
☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年8月6日):韓国、2125年までに人口が85%減少する可能性 – 研究報告
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
ファイル写真。© Getty Images/Will & Deni McIntyre
韓国の人口は、現在の人口動態が続けば、今後1世紀で85%減少する可能性があるとの新たな研究結果が発表された。この研究は、同国が低出生率と高齢化社会という課題に直面していることを浮き彫りにしている。
水曜日(7月2日)に韓国半島未来人口研究所が発表した報告書によると、最も楽観的なシナリオでも、人口は1573万人に減少すると推計され、現在の規模の3分の1未満となる。中央値の推計では、2125年の人口は1115万人とされている。
同研究所が提示した最悪のシナリオでは、韓国の人口は2125年までに753万人に減少する可能性があり、現在の5168万人から急激な減少となる。この数値は、現在の首都ソウルの人口930万人を下回る水準である。
同研究所は、出生率、死亡率、移民動向を基に将来の人口変化を推計するため、国際的に認められたコホート・コンポーネント法を採用した。報告書は、韓国の人口減少の異常な速さを強調している。
この減少は、低出生率だけでなく、複合的な要因によってもたらされている。各世代が少なくなるにつれ、潜在的な親の数が減少するため、全体の人口減少が加速するのだ。
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75年後、最悪のケースでは、15~64歳の労働年齢人口100人に対し、65歳以上の高齢者140人が存在する可能性がある。
現在、100人の労働年齢人口が約30人の高齢者を支えており、韓国が「逆ピラミッド型社会」へと向かっていることを示している。この社会では、高齢者の依存人口が労働人口を大幅に上回る。
調査結果では、若年層が結婚について話す際、「お金」と「住宅」を「愛」よりも重視する傾向が明らかになった。子供を持つことに関する議論では、経済的圧力が最も一般的な懸念事項として挙げられた。
報告書は、結婚や子育ての決断において、経済的要因が個人の選択よりも大きな役割を果たしていると結論付けている。
これらの予測は、韓国が世界最低水準の出生率と最も急速な高齢化に直面する中で、人口構造の圧力を浮き彫りにしている。
2024年現在、同国の合計特殊出生率は0.75に上昇したものの、依然として置き換え水準の2.1を大幅に下回っている。
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS http://tmmethod.blog.fc2.com/
の中の「韓国、2125年までに人口が85%減少する可能性 – 研究報告」(2025年8月6日)
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また英文原稿はこちらです⇒‘South Korea faces 85% population crash by 2125 – study
出生率の低下により、同国は1世紀以内に数千万人の住民を失う可能性があるとの新たな予測が警告している。
出典:RT 2025年7月3日https://www.rt.com/news/620928-south-korea-population-decline/