
6月1日のウクライナ情報
国際6月1日のウクライナ情報
安斎育郎
❶速報:ロシアのトルネードSがウクライナの秘密飛行場を破壊 ― NATOの防衛はどこにあったのか?(2925年5月28日)
速報:ロシアのトルネードSがウクライナの秘密飛行場を壊滅させる ― NATO防衛はどこにあったのか? – この動画では、ロシアがウクライナのバルコヴォ飛行場を標的としたトルネードSミサイル攻撃を詳細に分析しています。ウクライナには米国の防空システムが敷かれていますが、トルネードSの高精度かつ低高度のロケット弾は迎撃を困難にしています。攻撃の背後にある戦略的理由、進化するドローン戦、そしてこの紛争を形作るイノベーションについて考察します。詳細は動画全編をご覧ください!
https://youtu.be/3lvHVsnqCVg
https://www.youtube.com/watch?v=3lvHVsnqCVg
https://youtu.be/Lz2OSi7WE2I
https://www.youtube.com/watch?v=Lz2OSi7WE2I
❸ 戦車が「一瞬で大爆発」…ロシアが軍事力を強化中の国境付近でNATO演習、「ヘルファイア」命中の映像公開(Newsweek、2025年5月31日)
<フィンランドとの国境地帯でロシアが軍事施設を増強するなか、「ウクライナ戦争の終了後」を警戒するNATOが軍事演習を実施。ミサイル発射などの映像が公開された>
イギリスの陸軍航空隊はフィンランドで、米国製の攻撃ヘリコプターAH-64E(通称「アパッチ」)から米国製の空対地ミサイル「ヘルファイア」を発射し、その時の様子を撮影した映像を公開した。これは北大西洋条約機構(NATO)の軍事演習の一環で、NATOとロシアが北部で接する境界からわずか60マイル(約97キロメートル)の地点で行われた。
ミサイルのうち2発は、最近受領したばかりのアパッチの1機に5月29日に装填された。このアパッチは、フィンランドのラップランド地方にある北極線(北極圏の南限、となる北緯66度33分線)の北に位置するソダンキュラ軍事基地に駐機していた。
今回の演習でアパッチの乗員は、合計15発のヘルファイアを発射した。そのうち、29日に発射されたのは8発だ。
この演習は、改良された最新型アパッチと、短距離ミサイルならびにチェーンガン(機関砲)がどう連動するか感触をつかむために行われたもので、標的は基地内にある滑走路のすぐ南に設定された。ヘルファイアは重量が50キログラムと小型だが、かなりの威力をもち、敵の戦車などを破壊することを目的としている。
■フィンランド加盟でNATOとロシアの陸上境界は2倍に
アパッチによるヘルファイア発射は、フィンランド最北端で行われたNATO演習の一環だ。演習を主導するのはフィンランド軍だが、スウェーデン部隊と英国部隊が支援している。
フィンランドとスウェーデンは、最も新しいNATO加盟国だ(それぞれ2023年と2024年に正式加盟)。今回の実弾演習は、演習場の厳格な条件の下で実施された。ソダンキュラ勤務の兵士らによると、ロシアとの国境がすぐそばであることは意識しているが、演習中はあまり考えないようにしているという。
フィンランドがNATOに加盟したことで、ロシアとNATOとの陸上境界は2倍に延びた。これを受けてロシア政府は、すぐさま対応すると言明した。ロシア政府は以前から、ロシア北西部での軍事的プレゼンス強化に力を入れていた。
最新の衛星画像では、ロシアがフィンランドとの国境付近で軍事施設を増強していることが確認されている。ロシアと国境を接するNATO加盟国の高官らはかねてより、ウクライナとの戦争が終われば、ロシア政府はNATO領の近くに多数の軍隊を配備するとの見方を示してきた。
ドナルド・トランプ米大統領と同政権の高官たちは、ウクライナ政府とロシア政府に対して相当な圧力を加えつつ交渉を開始し、第2大戦以来で欧州最大となる領土紛争を終わらせるよう求めてきた。
■ロシア軍は「10年以内にソ連時代並みの規模に」と警戒
トランプは以前、2024年1月に政権に返り咲いたら24時間以内にウクライナ戦争を終わらせてみせると豪語していた。しかし停戦への動きは遅々として進まず、米政権は停戦合意を渋るロシア側の姿勢に不満を募らせている。
フィンランド北部の軍人たちは、ロシアは本物の脅威だが、ずっと以前からの脅威だと述べた。「フィンランドは、何百年も前からロシアの隣国だ」。フィンランド国防軍戦略部門のトップを務めるサミ・ヌルミ少将は5月最終週にそう語った。「われわれは、その事実とともに生きることを学んできた」
