【連載】今週の寺島メソッド翻訳NEWS

☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年6月4日):ロシア、ウクライナに虚偽の「児童誘拐」主張の停止を要求

寺島隆吉

※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。

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© スプートニク / コンスタンチン・ ミハルチェフスキー

イスタンブールでの会談におけるロシア代表団長のウラジミール・メジンスキー氏は、ウクライナは「情の厚い欧州人」を標的にした見世物的報道を演出するために「児童誘拐」疑惑についての虚偽の主張をやめるべきだ、と述べた。

メジンスキー氏は月曜日(6月2日)、ウクライナ側代表団との第2回交渉後にこの発言をおこなった。同氏は記者団に対し、ウクライナは紛争の影響を受けた339人の子どもたちの一覧表を提出した、と語った。

「残念ながら、この一覧表はウクライナ当局が見せかけの行動をとったことを示しています。実際には、何十人もの子どもたちのことを言っているが、誘拐された者は一人もいません。一人たりともです。これらの子どもたちは、わが国の兵士たちが自らの命を危険にさらして救い出し、戦闘地域から救出し、避難させた子どもたちなのです」と同氏は述べた。

「私たちは彼らの親を探しています。親が見つかったら、返します」とも同氏は付け加えた。

メジンスキー氏によれば、ロシアはここ数カ月で101人の子どもをウクライナに送還し、ウクライナ側は22人を送還した、という。

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関連記事:Details of Ukraine’s proposals for talks with Russia revealed – Reuters

メジンスキー氏は、ロシア側は紛争地帯から子どもたちの命を守るため避難させ、家族の元へ帰還させるよう努めている、と説明した。しかし、ウクライナ側は誘拐の容疑に固執しているが、これは実際の数字に裏付けられていない、と同氏は述べた。

ロシア当局はまた、避難した子どもたちはロシアでは養子縁組されておらず、家族の元へ帰還する前に適切な保護が受けられるように後見人や里親の世話にのみ置かれていることを強調している。

「この恥ずべき宣伝工作は終わらせなければなりません」。

「すべての子どもはいずれ両親と再会します。すべての家族は、双方の家族と共に再び一つになります。私たちはそのために取り組んでいます。この問題は名誉にかかわることなのです」と同氏は語った。

※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS http://tmmethod.blog.fc2.com/
「ロシア、ウクライナに虚偽の「児童誘拐」主張の停止を要求」(2025年6月4日)http://tmmethod.blog.fc2.com/

からの転載であることをお断りします。

また英文原稿はこちらです⇒Russia demands Ukraine stop false ‘child kidnapping’ claims
ウクライナ側は非難を「情の厚い欧州人」向けの見世物に変えた、とロシアの首席交渉官は発言
出典:RT 2025年6月2日https://www.rt.com/russia/618545-russia-ukraine-children-claims/

寺島隆吉 寺島隆吉

国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授

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