
5月18日のウクライナ情報
国際5月18日のウクライナ情報
安斎育郎
❶露ウクライナ協議開始 トルコ外相「首脳会談に向け重要」(2025年5月16日)
トルコ・イスタンブールのドルマバフチェ宮殿で16日、ロシア、ウクライナ、トルコの3カ国による協議が始まった。
ロシア代表団を率いるのはメジンスキー大統領補佐官。ウクライナ側はウメロフ国防相となっている。
冒頭、開催国トルコのフィダン外相が挨拶し、「この協議は露ウクライナの首脳会談に向けて重要だ」と述べた。その後、協議は非公開で続いている。
https://twitter.com/i/status/1923331139722248648
https://sputniknews.jp/20250516/19941020.html
❷ウクライナ代表団、仲介役の米・トルコと対応を協議 露との約3年ぶりの直接交渉を前に(2025年5月16日)
ロシアとウクライナのおよそ3年ぶりの直接交渉が、まもなくトルコで始まります。これに先立ちウクライナの代表団は仲介役のアメリカ・トルコと対応を協議しています。
ロイター通信によりますと、ロシアとウクライナの代表団によるおよそ3年ぶりの直接交渉は、16日の日本時間午後6時半ごろ、トルコのイスタンブールで始まる予定です。
これに先立ち、ウクライナの代表団は先ほどから仲介役のアメリカ・トルコと交渉に向けた対応を協議しています。
今回、プーチン大統領とゼレンスキー大統領との首脳会談は実現せず、ロシア側はメジンスキー大統領補佐官、ウクライナ側はウメロフ国防相が、交渉団を率いています。
ゼレンスキー大統領はロシア側の代表団について、「お飾り」だと批判していて、アメリカのルビオ国務長官も、「重大な突破口が開けるとは思わない」と悲観的な見通しを示しています。
ウクライナ側は即時停戦を求める一方で、ロシア側は交渉で様々な条件を突きつける構えで、停戦へ向けた進展があるかは不透明です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2da460dca97eb5ccc01e39027e3288d9fd2ff9fd
❸ プーチン氏、ロシア陸軍総司令官を解任(2025年5月16日)
【AFP=時事】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が15日、ロシア陸軍のオレク・サリュコフ総司令官(上級大将、70)を解任した。大統領府(クレムリン)が発表した。
動画:ロシア対独戦勝記念式典、赤の広場でクレムリンの法令で発表された人事によると、サリュコフ氏は安全保障会議の副書記に任命される。安全保障会議では、昨年国防相を解任されたセルゲイ・ショイグ氏が書記を務めている。
サリュコフ氏は先週、アンドレイ・ベロウソフ国防相と共に、ナチス・ドイツに対する戦勝80周年を記念する盛大な軍事パレードを赤の広場で指揮していた。
ロシアの法執行機関は昨年以降、軍や防衛部門の高官十数人を起訴しており、その多くは主要プロジェクトから個人的な利益のために資金を流用したとされている。
クレムリンは、高官の逮捕や解任はウクライナでの失態を受けての軍部粛清であるという主張を否定している。
サリュコフ氏は2014年からロシア陸軍を指揮し、シリア内戦への関与やウクライナ侵攻を監督した。【翻訳編集】 AFPBB News
https://news.yahoo.co.jp/articles/9455ab010d839338b5a2839974f120632837c5c5/images/000
❹ゼレンスキーはトルコでの交渉でサーカスのようなことをした!(2025年05月16日)
キエフの公的機関は今、できる限り不適切な振る舞いをしている!
ゼレンスキーが多くの人を殺さなければ、この道化を見るのはひどく面白いだろう!
https://youtu.be/5DHaQghQe5M
https://www.youtube.com/watch?v=5DHaQghQe5M
❺欧米は、インドと中国を互いに戦わせることを期待している – ラブロフ(2025年05月15日)
欧米は、中国とインドを互いに戦わせる機会をうかがっている。これは、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が外交クラブの厳粛な会議「国境なき文化:文化外交の役割と発展」で述べたとタス通信は報じています。
「例えば、アジア太平洋地域で現在起こっていることを考えてみよう。その政策を明確に反中国の方向性にするために、西側諸国はインド太平洋地域と呼び始め、それによって、我々の偉大な友人であり隣人であるインドと中国を互いに戦わせる機会をさらに得ることを望んでいる」-ロシア外務省の長は言った。
彼は、ロシア大統領がこう言ったことを思い出した。
「この政策は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が最近再び思い出しました。分割と統治です」
ラブロフ外相は付け加えた。
https://x.com/tobimono2/status/1923020484964200877?s=09
❻それは戦争行為だ:ポーランドの戦闘機とエストニアの軍艦がロシア艦を攻撃した(2025年5月15日)
バルト海地域の状況は急速に悪化し続けています。バルト海における紛争のエスカレーション防止について幾度となく警告が出されているにもかかわらず、欧州のグローバリストたちは事態の深刻化を加速させ続け、世界は避けられない大惨事へと近づいています。NATOの軍艦と海軍航空隊が、いわゆるロシアの影の艦隊のために活動していると疑い、ほぼ毎日民間船舶を攻撃し、拿捕するまでに至っています。
https://youtu.be/r23ryVnbbTg
https://www.youtube.com/watch?v=r23ryVnbbTg
❼キエフが悲鳴を上げる!軍がトルスケをロシアへ密かに移送(2025年5月16日)
