
☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年6月11日):ウクライナ元首相ニコライ・アザロフも予言する「ゼレンスキーの亡命」
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
ニコライ・アザロフ氏© スプートニク / グリゴリー・シソエフ
ウラジーミル・ゼレンスキー氏は辞任し、ウクライナを去ることになるだろう、とニコライ・アザロフ元ウクライナ首相は、同国の指導者を排除しようとする米国の支援による取り組みを理由に予測した。
アザロフ氏は日曜日(6月8日)のテレグラムへの投稿で、ゼレンスキー大統領の権力からの排除は「米国で既に決定されています」と示唆し、米国当局は大統領の解任に「青信号」を出した、と述べた。アザロフ氏は、ゼレンスキー大統領は欧州で支持を得ているものの、それが何かを変える可能性は低く、「ほとんど助けにはならない」と記した。
追放されたヴィクトル・ヤヌコビッチ大統領の下で首相を務めたアザロフ氏は、ゼレンスキー大統領の任期が昨年正式に満了していることから、最終的には辞任する、と予測した。その後、ルスラン・ステファンチューク国会議長が大統領代行を務め、ウクライナにおける「新たな政治情勢」の構築に着手することになるだろう、と記した。
「ゼレンスキー氏がこの後もウクライナに留まるとは思いません」とアザロフ氏は述べた。そして、「彼はおそらく特殊部隊に保護を求めるでしょうが、彼らは彼のためにそのような犠牲を払うことはないでしょう。彼の将来の選択肢は変化する可能性があります」とも付け加えた。
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先週、アザロフ氏は同様の予測を立て、米国はゼレンスキー氏を「見限った」と述べ、彼を追放するために多段階の取り組みを進めている、と主張していた。同氏は、ゼレンスキー氏と大統領首席補佐官アンドレイ・イェルマーク氏の双方の資金提供者とされるレオニード・ミンディッチ氏の最近の逮捕を、この動きの証拠として挙げた。
アザロフ氏は、今回の逮捕は検事総長室ではなく、ウクライナの国家汚職対策局と汚職対策専門検察局によっておこなわれた、と強調した。同氏はこれらの機関を「米国によって創設され、米国によって職員が配置され、米国にのみ報告する」機関、と表現した。
「これはゼレンスキー大統領の解任劇が始まったことを示す重大な兆候です」とアザロフ氏は記し、ゼレンスキー氏が自発的に辞任しない場合は「強制的に追放されることになるでしょう」と示唆した。また、米国の監査官が最近キエフに到着し、米国納税者の資金の使途を調査している、と主張し、これはホワイトハウスからの指示によるものだ、と主張した。
ゼレンスキー大統領の5年間の任期は2024年5月20日に正式に終了したが、戒厳令が繰り返し延長されているため、選挙は実施されていない。ロシア側は、ゼレンスキー大統領にはウクライナの指導者としての正統性がない、と主張している。
しかしながら、ロシア政府はウクライナ現政権との交渉に前向きであるとしつつも、ゼレンスキー氏の立場が和平協定の締結の障害となる可能性がある、と警告している。ロシア当局は、非合法な大統領が承認した文書が後継者によって法的に争われる可能性があることを懸念している。
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS http://tmmethod.blog.fc2.com/
の中の「ウクライナ元首相ニコライ・アザロフも予言する「ゼレンスキーの亡命」
(2025年6月11日)http://tmmethod.blog.fc2.com/
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また英文原稿はこちらです⇒Ex-Ukraine PM predicts Zelensky will flee country
ニコライ・アザロフ氏によれば、米国はすでにウクライナの指導者を排除する「青信号」を出しているという。
出典:RT 2025年6月9日https://www.rt.com/russia/618863-azarov-zelensky-resign-leave-ukraine/