【連載】安斎育郎のウクライナ情報

5月22日のウクライナ情報

安斎育郎

5月22日のウクライナ情報
安斎育郎

❶欧州、ロシアにさらなる「圧力」 追加制裁を発表、米国は消極的(2025年5月21日)
欧州連合(EU)と英国は20日、ロシアに対する新たな制裁を発表した。停戦に応じないロシアへの圧力についてトランプ米大統領が消極的な姿勢を見せるなか、欧州は「ロシアが戦争を続けるほど対応を厳しくする」とし、さらなる制裁も辞さない構えだ。
EUがこの日承認したのは、ロシアによるウクライナへの全面侵攻が始まった2022年2月以降、第17弾となる追加制裁案。17人、58団体を制裁の対象に加えた。
特にエネルギー分野に照準を合わせ、ロシア産石油を輸送する「影の船団」と呼ばれる船舶189隻や、ロシア石油大手のスルグトネフテガスを新たに対象に追加。さらに、偽情報の拡散や海底ケーブルの破損といった「ハイブリッド攻撃」や、ウクライナでの化学兵器の使用などに関わったとする団体なども対象に加えた。
足並みをそろえる英国も、影の船団18隻やロシアの制裁回避を支援する46金融機関など計100件の個人や団体を経済制裁の対象にすると発表した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b880c63585171e4f06039bdfdcfd241f530f1a4/images/000

