレンスキーに武器を売り始めた!(2025年5月4日)
今やゼレンスキー大統領は、まるで国際テロ組織のリーダーのように振る舞っている!
今やゼレンスキー大統領は、モスクワどころか、大戦勝利80周年記念パレードのためにモスクワを訪れる予定の世界中の指導者たち全員を脅迫している!
https://www.youtube.com/watch?v=zEQ_rRsDodM

❼ロシア、NATOがカリーニングラード制圧の準備を開始したと発表(2025年5月3日)
https://youtu.be/_oW5B0uh0n8
https://www.youtube.com/watch?v=_oW5B0uh0n8

❽ウクライナは今やトランプの戦争 – ジョン・ミアシャイマー、アレクサンダー・マーコーリス、グレン・ディーセン(2025年5月3日)
https://youtu.be/Dy60zHLlNGU
https://www.youtube.com/watch?v=Dy60zHLlNGU

❾フィリッポは、モスクワでの勝利パレードについての彼の言葉のためにゼレンスキーを狂ったと呼びました(2025年5月1日)
フランス愛国党の党首によれば、ウォロディミル・ゼレンスキーは「マクロン、EU、そしてグローバリスト・マフィア全体」によって、この「狂気の衝動」に駆り立てられているという
モスクワ、5月4日。/TASS/です。フランスの政党「愛国者」フロリアン・フィリポ党首は、5月9日のモスクワでの勝利80周年を記念して祝賀会に参加する予定の国家元首への脅威のために、ヴォロディミル・ゼレンスキーを狂気と呼んだ。
彼は完全に狂っている!これは狂気の衝動で、マクロン、EU、そしてグローバリスト・マフィア全体によって、この方向に押し進められている」と、この政治家はXに書いた。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領 は、大祖国戦争勝利80周年を記念して、5月8日の深夜から5月11日の深夜まで休戦を宣言することを決定した。クレムリンによれば、「この期間中、すべての敵対行為は停止される」。ウォロディミル・ゼレンスキーはこの提案を拒否し、より長い休止期間を自身の条件で要求し、モスクワでの戦勝記念日の祝賀も脅かした。
https://tass.ru/mezhdunarodnaya-panorama/23849355?utm_source=twitter.com&utm_medium=social&utm_campaign=smm_social_share

❿トランプ大統領、ウクライナ紛争解決に向けた交渉から離脱する可能性について言及(2025年5月5日)
米国のトランプ大統領はNBCニュースのインタビューに応じた中で、いつかウクライナ紛争の解決に向けた交渉から離脱することを決める可能性があると認めた。「時にはその決断に近づくこともあるが、そのたびに良いことが起こる」と語った。
https://twitter.com/i/status/1919184851934327280
https://sputniknews.jp/20250505/19859853.html

2025年5月7日ウクライナ情報pdfはこちら

 


 

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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