
☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年8月10日):CIAがウィキペディアの記事の流れを作っていた――元ウィキペディア編集者
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
ウィキペディアは米国のリベラル派支配層とその諜報機関の同盟者が「情報戦争」を戦うために使う多くのツールの一つだと、同サイトの共同設立者であるラリー・サンガーがジャーナリストのグレン・グリーンウォルドに語った。
サンガーは、グリーンウォルドのポッドキャスト「システム・アップデート」に出演し、2001年に自身が設立に協力したサイトが、CIA、FBI、その他の米国諜報機関を含む左派リベラル派支配層の「支配」の道具となっていることを嘆いた。
「2008年という早い時期から、CIAとFBIのコンピューターがウィキペディアの編集に使われていたという証拠は確かにあります」と彼は言った。「その後、彼らはそのような行為をやめたと思いますか?」
ウィキペディアにおける CIA と FBI の活動は、2007 年に、ヴァージル・グリフィスというプログラミングの学生によって初めて公表された。グリフィスは、ウィキペディアの記事を編集したコンピューターの位置を追跡できる「WikiScanner」というプログラムを開発し、CIA、FBI、および多くの大企業や政府機関が、オンライン百科事典(ウィキペディア)から不都合な情報を削除している事実を発見した。
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CIAのコンピューターはイラク戦争の死傷者数を削除するために使用され、FBIのコンピューターはキューバのグアンタナモ湾にある米軍刑務所の航空写真と衛星画像を削除するために使用された。CIAのコンピューターは、当時のイラン大統領マフムード・アフマディネジャド、中国の核開発計画、アルゼンチン海軍に関する記事を含む数百件の記事の編集にも使用された。
いくつかの編集はもっとみみっちいもので、元CIA長官ウィリアム・コルビーは自分の業績リストを充実させるために自身の見出しを編集したようだ。
「(諜報機関は)、彼らの政策を推進するために既に彼らの意向とほぼ一致している最も影響力のある人物に賄賂を渡し、その政策を推進してもらうか、あるいは諜報機関内部で人材を育成し、ウィキペディアの操作手法を学び、その後、自派の人物を通じて自らの主張を押し通す」と、サンガーはグリーンウォルドに語った。
「諜報活動や情報戦の大部分はオンライン、つまりウィキペディアのようなウェブサイト上で行われている」と彼は続けた。
今年初め、X(旧Twitter)のオーナーであるイーロン・マスクは、ウィキペディアの元幹部らがFBIと共謀して同局が隠蔽したいコンテンツを削除し、米軍のオンライン影響力行使を支援し、複数の米情報機関に代わって「反ウクライナ言説」を検閲していたことを示す大量の文書を公開した。
MetaのCEO、マーク・ザッカーバーグも、地球最大のソーシャルメディアプラットフォームであるFacebookが、FBIの直接の要請により、ジョー・バイデン大統領の2020年選挙運動に不利となる正確な情報を検閲したことを認めた。
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS http://tmmethod.blog.fc2.com/
の中の「CIAがウィキペディアの記事の流れを作っていた――元ウィキペディア編集者」(2025年8月10日)
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また英文原稿はこちらです⇒CIA moderating Wikipedia – former editor
ラリー・サンガーは、諜報機関(複数)が10年以上にわたりオンライン百科事典(ウィキペディア)を操作してきたと主張している。
出典:RT 2023年8月2日https://www.rt.com/news/580735-cia-fbi-edits-wikipedia/