
連載:日米合同委員会廃絶・抗議街宣(24)真田信秋
社会・経済政治真田信秋の新連載「日米合同委員会廃絶・抗議街宣」が始まります。掲載は毎週土曜日になります。
・小野耕資さんの演説(映像から書き起こし)
ヴェオリア会長である野田由美子氏は私物化の専門家
私は「維新と興亜」、副編集長の小野と申します。実は我々、「維新と興亜」編集部では、2年前に場所も同じ、ここで抗議街宣を行いました。それを甲斐さんも見て下さいまして、元から知り合いであったんですが、より関係が密になったということで、思い出深い場所でございます。
さて、ヴェオリアという会社は、先ほどらい、お話のあるようにフランス資本の水道会社ということになるわけでございます。しかしこのヴェオリア・ジャパンという会社を水道会社だと思ってしまうと、本質を多いに見誤るということでございます。このお話をさせて頂きたいと思います。
まず、なぜこのヴェオリア・ジャパンという会社が、水道会社だと言い切れないかというと、そこには大きなグローバル資本、政治の流れ、そういうものがあるからです。まず、麻生太郎さんがですね、CSISというところで、「日本の公的水道を全て民営化させる」、そういう宣言をしたことが数年前にございました。またこのCSISという場所がですね、知っている人にとっては、非常にまがまがしい場所であるということが分かるわけですが、要するに、アメリカCIA関係の密接な情報機関というわけでございます。
こういったところで、「日本の公的水道を全て民営化させる」と、こういった宣言がなされたわけです。そして野田由美子さん、今、代表取締役会長、長年社長を務めてまいりましたが、この野田さんと言う方はですね、水道の専門家でもなんでもございません。野田さんは東大を卒業した後、外資の会計会社に就職をしまして、そこで学んだのが民営化。先ほどから甲斐さんも申し上げているコンセッション方式、こういったことなのです。
このあと内閣府関連、経産省関連、こういったところで仕事を請け負い、横浜市の副市長をやり、そしてヴェオリア・ジャパンに入る。こういった流れがございます。野田さんはヴェオリアに入る前に作った本がありまして、これが「民営化の戦略と手法」という本でございます。これは、要するに公的サービスをいかに民営化させるかと言う本でございます。
野田さんと言う人はヴェオリアに入る前から、こうした知見を持っていた。先ほどから申し上げている通り、水道の専門家ではございません。要するにコンセッション方式の専門家ということになるわけです。公的資本を自治体の長である人とつるんで、いかに私物化するか。まさにここの旗に書いている通りであります。「命より金、市民より企業」こういった工作をする専門家ということになります。ヴェオリア・ジャパンは水道会社であるかのような体裁をとっていますが、ヴェオリア・ジャパンは日本の資本を外資に売り渡す工作機関なのである。
こうしたことを理解しなければ、一私企業に我々が抗議街宣をするという意味が分からなくなってくるわけです。そして今、野田さんは何をやっているか。岸田内閣の元で、デジタル田園都市国家構想会議、この諮問委員を務めています。そこではまさにグローバリスト、新自由主義者の日本の権化である竹中平蔵さんと一緒にやっているわけです。竹中さんはデジタル田園都市国家構想でスーパーシティというものを進めろと、こういったことを言っていますが、こうしたグローバリスト、新自由主義工作を今も進めているということです。
そしていつの間にか野田さんは経団連の副会長になってしまいました。経団連という団体もいろいろある団体ではございますが、昨今の経団連はまさにグローバリストの本拠地。民営化の本拠地となってしまっている。こうしたところの副会長に野田さんがなっていることは、非常にまがまがしいことであると考えざるをえません。
水道というのは、我々の命の根本であり、国民生活の中心であります。こうした物を外資企業、そしてそれが儲けのために使われる。こうしたことがあってはならない。ぜひ、こうした国際政治、国際経済の大きな動きとして、そしてそれがヴェオリ・アジャパンという会社の動きと連動して、そして代表の野田由美子さんという代表の活動と密接に関係している。そうしたことを理解してほしと強く思うわけでございます。ありがとうございました。
11分50秒あたりから小野さんの演説
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43907788
<連載:日米合同委員会廃絶・抗議街宣 真田信秋は、毎週土曜日に公開します。>
真田信秋のバックナンバーはこちらからご覧ください。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
※ISF会員登録およびご支援のお願いのチラシ作成しました。ダウンロードはこちらまで。
ISF会員登録のご案内

真田信秋 ニコニコ動画、ニコニコチャンネルを中心に、多事総論チャンネルを展開中。 1977年生まれ、和歌山県田辺市出身。2004年より東京在住。 地方行政機関、民間企業10社以上の幅広い参画歴を持つ。 アマゾンキンドルにて電子書籍も公開している。 コロナ茶番前より医学不要論に習い、2017年10月より薬を一切飲んでいない。 ますます悪化する属国状態を憂え、国民、一人一人が独立宣言を行うことの結果として、国民総意の独立宣言を行う「日本国独立宣言」を唱えている。 独立言論フォーラム一般会員、ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)、日本列島100万人プロジェクトの趣旨に賛同するものである。