しかしエストニア対外情報機関は2024年1月、ロシアが軍の改革に成功すれば、NATOは「今後10年以内に、ソ連時代並みの大規模な軍隊に直面する可能性がある」と警鐘を鳴らした。ロシアの元国防相セルゲイ・ショイグは2023年1月、ロシア軍の大改革を発表しており、改革は現在も進行中だ。
NATOが分裂しているとロシアがみなせば、ウクライナからの撤退後にNATOを攻撃する可能性が高くなると見る分析もある。NATOに懐疑的なトランプは政権復帰前の2024年2月、軍事費負担に関する指針を満たさない加盟国があれば、その国を攻撃するようロシアを促すだろうと述べ、NATOの連帯に大きな傷を与えた。
フィンランド北部のソダンキュラで実施された今回の演習は、その逆、つまりNATOの新しい加盟国が円滑に仲間入りを果たしていることを強調するために計画されたようだ。
■英陸軍司令官が語った今回の演習の目的
英国陸軍「第1航空旅団戦闘団」司令官を務めるニック・イングリッシュ准将は5月28日、本誌に対して、「今回の演習は、NATOの戦力がフィンランドでどう展開できるかをはっきりと見せつけるためのものだ」と語った。
とりわけ英国軍にとっては、過酷な環境に慣れることも重要だ。「北極圏は、これ以上ないくらいに過酷な環境だ。文句なしの素晴らしい天気かと思いきや、油断していると瞬時に殺されそうな状況に一変する」。ソダンキュラに配備されている英国陸軍航空団第4連隊に所属するジェイミー・プライス上等兵はそう語った。
プライスが本誌に語ったところによると、アパッチは「攻撃プラットフォームとして常に非常に効果的」だという。標的が複数でも同時にロックオンして発射することが可能で、行くべき地点に速やかに到達し、任務終了後はすぐに飛び去ることができる設計になっていると、航空部隊の通信担当として勤務する19歳の空挺兵モリー・マクレランドも付け加えた。
英国陸軍は2025年3月、改良された最新型AH-64Eの50機目(最後の1機)を受領した。
(翻訳:ガリレオ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4d0344055f4ebabe8c493fa41e98e131b8c4dcf/images/000
❹金正恩死亡説が拡散…「脳出血で意識不明」「フランス医師が手術」その真偽は(2025年5月31日)
韓国の外交、証券街関係者の間で最近、北朝鮮の金正恩総書記の「死亡説」が流れ、情報当局が否定に追われる出来事があった。
韓国の報道を総合すると、死亡説は27日に拡散され、その内容は「金正恩氏が江原道の元山(ウォンサン)で現地指導中に意識不明に陥った」などというもの。さらにSNS上では、次のようなタイトルの文章が拡散されたという。
「CNN速報 金正恩氏が元山から平壌の専門病院に移送された」、
「脳出血で10日以上意識不明、回復は不可能」
「フランスの医師による手術を受けたが亡くなった」
(参考記事:右手首に手術痕か…「金正恩の指示がおかしくなってる」北朝鮮幹部が懸念)
中には、「親中の(北朝鮮)首脳部がこのことを中国に伝え、中国は親中派の金平一(キム・ピョンイル、金正恩氏の叔父)に権力を継承させると伝えてきた」という内容が含まれているものもあった。
韓国の情報当局者はいち早く「フェイクニュース」だと断定し、メディアの質問に答える形でこれを打ち消した。その後、北朝鮮国営の朝鮮中央通信は30日、金正恩氏が朝鮮労働党中央軍事委員会第8期第8回拡大会議(28日)に参加し、軍の砲撃競技(29日)を視察したと写真とともに報じている。
金正恩氏の「健康異常説」や「死亡説」が出たのは、今回が初めてではない。全く同じか、似通ったタイトル・内容のフェイクニュースが2020年4月と2021年7月に全世界的に流れたことがある。
今回の「死亡説」が出た背景は定かでないが、2020年4月のケースは米CNNのイタズラじみた報道が火付け役だった。
同年4月20日、韓国デイリーNKは「金正恩氏が心血管疾患で施術……。12日、国内の専用病院で」と題した記事を報じた。内容は、金正恩氏が同12日に心血管疾患の施術を受けたものの、術後の経過は良好だというものだった。この報道は当初、さほど注目を集めなかったのだが、これにCNNが「燃料投下」した。
デイリーNKのこの報道内容を、米国防総省に当てたところ、担当者から「注視している」との回答があったとするごく短い記事を、速報で出したのだ。
冷静になってみれば、この手の報道について、米国防総省の担当者が真偽も含め「注視する」のは当然のことだ。しかし、それを天下のCNNが、わざわざ速報したことが世の中に「深読み」を促し、関連報道の連鎖を誘った。
CNNはその後、「米当局が、金正恩氏は心疾患の手術後に合併症を起こして重体に陥ったらしいとみている」という内容に、報道を「進化」させる。
