【連載】植草一秀の「知られざる真実」

植草一秀【連載】知られざる真実/2025年5月11日 (日) しょぼい減税を-ぶっ壊す!

植草一秀

7月に予定される参議院議員通常選挙。

大事なことは選挙に行くこと。

投票したいと思える候補者や政党がない。

主権者の思いは切実だ。

しかし、選挙に行かないことは参政権を放棄すること。

国民は選挙で代表者を選び、この代表者が国会で国政を担う。

選挙に行かないことは、このプロセスに関与しないことを意味する。

自分の意に沿わぬ政治が行われても、選挙に不参加だから不平不満を言えなくなる。

「選べる中での最善」を選ぶしかない。

また、自分が投票した候補者、政党が国政を担えない場合も多い。

国会多数勢力が意思決定で圧倒的な影響力を発揮する。

投票先が国会少数勢力であると、選挙で示した意思が国政に反映されにくい。

多くの問題点は残る。

しかし、参政権を放棄することは、すべてを諦めることにつながり、賛同できない勢力の台頭を招く原因にもなる。

だから、必ず選挙に行って意思を表示することが大事だ。

参院選を前に大きな争点が浮上している。

一つは消費税減税。

いま実施するべき施策は消費税率の恒久的な引き下げ。

まずは、消費税率5%を実現させるべきだ。

消費税減税を否定する勢力もいる。

消費税減税を掲げても〈時限的措置〉を唱える勢力もいる。

いま必要なことは、消費税率の恒久的な引き下げ。

まずは、消費税率5%を確実に実現するべきだ。

同時に複数税率を廃止して、インボイス制度を廃止するべきだ。

フリーランス、零細事業者を経済取引から排除することは適正でない。

財源問題が論じられるが、財源は十分にある。

巨大な税の自然増収を財源にして消費税減税を断行すべきだ。

もう一つのテーマは〈政治とカネ〉。

〈企業団体献金全面禁止〉が必要。

この通常国会で決定すべき事項だった。

破壊したのは〈国民民主党〉。

この事実が報道されない。

野党が結束すれば〈企業団体献金全面禁止〉を実現できた。

ところが、国民民主党が〈全会一致が必要〉と主張した。

自公が反対であるときに〈全会一致が必要〉と言えば〈企業団体献金全面禁止〉は実現しない。

国民民主党は企業団体献金を存続させたいのだと理解できる。

連立政権に加わり、企業献金の甘い蜜を吸いたいということだと理解できる。

参議院選挙では〈消費税率の恒久的な5%以上引き下げ〉と〈企業団体献金全面禁止〉を公約に明示し、国民を裏切らない政党・候補者に投票するべきだ。

これ以外に、原発廃止、憲法改正発議阻止、食の自給と安全確保、温暖化CO2起源説に基づく財政資金収奪、ワクチン薬害阻止、という重要問題が存在する。

5月29日(木)午後3時から午後6時の日程で〈ガーベラの風・国会イベント〉を開催する。

〈ガーベラの風〉国会イベント
「参院選で一票一揆
しょぼい減税を-ぶっ壊す!」

日時:2025年5月29日(木)午後3時から午後6時

会場:衆議院第一議員会館第5会議室

会場定員が少数のためメールでの先着順受付で定員に達し次第、受付を終了させていただく。

参加希望者は氏名、電話番号を明記の上、

info@alljapan25.com

までお申し込みください。

残り席数が僅少になっていますので早めのお申し込みを提唱しています。

※なお、この記事は下記からの転載であることをお断りします。
植草一秀の『知られざる真実』

2025年5月11日 (日)「しょぼい減税を-ぶっ壊す!」

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2025/05/post-79b3a2.html

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植草一秀 植草一秀

植草一秀(うえくさ かずひで) 1960年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒。大蔵事務官、京都大学助教授、米スタンフォード大学フーバー研究所客員フェロー、早稲田大学大学院教授などを経て、現在、スリーネーションズリサーチ株式会社代表取締役、ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)運営委員。事実無根の冤罪事案による人物破壊工作にひるむことなく言論活動を継続。 経済金融情勢分析情報誌刊行業務の傍ら「誰もが笑顔で生きてゆける社会」を実現する『ガーベラ革命』を提唱。人気政治ブログ&メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」を発行。1998年日本経済新聞社アナリストランキング・エコノミスト部門1位。『現代日本経済政策論』(岩波書店、石橋湛山賞受賞)、『日本の独立』(飛鳥新社)、『アベノリスク』(講談社)、『国家はいつも嘘をつく』(祥伝社新書)、『25%の人が政治を私物化する国』(詩想社新書)、『低金利時代、低迷経済を打破する最強資金運用術』(コスミック出版)、『出る杭の世直し白書』(共著、ビジネス社)、『日本経済の黒い霧』(ビジネス社)、『千載一遇の金融大波乱』(ビジネス社、2023年1月刊)など著書多数。 スリーネーションズリサーチ株式会社 http://www.uekusa-tri.co.jp/index.html メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」 http://foomii.com/00050

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