【連載】真田信秋の多事争論

連載:日米合同委員会廃絶・抗議街宣(15)真田信秋

真田信秋

真田信秋の新連載「日米合同委員会廃絶・抗議街宣」が始まります。掲載は毎週土曜日になります。


 

・金野奉晴さん 9条の家 創設者
2024年3月28日(映像から書き起こし)
日本国民は主権者意識を持て

これだけ多くの人が日本の独立ということにシンパシーを感じて集まっているということに、とても感動します。実はですね。私は日本が独立? 日本は独立国じゃんと思っていた方なんです。どっちかというとね。それをね、植草先生の赤い表紙の「日本の独立」という本に出会ってですね。
「えっ、日本て独立国じゃなんだ」と、気づいたんですね。そこから始まっているんです。植草先生、ありがとうございました。

植草先生とは地域通貨のテーマで、あるテレビ局で一緒に出演させて頂いたことがあります。たいへん植草先生には、勝手にご縁を感じております。ありがとうございます。ここに今日、植草先生が起こしになるとは知らなくて、びっくりして感動しております。

私が今日ここで訴えたいのは、私たちが主権者だということです。ちょっと日本人というのは卑屈と言いますかね。私は31年前に東京でサラリーマンをしていたのを辞めて、山梨県の北斗市というところに引っ越して田舎暮らしを始めたんですけど、そこの地元の人たちの言動を見て驚いたんです。江戸時代のままだと驚いたんです。役場の言うことには逆らわない。お上のいうことには逆らわない。そういう風土なんです。おそらく日本中そうだと思います。日本人というのは、上に立つというのが苦手なんだと思います。上に偉い人がいて下にいて、言う事を聞いているというのが、どっちかというと好きなんじゃないですか。だからダメなんですよ。アメリカもこれを見抜いたと思いますね。これは支配しやすい国民だと。

8月15日に敗戦したわけでしょ。その三日後、内務省から全国に通達が出て、国営の慰安所ができたんですよ。米軍の皆様をおもてなししましょうと言うんでしょ。当時、日本の男は殺される。女性は辱めをうける。そういう先入観がずっとありましたからね。それを兵士のエネルギーを減らすために慰安所を設けることを考えたみたいですね。池田勇人が国税庁かなんかの主計局長かなんかをしていて、慰安所を建てるための資金を調達して全国にお金を配ったみたいですね。それくらい当時の官僚は弱腰で命乞い外交を展開したわけです。
その尊厳のなさが今に至るまで、ずっと尾を引いちゃっているわけです。主権者であることに尊厳を持つことを忘れてはいけない。

イラクは、イラク本土から、米軍が他国を攻撃に出撃することを禁じているんですよ。日本はそれができていないじゃないですか。この尊厳のなさ。これを私たちは恥じないといけない。先ほどお配りいたしましたが、日本の支配構造図。おうちに帰ってじっくりみてください。尊厳あるべき主権者が、構造の中で最下位に置かれているんです。

これは私たちにも責任がある。もっと主権者であることを自覚しないといけない。この構造図を見ることによって分かってくると思います。そしてなんとね。憲法の上に、「アメリカ軍産諜複合体」がいるんですよ。日米合同委員会で決まったことが憲法の上にいっちゃうんですよ。こんなバカな話はないじゃないですか、皆さん。確かにアメリカ進駐軍以来のアメリカ軍が日本をなめきったというのもありますが、なめきられてしまった我々にも責任がある。なめられちゃいかんぜよ。

主権者意識を持つといっても漠然としていますけどね、ここに憲法の前文が書かれています。右側に書かれています。左側には自民党の改憲草案が書かれています。私たちもっと、常日ごろから憲法を読みましょう。知りましょう。

アメリカ軍にしても、官僚にしても憲法違反を、かなりやっていますよ。あれも憲法違反。これも憲法違反。というのが、いっぱいあります。私さっき、自己紹介し忘れちゃったんですけど、私は安保法制違憲訴訟というのに取り組んでおりましてね。全国で今25の裁判が行われていますけども、裁判官が憲法違反をおかしている。

