
☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年8月3日):ガザで取材協力をする現地記者たちに餓死の危険――ジャーナリスト協会ている。今月は10月7日以来最悪の損失が報告されている。
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
2025年7月20日、ガザ市の食料配給所に集まるパレスチナ人。© Majdi Fathi/NurPhoto via Getty Images
ガザ地区に残るAFP通信社のパレスチナ人協力者たちは飢えており、現状では仕事を続けることも生き延びることもできない、とAFP通信社の社内ジャーナリスト協会が警告した。
ジャーナリスト協会(SDJ)は月曜日(7月21日)の声明で、AFPはスタッフが2024年初頭にこの地域から撤退して以来、10人の地元のフリーランスに頼っていると述べた。
「彼らは若いが、体力は衰えている。ほとんどが、もはやガザ地区内を移動して任務を遂行する体力がない」と、協会はXに記した。
声明によると、フリーランスのジャーナリストたちは報酬は受け取るものの、買うものがない。彼らは「極貧」状態で暮らしており、中には未治療の病気や重度の栄養失調に苦しむ人もいる。燃料も車両もないため、ジャーナリストたちは徒歩やロバの荷車で紛争を取材している。
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AFPは1944年の設立以来、「協力者が餓死するのを見るという恐怖に直面したことは一度もない」と同協会は結論付けている。
フランスのジャン=ノエル・バロ外相は月曜日(7月21日)、この声明に反応し、政府は今後数週間以内にAFPの協力者の一部を避難させたいと考えていると述べた。また、国際報道機関が「そこで何が起こっているかを伝え、証言するため」にガザに入ることを許可するよう同外相は要求した。
イスラエルは、安全保障上のリスクと機密性の高い作戦情報の漏洩防止を理由に、外国人ジャーナリストのガザ地区への立ち入りを禁止した。イスラエル軍による厳重な護衛付きでの訪問のみが許可されている。先月、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、この禁止措置を「前例のない」ものと表現し、解除を求めていた。
イスラエルは5月、約3ヶ月にわたる全面封鎖の後、ガザ地区への人道支援の流入を最小限にとどめると発表した。当局者は、この政策はハマスへの圧力を維持しながら、大規模な飢餓を防ぐために必要だと説明した。
複数の国際機関や人権団体は以前から、ガザにおける「壊滅的な飢餓」と栄養失調による死亡者数の増加について警告を発してきた。
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現在の紛争は、2023年10月にハマスがイスラエル南部に侵攻し、1200人が死亡した後に始まった。ガザ保健省によると、それ以来、5万9000人以上のパレスチナ人が殺害されている。
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS http://tmmethod.blog.fc2.com/
の中の「ガザで取材協力をする現地記者たちに餓死の危険――ジャーナリスト協会」(2025年8月4日)
からの転載であることをお断りします。
また英文原稿はこちらです⇒‘Gaza reporters starving to death – journalists’ association
フランスのAFP通信社の協力者たちは、もはや職務を遂行する体力がないと言われている。
出典:RT 2025年7月22日https://www.rt.com/news/621823-gaza-reporters-starving-afp/