後に判明したとおり、この騒動の直後に公開された金正恩氏の写真では、手首に手術痕のようなものが見え、北朝鮮の医療陣でも問題なく行うことのできる「ステント手術」を受けていた可能性が示された。
その一方、「合併症を起こして重体に陥った」との見方は、何の根拠もなかったことが明らかになった。この時はほかにも、中国発と見られるガセネタが飛び交い、世界中が大騒ぎになった。
こうした経験から教訓を得たためか、その後、金正恩氏の「健康異常説」はこのときほど爆発的に拡散したケースは見られない。
このような出来事が繰り返される背景は様々あるだろうが、北朝鮮の情報統制がひとつの原因になっていると言えるだろう。2020年4月のケースにおいても、北朝鮮当局がさっさと否定して金正恩氏が姿を見せれば、事実は明らかになったのだ。
(参考記事:「政府の動きがおかしい」北朝鮮国内で金正恩死亡説が拡散)
それにもかかわらず、金正恩氏は約3週間にわたり「死んだふり」をし、高みの見物を決め込んでいた。そんな金正恩氏だから、もしかしたら何らかの思惑から、自分の「死亡説」をわざと流すこともあるかもしれない。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/6422f746359521ee538f005c906e0d79c3e14dadウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は30日、トルコのタイップ・エルドアン大統領と電話会談し、ロシアとの和平に向けた次回の直接協議について議論した。ロシアは6月2日にトルコでの開催を提案したが、ゼレンスキー氏は露側が協議に臨む姿勢を明確にしていないなどと批判を強めており、協議に応じるかどうか明言を避けた。
ウクライナ大統領府の発表によると、ゼレンスキー氏は会談で「次回(直接)協議の可能性と、ウクライナが参加する準備が整う条件」を巡って意見を交わし、協議が「単に象徴的なものではいけない」と強調した。露側の時間稼ぎは認められないとけん制したものだ。
ロシアとウクライナは16日に行った直接協議で、互いに要求をまとめた文書を策定することで合意した。ウクライナ側は、既にロシアに文書を提示したとしている。ゼレンスキー氏は30日、キーウでトルコのハカン・フィダン外相とも会談し、「ロシアから何の文書も受け取っていないし、(次回協議の)議題も決まっていない」と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa3afc6efe2f958bb7743959ab4d54179666ccef/images/000
❻ゼレンスキー大統領、露と2回目協議でトルコ外相と調整も「露は次の協議が成果を上げないよう、あらゆる手段を講じている」と非難(日テレ・ニュース、2025年5月31日)
ウクライナのゼレンスキー大統領は30日、来月2日に予定されているロシアとの2回目の協議についてトルコの外相と調整を行いました。ゼレンスキー氏は「ロシアは次の協議が成果を上げないよう、あらゆる手段を講じている」と非難しています。
ウクライナとロシアの2回目の直接協議をめぐっては、ロシアが来月2日にトルコでの開催を提案しています。
ゼレンスキー大統領と会談したトルコのフィダン外相は30日、次回の協議について、「トランプ大統領、プーチン大統領、ゼレンスキー大統領が一堂に会する可能性があり、成功を収めるはずだと確信している」と自信を見せました。
一方、ゼレンスキー大統領は協議の実効性を疑問視しています。
ロシアのラブロフ外相はウクライナとの協議に先立ち、和平に関する覚書を提示する用意があるとしていましたが、ゼレンスキー大統領は30日、SNSに投稿し、ウクライナ側がすでに提出したにもかかわらず、「ロシア側から何の文書も受け取っていない」とした上で、「ロシアは次の協議が成果を上げないよう、あらゆる手段を講じている」と非難しました。
ゼレンスキー大統領は、これまでのところ、ロシアとの2回目の協議に参加するかどうか明言していません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/40bcf5ea70f23f64e200bcc538c1925da623b279/images/000
❼【5/30 ロシア・ウクライナ紛争】譲れない和平交渉と 「狂ってしまった」の情報戦 (2025年5月30日)
https://youtu.be/d-wt73XC7fQ
今回は、ロシア、ウクライナの和平交渉の進捗と、トランプ大統領がプーチン大統領を「狂っている」、「火遊び」とtruth socislに投稿し、これを欧米マスコミが切り取って一斉に報道した情報戦争のお話です。