憲法も書いているだけでは、ただの紙切れです。それを読んで憲法を使っていかなければいけません。権力者というのは、我々主権者国民が一時的に権力をあずけている公務員にすぎないんです。どうして、そんなにペコペコするの。あなたの方が偉いんだよ。最上位。主権者国民。国民が最上位なんです。そう思ってくださいよ。

私、安保法制山梨の会の原告団長やっているんですがね。原告が135名。東京高裁で裁判やったわけなんです。甲府地裁で棄却。東京高裁で棄却。これを見越して法廷に入る時に、上着の下に白いTシャツで「主権者国民は棄却を認めない」というTシャツを着こみました。入口で見つかると、はねられちゃいますからね。上着で隠して、裁判長が入廷して着席するかというところで上着を脱いだんです。そしたらなんと、裁判長がそれを見つけて、「それを脱ぐか、隠すかしろ」って、言うんです。とんでもないことですよね。

主権者国民は棄却を認めない(Tシャツ)。どこに違反があるんですか。ありませんよ。言論の自由が保障されてますよ。それを「脱ぐか、隠すかしろ」って言われたので、「法的根拠を言ってくれ」って、裁判長に言ったわけです。それに対して答えない。答えられないんです。法的根拠ないから。

それで、「脱ぐか、隠すかしろ」の一点張り。これ問答無用裁判運営ですよね。我々が言っていることに対して、答えないんですから。そして、いきなり休廷。そして開廷したら、とたんにまた「脱ぐか、隠すかしろ」

我々は嫌だ。そしたら30人くらいの若い裁判所員が入ってきて、Tシャツを着ている人を排除するということになった。これも法律違反でしょ。これも憲法違反でしょ。裁判長は法廷を運営する上で、警察権みたいなものを持っているんですね。だけど、それは憲法違反を犯して、警察権を行使しちゃいけんません。我々が暴力などをしたというのなら警察権を行使してもいいでしょうけど、我々なんの法律違反もしていない。憲法にも違反していないわけです。それに対して暴力的に排除するという事をやったんです。実はね。爪のひっかけようがない裁判闘争してきましたんでね。やっと爪のひっかけ所を裁判長が作ってくれたと思っています。

それで、私たちは、29日(2024年3月)まで明日までの期限付きで「謝罪するか、釈明するかしろ」という内容証明郵便をだしたんです。刻限が明日なんです。明日までに、それが行われなかった場合は、国会に訴追委員会というのがありましてね。そこに弾劾裁判を行おうというふうに考えています。

この弾劾裁判というのは、裁判官にあたる人が衆議院と参議院から四名ずつでてくるんですが、ほとんどが与党がやってしまえば、内輪をかばうみたいなことになるんだろうなと思っていますが、無駄でもいいから、やって事実を作ろうということをやってみようと思っています。
それもこれも主権者だからという考えがあるからなんです。「お上がへ~」とう考えではできないことですよ。

だからみなさん、主権者国民であるということ。大いに意識を高く持ちましょう。そして日米合同委員会廃止させましょう。これも全部憲法違反ですよ。憲法全部読んでください。ちょっとしか持ってきていないですが、ぜひ読んでください。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43586176

 


 

<連載:日米合同委員会廃絶・抗議街宣 真田信秋は、毎週土曜日に公開します。>

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真田信秋 真田信秋

真田信秋 ニコニコ動画、ニコニコチャンネルを中心に、多事総論チャンネルを展開中。 1977年生まれ、和歌山県田辺市出身。2004年より東京在住。 地方行政機関、民間企業10社以上の幅広い参画歴を持つ。 アマゾンキンドルにて電子書籍も公開している。 コロナ茶番前より医学不要論に習い、2017年10月より薬を一切飲んでいない。 ますます悪化する属国状態を憂え、国民、一人一人が独立宣言を行うことの結果として、国民総意の独立宣言を行う「日本国独立宣言」を唱えている。 独立言論フォーラム一般会員、ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)、日本列島100万人プロジェクトの趣旨に賛同するものである。

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