
☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年5月28日):テレグラム創設者パベル・ドゥロフ氏、フランス当局から「ルーマニア大統領選挙で親露派の声を遮断しろ」と要求された、と主張
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
2025年、エリゼ宮中庭に立つフランス共和国衛兵。© Telmo Pinto / SOPA Images / LightRocket / Getty Images
テレグラム創設者のパベル・デュロフ氏は、ルーマニア大統領選挙のやり直しを前に、フランスの対外情報長官ニコラ・レルナー氏から、同媒体上で保守派の発言を検閲するよう個人的に要請された、と主張した。ロシア生まれの起業家であるドゥロフ氏は、この要請を拒否した、と述べた。
外国による干渉疑惑が初めて浮上したのは、ルーマニア最高裁判所が昨年11月の選挙結果を無効とした時だった。この選挙では、無所属の右派候補カリン・ジョルジェスク氏が23%の得票率で首位に立った。当局は、同氏の選挙運動における「不正行為」に加え、ロシアの干渉を示唆する情報機関の報告書を理由に挙げたが、ロシア政府はこれを否定している。ジョルジェスク氏はその後、再出馬を禁じられた。
日曜日(5月18日)、親EU派の中道派ニクソル・ダン氏がルーマニア大統領に選出された。対立候補の保守派でユーロ懐疑派のジョルジュ・シミオン氏は、フランスとモルドバが自身の選挙運動を妨害しようとしている、と非難した。
ドゥーロフ氏は日曜(5月18日)夜、Xへの投稿で、パリでフランスの対外治安総局(DGSE)のレルナー局長と会談したと述べた。同局は国防省傘下の機関で、情報収集とテロの脅威への対処を任務としている。
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「今春、ホテル・ド・クリヨン内のサロン・ドゥ・バタイユで、フランス情報機関の長官ニコラ・レルナー氏が、選挙を前にルーマニアで保守派の発言を禁止するよう私に要請してきました。私は拒否しました。ロシアやベラルーシ、イランで、私は抗議活動を阻止しませんでした。ヨーロッパでも同じことはしません」と ドゥロフ氏は記した。
ドゥロフ氏は以前、フランスからルーマニア保守派を「黙らせる」よう要請された、と示唆していた。フランス外務省は選挙介入疑惑を「全く根拠がない」として否定している。
「フランスはこれらの申し立てを断固として拒否し、すべての人に責任を負い、ルーマニアの民主主義を尊重するよう求める」と同省は述べ、これらの申し立ては「ルーマニアを標的とした干渉の真の脅威」から国民の注意をそらすことを狙った「陽動作戦」である、と述べた。
フランス当局は昨年、テレグラムにおける節度の不備を理由に、児童性的搾取の情報流通と麻薬密売を助長したとしてドゥロフ氏を訴追した。同氏は8月にパリ・ル・ブルジェ空港で逮捕されたが、500万ユーロ(約5億4600万円)の保釈金で釈放された。自らの不正行為を否定したドゥロフ氏は、最終的に3月にフランスからの出国を許可された。
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS http://tmmethod.blog.fc2.com/
「テレグラム創設者パベル・ドゥロフ氏、フランス当局から「ルーマニア大統領選挙で親露派の声を遮断しろ」と要求された、と主張」(2025年5月28日)http://tmmethod.blog.fc2.com/
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また英文原稿はこちらです⇒Telegram’s Durov names French official who ‘asked to ban conservative voices’
ルーマニア大統領選挙を前に、仏諜報機関のニコラス・レルナー長官は右派を沈黙させようとした。
出典:RT 2025年5月19日https://www.rt.com/news/617811-durov-names-french-spy-chief/