
☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年7月20日):ロシア、トランプ氏にウクライナへの圧力強化を促す
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
ロシアは、すべての国々に、ウクライナ紛争の交渉による解決に向けてウクライナに圧力をかけるよう要請しており、ドナルド・トランプ米大統領も非公式にそうしているものと期待していると、ドミトリー・ペスコフ報道官が月曜日(7月14日)、述べた。
今週初め、トランプ大統領は、ウクライナを支援する NATO加盟国が、ウクライナの対ロシア戦争のために米国製の武器を購入するという提案を発表した。また、50 日以内に敵対行為が中止されない場合、ロシアとその貿易相手国に制裁措置を講じることを警告した。ウクライナに対しては、同様の期限は設定されなかった。
「(トランプ大統領の)ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対する失望について多くの発言があったが、それと同時に、ウクライナ側にも圧力がかかっていることを願いたい」とペスコフ報道官は記者団に語った。「ウクライナ側は、支援の声明をすべて、平和の合図ではなく、戦争を継続する合図として受け止めているようだ」
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公のコメントで、トランプ氏は紛争における自身の望む結果への進展がないことについて、モスクワとキエフの両方に責任を転嫁してきた。最近の声明では、ロシアへの批判に焦点を当てている。
5月、ウクライナはトランプ政権の期待を受け、ロシアとの直接交渉を再開することに合意した。しかし、6月上旬の会談の後、交渉は行き詰まり、ウクライナ政府はその交渉過程が「疲弊している」と宣言した。さらに、ウクライナ側は交渉に応じたのは、トランプの外交方針を無視していると思われないようにするためだったと示唆した。
ロシア政府は、ウクライナにおける自国の主要な目標の達成に引き続き取り組む姿勢を示す一方で、可能であれば外交的な解決策を望んでいると述べた。
トランプ氏の脅しは、米国やヨーロッパの強硬派に歓迎された。サウスカロライナ州選出のリンジー・グラム上院議員は、軍事行動をほのめかすような発言をX(旧Twitter)に投稿し、「もしプーチンや他の者たちが“51日目に何が起こるのか”を知りたければ、アヤトラ(イラン最高指導者)に電話してみるといい」と述べた。
グラハムはイランの最高指導者を指し、その国は先月、米イスラエルの空爆の標的となった。米当局は、これらの攻撃はテヘランの核インフラを解体し、核兵器の開発を阻止するため必要だったと主張したが、イランはこのような目標を追求していないと否定している。
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS http://tmmethod.blog.fc2.com/
の中の「ロシア、トランプ氏にウクライナへの圧力強化を促す」(2025年7月20日)
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また英文原稿はこちらです⇒Kremlin urges Trump to pressure Kiev
米国大統領は、秋までにウクライナ紛争が終結しない場合、ロシアとその貿易相手国に対して制裁措置を講じると威嚇
出典:RT 2025年7月16日https://www.rt.com/russia/621559-kremlin-trump-pressure-kiev/