❷ウクライナ駐在の米国大使がトランプ政権を批判して辞職――「侵略者ではなく被害者に圧力をかけている」(六辻彰二=国際政治学者。2025年5月21日)
ウクライナ駐在の米国大使が、トランプ政権によるロシアへの譲歩とウクライナへの圧力を批判して辞任した。
トランプ大統領は5月19日、プーチン大統領と電話会談して「露ウ協議はすぐ始まる」と強調したが、これまでも同様の声明が繰り返されてきた。
最高責任者に付き合わされ、赴任国政府との板挟みになることへの倦怠感もあって、米外交官の辞職は相次いでいる。
4月まで米外交官だったブリジット・ブリンク氏は16日、地元ミシガン州のデトロイト・フリー・プレス紙に寄稿してトランプ政権のウクライナ政策を批判した。
ブリンク氏は外交官として約30年のキャリアをもち、2022年から駐ウクライナ大使を務めていたが、先月辞職した。
寄稿のなかでブリンク氏は「大統領には外交を決定する権限がある…しかし、不幸なことにトランプ政権は最初から、侵略者であるロシアではなく被害者であるウクライナに圧力をかけてきた」と述べ、トランプ政権の政策を信頼できないことが辞職の理由だと明らかにした。
ブリンク氏は「第二次世界大戦以来ヨーロッパでこれほど組織的、広範囲で残虐な暴力をみたことがない」としてロシアを「純粋な悪」とまで表現した。
そのうえで「対価をともなう平和は平和では全くない。それは譲歩だ」と指摘した。
そこにはウクライナに資源開発の権益を求め、ロシアとのディールで和平を目指すトランプ政権への異論が鮮明に表れている。
過度に譲歩を強いられるウクライナ
ブリンク氏の見解には、個人的に賛同できない部分もある。
たとえばブリンク氏にはウクライナ侵攻について、どんなディールも拒否する論調が強い。
しかし、第二次世界大戦以降の世界では、外交交渉なしに停戦・終戦が実現した例はほとんどない。そして外交交渉には譲歩や妥協がつきものだ。
アメリカ自身、2021年にタリバンとの妥協に基づいてアフガニスタンから撤退した。
とはいえ譲歩や妥協にも限度はあるだろう。
少なくとも、ブリンク氏がいうように、トランプ政権がロシアよりウクライナに妥協を求めてきたことは確かだ。それは露骨なほどだ。
そのハイライトは2月末、ホワイトハウスを訪問したゼレンスキー大統領とメディアの前で大口論を演じ、「和平の用意がない」と追い返したことだろう。
さらにアメリカは4月末、共同の資源開発に関する合意をウクライナと結んだ。軍事協力の対価を回収することの賛否はいったん置くとして、それに至るプロセスでトランプ政権は5000億ドルの過大請求をしてゼレンスキーに「国を売るようなもの」と拒否された経緯がある。
ロシアにはむしろ譲歩してきた
対照的にトランプは、ロシアに対してはむしろ何度も譲歩してきた。
トランプの働きかけは政権発足以前にさかのぼる。昨年12月、トランプは早くも軍事援助停止をテコにウクライナを、ウクライナ支援強化や制裁強化をテコにロシアを、それぞれ協議に向かわせる方針を打ち出した。
これを受けて、もともとロシアの占領地が増えるなかでの停戦協議に消極的だったウクライナは、否応なく交渉に向かってきた。
ところが逆にロシアは、開戦当初こそ戦局が有利ななかで停戦協議を求めていたにもかかわらず、トランプ政権発足以降はむしろ停戦に消極的になった。
たとえば3月、プーチンはトランプとの電話会談でエネルギー施設への攻撃停止で合意した。しかし、ウクライナ政府によると、その後の1カ月間でエネルギー施設へのロシア軍の攻撃は約30回にのぼった。
それでもトランプはウクライナ支援強化や対ロシア制裁強化には消極的で、トランプ関税でもロシアは除外された。
鳴り物入りで実現した5月15日のロシアとウクライナとの直接協議でも、それぞれ約1000人の捕虜交換に合意したものの、ウクライナが30日間の即時停戦を要求した一方、ロシアは協議継続を求めるにとどまった。
電話会談そのものが譲歩
これを受けてトランプは19日、プーチンと電話会談をした。会談後トランプは「停戦協議はすぐ始まる」と強調し、ロシア政府も「将来の和平合意に向けて覚書を作成する用意がある」と表明した。
ただし、こうしたアピールは3月の電話会談をはじめ、これまでも何度も表明されながら実現には至らなかった。
また、ロシア政府が作成するという覚書の内容がこれまで通りクリミア半島など占領地の主権承認、ウクライナの中立といった条件のままなら合意は遠い。
つまり、米ロ両政府が熱心にアピールするほどには、着実な進展をうかがわせる内容は何も確認できない。
とすると、この電話会談そのものがトランプの譲歩とさえいえる。
トランプは4月中旬、「協議が進まなければアメリカは手を引く」とロシア、ウクライナ双方に圧力を加え、4月末に「30日間の停戦」を要求した時も「応じないなら制裁を強化する」と警告していたが、それをしないままで電話会談に向かったからだ。
そのうえ電話会談でもプーチンの確約があったかは不透明なままだ。
それでもトランプはプーチンとの電話会談に基づき、「停戦協議がすぐ始まる」(実際にはいつかも定かでないが)ということで、「制裁強化に踏み切るまでもない」と暗に述べたことになる。
こうした態度はロシアに「トランプには表面的に合わせさえすればそれで構わない」と判断させても不思議ではない。
「嫌ならやめろ」の弊害
とすると、トランプ政権は仲介をしているようでいて、ただロシアのペースを追認しているだけとさえいえる。
そのしわ寄せは結局、現場にやってくる。4月初旬、ブリンク大使(当時)はゼレンスキー大統領から「弱腰の対応」と批判された。
その直前、ロシアの弾道ミサイル攻撃によりウクライナ中部クリヴィー・リフで18人が死亡(子ども9人を含む)したが、ブリンク氏はトランプ政権の方針に沿ってロシア批判を控えざるを得なかったからだ。
最高責任者のパフォーマンスに付き合わされる現場で倦怠感が広がっても当然だろう。その意味でブリンク氏の辞任は無理のないことだ。
ブリンク氏に限らず、トランプ政権のもとでは数多くの外交官が辞任に追い込まれた。トランプ政権が発足した1月20日だけでその数は20人にのぼった。
従来アメリカには、実績ある公務員・軍人が党派を超えて何代もの大統領のもとで働くことを認めるだけの度量があった。その懐の深さは「嫌ならやめろ」式のトランプ政権のもとで急速にしぼみつつある。
それは世界の不安定化をさらに促すと同時に、アメリカ自身の損失でもあるのだ。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/29893370bd785282902224952416812530a56134

❸トランプ大統領がプーチン大統領を支持し、制裁を拒否し、イスタンブール協議を支持すると表明したことに欧州首脳が激怒(2025年5月21日)
0:00 – サンクトペテルブルク訪問の紹介と考察
0:46 – ロシア社会と経済に関する考察
3:01 – トランプ・プーチン電話会談と最後通牒に関する議論
5:01 – プーチン大統領によるイスタンブール会談の提案
7:00 – ゼレンスキー大統領の反応と外交活動
10:29 – トランプ・プーチン首脳会談への期待
11:48 – プーチン大統領のトランプ大統領との交渉に対する見解
14:01 – トランプ大統領の交渉と制裁に関するスタンス
16:01 – トランプ大統領の電話会談に対する欧州とゼレンスキー大統領の反応
29:08 – 欧州制裁とバルト海における出来事
31:58 – 制裁に関する結論と将来の米露関係
36:01 – トランプ・プーチン大統領の潜在的な結末関係
39:21 – ウクライナ紛争の現状
41:01 – 締めくくりと今後の議論のポイント
https://youtu.be/_xkR1oV-KfY
https://www.youtube.com/watch?v=_xkR1oV-KfY