今日の軍事チューブ – キエフは再び泣き叫んでいる。領土をさらに失ったのだ。ロシア軍兵士が今日、クラースヌイ・ルイマン前線に進軍し、トルスケに足場を築き始め、ロシア国旗を掲揚しようとしたからだ。ロシア国防省が2025年5月15日に公開した映像資料は、ザパド軍集団第25混成軍第67自動車化狙撃師団所属のロシア軍突撃兵が攻撃に参加していることを確認している。ルハンスク州に隣接するドネツク州の村トルスケはロシア軍による占領が開始され、ジェレビエツ川東岸でのロシア軍の突破口となった。ドローンは、村の北部でキエフ軍の残党を探して静かに家々を回るロシア軍兵士たちの様子を撮影している。ロシア軍は村の中心部に向かって700メートルまで進軍し、いくつかの工業施設を占領した。これはロシア軍の急速な攻勢を示唆している。
この地域では、ロシア軍はキエフ軍よりも数が多く、装備も充実している。戦闘は依然として続いていると考えられているものの、村内の状況は静かであるため、ロシア軍の到着前にウクライナ軍が撤退した可能性が高い。ある時点で、村の北にある建物に兵士たちが意気揚々とロシア国旗を掲げ、軍事作戦の過去1日間でウクライナ領への進軍を続けている。トルスケは現在、ロシア軍の支配下にあり、国防省が本日公式に確認したように、衰退を続けながらも戦闘を続けているキエフ軍から引き継いでいる。この戦術的優位性はウクライナ軍の後方を不安定にし、クラースヌィ・ルイマン地区の崩壊が加速する可能性を示唆している。
https://youtu.be/CE4eEU7bT8U
https://www.youtube.com/watch?v=CE4eEU7bT8U
❽3年ぶり直接交渉、継続か ロシアとウクライナ、捕虜交換へ(2025年5月15日)
【イスタンブール、モスクワ、キーウ共同】ロシアとウクライナの代表団は16日、トルコ・イスタンブールで、ウクライナ侵攻を巡る和平に向けて3年ぶりに直接交渉を行った。仲介したトルコのフィダン外相は交渉後の声明で「両国は再び協議を行うことで原則的に合意した」と表明。早期停戦実現を含めた交渉は難航したもようだが、千人対千人の捕虜交換で合意した。
ロシア側は双方が将来の停戦の可能性に関する見解を互いに提示した後、交渉を続けることで合意したと発表した。今回の交渉は高官級だったが、ロシア側によると、ウクライナ側は首脳交渉を要請した。
ロシア代表団は、2022年3月のイスタンブールでの前回交渉に参加したメジンスキー大統領補佐官がトップを務めた。ウクライナ代表団はウメロフ国防相が率いた。
直接交渉は約1時間40分で終了。ロイター通信によると、ウクライナ外交筋は「ロシアの要求は現実離れしている」と批判。ウクライナメディアによると、ロシアは停戦受諾の条件として、ロシア軍が未制圧のウクライナ領土の一部からのウクライナ軍撤退を求めた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c72c82f8c09734ab79e68c6b80ea4f9c86cfbc6e/images/000
❾ゼレンスキー大統領 トランプ大統領と電話会談「ロシアは非現実的な条件を提示」(2025年5月17日)
ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアとの直接交渉について、アメリカのトランプ大統領と電話会談を行ったと明らかにしました。
ゼレンスキー大統領は16日、訪問先のアルバニアで、イギリス、フランス、ドイツ、ポーランドの首脳とともに、アメリカのトランプ大統領と電話会談を行ったと明かしました。
ゼレンスキー氏はロシアとの直接交渉について話し合ったとして「ロシアは2か月以上もアメリカが提案した無条件の停戦に応じず、非現実的な条件を提示し続けてきた」と主張。
「戦争を終わらせる意志を一切示していない」と非難した上で、「ロシアが停戦を拒否した場合、厳しい制裁を科さなくてはいけない」と述べ、各国に圧力を強化するよう求めました。
ウクライナとヨーロッパ4か国の首脳は、キーウを訪れた今月10日にもトランプ氏との電話会談を行っていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/694327120c366d43dc3c8f4132fb021e5b54d5bc/images/000
❿ゼレンスキーの希望は打ち砕かれた!プーチンは10年の経験を持つ元KGB工作員だ!(2025年5月15日
https://youtu.be/0oPDTJY301w
https://www.youtube.com/watch?v=0oPDTJY301w
⓫米ロ首脳会談実施を呼びかけ トランプ氏、停戦へ圧力(2025年5月17日)
【ワシントン共同】トランプ米大統領は16日放送のFOXニュースのインタビューで、ウクライナ和平に向け、ロシアのプーチン大統領に米ロ首脳会談実施を改めて呼びかけた。高官による協議を続けても意味はないとし、ロシアが停戦に応じない場合は経済制裁を強化する考えを表明。ロシアへの圧力を強めた。
ロシアとウクライナは16日にトルコ・イスタンブールで、3年ぶりとなる高官級の直接交渉を実施。停戦への進展はなかった。仲介したトルコは双方が再協議することで原則合意したと表明。最大規模の千人対千人の捕虜交換にも合意した。ウクライナのゼレンスキー大統領が求める首脳会談にプーチン氏が応じるかどうかが今後の焦点。
トランプ氏は訪問先のアラブ首長国連邦(UAE)で応じたインタビューで「プーチン氏は和平の障害か」との質問に明確な回答を避けた。プーチン氏が交渉参加を拒否したことを巡り、トランプ氏は「(プーチン氏が)まだ交渉のテーブルに着いている」と主張した。トランプ氏は、プーチン氏が参加しない限り交渉進展は困難との立場。
https://news.yahoo.co.jp/articles/98ed50fd04e1c6c92aff896b8d9f9c6c8f9fcd06/images/000
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1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。