5/28、ロイターによれば、「ロシアは、6/2にイスタンブールでウクライナと新たな会談を行い、和平解決に向けた計画を提示したい」と述べたそうです。
しかし、ゼレンスキー氏は、停戦の時期をなぜか2026年夏までにと発言したとstranaはいいます。
今最もホットな前線は、ポクロフスク方面、クピャンスク方面、スムイ方面です。スムイ方面ではロシア軍は、ユナキフカに向かって前進していて、ロクニャ村を占領したといいます。
https://www.youtube.com/watch?v=d-wt73XC7fQ
❽【時事ネタ】突然の安倍昭恵さんとプーチン大統領会談!5/31土曜版です🙂 ↕️‼️(ニキータ伝〜ロシアの手ほどき、2025年5月31日)
https://youtu.be/TPQSyPq1srU
https://www.youtube.com/watch?v=TPQSyPq1srU
❾ダグラス・マクレガー大佐 「ウクライナは生き残れるのか」(2025年5月28日)
https://youtu.be/EszmEwS7ER0
https://www.youtube.com/watch?v=EszmEwS7ER0
❿【愛する人を戦場に行かせない】(2025年5月30日)
ゼレンスキーの手下の人さらいを阻止するために闘うウクライナ市民
🔻規模が大きくなってきた🥹
https://x.com/i/status/1928261947142852619
https://x.com/Kumi_japonesa/status/1928261947142852619?s=09
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1940年、東京生まれ。1944~49年、福島県で疎開生活。東大工学部原子力工学科第1期生。工学博士。東京大学医学部助手、東京医科大学客員助教授を経て、1986年、立命館大学経済学部教授、88年国際関係学部教授。1995年、同大学国際平和ミュージアム館長。2008年より、立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長。現在、立命館大学名誉教授。専門は放射線防護学、平和学。2011年、定年とともに、「安斎科学・平和事務所」(Anzai Science & Peace Office, ASAP)を立ち上げ、以来、2022年4月までに福島原発事故について99回の調査・相談・学習活動。International Network of Museums for Peace(平和のための博物館国相ネットワーク)のジェネラル・コ^ディ ネータを務めた後、現在は、名誉ジェネラル・コーディネータ。日本の「平和のための博物館市民ネットワーク」代表。日本平和学会・理事。ノーモアヒロシマ・ナガサキ記憶遺産を継承する会・副代表。2021年3月11日、福島県双葉郡浪江町の古刹・宝鏡寺境内に第30世住職・早川篤雄氏と連名で「原発悔恨・伝言の碑」を建立するとともに、隣接して、平和博物館「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館」を開設。マジックを趣味とし、東大時代は奇術愛好会第3代会長。「国境なき手品師団」(Magicians without Borders)名誉会員。Japan Skeptics(超自然現象を科学的・批判的に究明する会)会長を務め、現在名誉会員。NHK『だます心だまされる心」(全8回)、『日曜美術館』(だまし絵)、日本テレビ『世界一受けたい授業』などに出演。2003年、ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受章。2011年、「第22回久保医療文化賞」、韓国ノグンリ国際平和財団「第4回人権賞」、2013年、日本平和学会「第4回平和賞」、2021年、ウィーン・ユネスコ・クラブ「地球市民賞」などを受賞。著書は『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞)、『だます心だまされる心』(岩波書店)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『語りつごうヒロシマ・ナガサキ』(新日本出版、全5巻)など100数十点あるが、最近著に『核なき時代を生きる君たちへ━核不拡散条約50年と核兵器禁止条約』(2021年3月1日)、『私の反原発人生と「福島プロジェクト」の足跡』(2021年3月11日)、『戦争と科学者─知的探求心と非人道性の葛藤』(2022年4月1日、いずれも、かもがわ出版)など。