❹ロシア戦勝記念日後のブルキナファソ大統領とのインタビュー(2025年5月21日)
主に欧州による植民地・奴隷支配からの脱却
国の自立・自給自足・経済発展などを支援してくれるロシア
サヘル地域でテロリストを支援しているウクライナなどについて
個人的には「あいつらは起こったことを全部ロシアのせいにする、なんであんなに盲目なんだ?」ってところで笑った
https://x.com/i/status/1693160491408036278
【以下本文】
– 昨日、あなたは5月9日のパレードに出席されましたが、印象はいかがでしたか?
ナチズム勝利80周年記念式典のためにロシアに来ています
昨日、パレードと花輪を捧げるセレモニーに参加しました
とても象徴的なことだと思います
今回の滞在で私たちは多くのことを学びました
単なるパーティーではなく、世界の勝利を祝うものなのです
だから、私たちにとってはとても意味のあることなのです
– ショーの質についてはどうでしたか?
はい、完璧でしたし、色々なことを学ばせてもらえました
戦争に勝利した機械、つまりT34から現代の装備品に至るまでを通して、ロシア軍の技術的な進化を見せてくれました
– 驚いたことはありましたか?
例えば、技術の進歩にはいつも驚かされます
最近、ロシアに新しい軍事兵器が登場したと思います
それはとても重要なことだと思います
– アフリカの国家元首としてのあなたの存在意義は何ですか?
第二次世界大戦でアフリカ人が連合国の勝利に貢献したことはよく知られています
もちろん、私が申し上げたように、アフリカ人とソ連兵はナチズムからの世界の解放に大いに貢献しました
もし世界がナチズムから解放されていなかったら、どうなっていたかわかりません
私たちの祖先は、ナチズムから世界を解放するために、主にフランス、ベルギー、イタリアといったヨーロッパの舞台でたくさん戦いました
ですから、それは私たちが共有する共通の物語なのです
– ロシア大統領との会談は順調ですか?
とてもうまくいっています
友好的で友愛的です
新たな協力関係という点で、私たちが求めているのはそれだけです
– 二国間関係の現状はどうですか?
この2年間、関係は非常にうまくいっていると言えます
防衛・安全保障面だけでなく、教育面や商業面の関係も深めているところです
私たちは多くの経験を共有できるようにしました
ロシアの教育面、特に科学分野、この分野で学ぶべきことが多いからです
科学には数学、物理学、化学など多くの分野があります
これらの分野は、わが国の軍事産業の発展にも、わが国の商業的発展、経済的発展にも大いに影響があります
これらの分野は、私たち自身をよりよく構成できるようにするために、私たちが深めようとしている分野なのです
– ブルキナファソではロシアの教育に対する需要があると思いますか?
もちろん、ロシアの大学にはすでに多くの学生がいます
奨学金を通じて学生を増やしてほしいとお願いしたほどです
ブルキナファソにも同じような大学を作るという目標があります
そこにはすでにロシアの文化会館がありますから、私たちは非常に迅速に動くことができるでしょう
– ところで、あなたは今日、ロシアの大学を訪問されましたね、どうでしたか?
とてもよかったです
ロシアの教育大臣とも、学長や学生たちとも実りある交流ができました
とても良い交流ができたし、科学的な面でもたくさん話をしました
– 経済について少しお話ししましょう、貿易量は1年で10倍になりました、さらに貿易関係を強化することは可能でしょうか?
申し上げたように、これは新しい関係の始まりです
– なぜ新しいのですか?
そう、トーマス・サンカラの死後、再び始まったのです
残念ながら、ロシアとの関係はかなり薄れていました
そして今、私たちは再び関係を復活させようとしているのです
大使館が設置され、商業関係も交流の中心となっています
ロシアで販売される前にヨーロッパ諸国を経由するブルキナファソの製品は数多くあります
現在、これらの製品は現地の事業者や商人を通じて直接販売されています
例えばマンゴー
それらはロシアで販売されるためにヨーロッパ諸国を通過します
今日では、それが直接行われています
綿花もそれに続くでしょう
その他にもゴマなど、ロシアに直接販売できるようになる農産物はたくさんあります
まだ始まったばかりです
これから増えていくでしょう
経済予測では5.6%の成長が見込まれています
– 2025年、この成長を支える主要セクターは何でしょうか?
今日までブルキナファソでは金が主要輸出品目でした
しかし、私たちは自給自足だけでなく、対外貿易や輸出のための農業を立ち上げました
昨年から私たちのことをよくご存じであれば、私たちは具体的なイニシアチブをもって農業攻勢を開始しました
その目的は、農業生産を大幅に増加させ、自給自足できるようにすることであり、同時に対外的な販売も可能にすることである
https://x.com/Tamama0306/status/1924847218072420629?s=09

❺「彼らは人々からロシア語を盗みますが、彼ら自身はロシア語を話します。」ザハロワ、イスタンブールでの会談について語る
ウクライナ当局は、市民からロシア語を「盗み」、彼ら自身は公式交渉でロシア語を話している。これは、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官が述べた。
彼女は、イスタンブールでの会談のウクライナ代表団はロシア語を話し、開会演説は英語で行われたと述べた。
ロシア代表団はロシア語を話しました。英語、トルコ語、ウクライナ語の複数の言語への同時通訳が提供されました。それが誰のためにウクライナ語に翻訳されたのかは明らかではありません。ウクライナの代表団がロシア語を話したからです。彼女はロシア語を話しました。
-ロシア外務省の報道官はブリーフィングで述べた。
ロシアとウクライナの交渉は5月16日にイスタンブールで行われた。ロシア代表団のウラジーミル・メディンスキー代表は、「1000人対1000人」の公式による捕虜交換と、将来の停戦の可能性に対する両陣営のビジョンの準備を発表した。
https://tsargrad.tv/news/kradut-u-naroda-russkij-jazyk-no-sami-govorjat-po-russki-zaharova-o-peregovorah-v-stambule_1261372

❻フィンランド大統領の見方(2025年5月21日)

フィンランド大統領ストゥブは「次回の NATO 首脳会議では、軍事防衛費 3.5%、市民保護およびサイバー保護費 1.5% という新たな目標が設定されるだろう。この目標を達成すれば、ロシアは私達に比べ小人のように見えるだろう」と述べた。
https://x.com/tobimono2/status/1924893126227067159?s=09

❼解放後のマウリポリ(2025年5月21日)
3年前、マリウポリは解放され、ドネツク人民共和国に編入され、後にロシアの一部となった。
解放から1年後、1万6,800人の生徒が改修された教室に戻り、1,100席の新校舎が新たに建設された。
2024年には、2つの総合診療所、腫瘍科病棟、血管センターが開設された。新たな姉妹都市サンクトペテルブルクからの支援を受けて、23の社会施設が再建された。
https://x.com/i/status/1924940579164639716
https://x.com/tobimono2/status/1924996519255801910?s=09

❽ハンガリー外相がやばい(2025年5月20日)
ハンガリー🇭🇺シーヤールトー外相:
ウクライナはEU加盟への準備が全く!いかなる点においてもできていない。
私たちの西バルカンの友人たちが15年も待たされているEU加盟国としての良好な条件をウクライナが満たしているなどと、まともな人なら誰も思わない。
https://x.com/i/status/1924680485508415992
https://x.com/Kumi_japonesa/status/1924680485508415992?s=09

❾トランプ大統領、ウクライナ和平を阻む真の障害について示唆 BREXITが解かれるなか(2025年5月20日)
ドナルド・トランプとウラジーミル・プーチンは昨日電話会談を行い、ウクライナ戦争の終結について話し合った。このビデオでは、何が話されたのか、次のステップは何なのか、そして世界はこの会話にどう反応したのかを紹介する。ゼレンスキーは、ウクライナはロシアと協力する用意があるが、ロシアが要求しているように5つの地域から軍を撤退させる気はないことを明らかにした。EUの首脳もみな同様の声明を出しており、ドナルド・トランプが和平を確保できることを願っていると述べているが、あまり期待はしていないようだ。昨日、英国とEUは重要な会合を開き、英国をEUに近づけることを話し合った。また、ソニーがロシアのプレイステーションアカウントへのアクセスをブロックしたと報じられている。
https://youtu.be/xcHWyrGs588
https://www.youtube.com/watch?v=xcHWyrGs588

❿トランプはプーチンとの電話会談後ウクライナを見捨てたのか?(及川幸久、2025年5月20日)
https://youtu.be/DQv7LoSmxgM
https://www.youtube.com/watch?v=DQv7LoSmxgM

2025年5月22日ウクライナ情報pdfはこちら

 


 

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安斎育郎 安斎育郎

1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。

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