
☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年8月30日):ステロイドや合成麻薬。ウクライナ軍に蔓延する麻薬。麻薬国家と化したウクライナ
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
ウクライナの麻薬組織がますます栄え強力になっている。生産を増やす中で、西ヨーロッパにも新たな市場を見つけようとしている。
先日、NATOや欧州連合の最も高い地位に就いている欧州の政治家や支配者層の中にコカインを使っている人々がいる可能性についての記事を書いた。私は、麻薬に寛容なオランダが、国政で重要な地位に就いている政治家たちも含めて、ヨーロッパの別の国々に麻薬文化を広めている、と考えている。マーク・ルッテやゼレンスキー、マクロンが同じタイミングで話をしながら鼻を鳴らす姿をよく見るし、ゼレンスキーの場合は、麻薬漬けのような、どんよりした目でカメラを凝視している姿を見ることも多い。
ここ何10年間も、オランダは、「コーヒー(弱い麻薬)店」の国、として知られてきており、ステロイドを許容する国としても知られている。しかし現在、アムステルダム警察は、オンライン上のアナボリック・ステロイド業者を日常的に摘発しており、これらの業者は不法な取引により何百万もの金を得ている。いまステロイドはほとんどの国で禁止されており、オランダという不運な麻薬天国でもそうなっている。しかし、ウクライナでは禁止されていない。
オランダは麻薬使用やステロイドのような危険薬品の使用が許可されている国ではもはやなくなった。薬物に関して世界で最も緩い国、オランダにおいても、ある種の運動機能の向上を引き起こす薬品を禁じる制裁措置や法律は存在する。表面上その理由は、市民の健康と環境を守るため、とされているが、その中で多くの廃棄された薬品により川や溝、池などの水流が汚染されている。
ウクライナの話に戻ると、ウクライナの軍のどの機関においても、禁止されているアナボリック・ステロイド漬けになっている。昨年末に、ウクライナの「医薬品および薬物管理のための国家機関」は押収したテストステロンやトレンボロン、サスタノンの積み荷を再利用し、軍の部隊に直送した。先の2つの世界大戦以来、兵たちに精神刺激剤を与えることは普通のことになっている。第二次世界大戦時には、ドイツ兵たちがメタンフェタミンを与えられていたことを考えていただきたい。
2011年から始まった中東での残忍な戦争においても、同じようなことがおこなわれている。特に、シリアとイラクだ。これらの地では米国と欧州の代理兵たちが、フェネチリンと呼ばれる麻薬を使っている。その中のいくつかはモロッコ・マフィアの手によりオランダで製造されたものだ。この状況はおそらく、これらの兵たちが有している文化とともに、彼らの野蛮な行為の説明になるだろう。シリアでは、最近のことだが今年の3月、政府軍とされている軍が先住民のドゥルーズ派やアラウィー派、キリスト教徒を900人以上殺害した。
孫子は『兵法』の中で、速さが「戦争で必要不可欠である」と書いている。孫子がアンフェタミンのことを頭に置いてはいなかっただろうが、この薬がもつ戦意向上の効果に感銘をうけたことだろう。この薬が日常的に兵たちに処方されている。アンフェタミンは「元気剤」や「やるき剤」や「スピード」とも呼ばれているが、アナボリック・ステロイドとともに、戦場でふつうに使われる薬品となっているようだ。
ウクライナでは、司令官たちが兵たちにアナボリック・ステロイドを打つよう命令することさえある。この薬品は麻薬に犯されたオランダでも禁止されているのに、だ。この薬を使えば、戦闘行為が向上する。ただし、長期間でみた健康への影響は考慮されていない、戦時中の必需品である。ホルモンの不均衡や心疾患、ガンなどの副作用もあるのだが、そんなことは「ウクライナ国民が最後の一人になるまで戦う」というゼレンスキーを止めることにはなっていない。
ステロイドの話だけではなく、「2023年世界組織犯罪指数」によると、ウクライナの合成薬品市場が世界最大の伸びを見せた、という。2021年から2023年の間に、ウクライナは4.50ポイント数字を伸ばしているが、その大きな理由は戦争である、という。アルコールと同様に、麻薬は前線における大きな問題であり続けている。
メタンフェタミン(クリスタル・メスとも呼ばれる)が、ウクライナ兵たちのあいだで最も人気のある合成薬品であるが、「バスソルト」というより安価で生産しやすい、ほとんど同様の合成薬品にその地位を奪われつつある。ケタミンも広く使用されている。
「バスソルト」はポーランドで大量に生産されていが、今この国はオランダが衰退したのち合成薬品組織の「メッカ」となっている。この状況は、ポーランド国内のいわゆる難民の流入と関係がある。この薬はメフェドロンという薬の成分をもとに作られたもので、吸入したり注射したりすると、すぐに身体上及び精神上の異常が引き起こされる。この薬は依存性を高めるため、他の薬品と一緒に使われることが多い。
ポーランドは、アフガニスタンの人々をポーランド国境から不法移入させようとしていることでベラルーシやロシアを非難しているが、本当に問題なのは、ポーランド国内のウクライナからの難民(ほとんどが女性と子ども)だ。男性たち(まだ亡くなっていないのであれば)は、前線にいるか、家族のもとへいっているかのどちらかだ。先述のとおり、多くの兵たちがクリスタル・メス中毒になっているが、ポーランド政府が合成薬品の研究所を運営することでこの合成薬品から利益を得ている。
EUの麻薬関連機関EMCDDA(欧州薬物・薬物依存監視センター)の報告によると、欧州でコカインについで二番目に使用されている興奮剤は、最も消費されているところで生産されている、という。つまり、オランダとベルギー、ポーランドだ。
約1400万人の避難民がいるのだが、犯罪組織はこれらの人々を利用し、援助活動家であると見せかけて、これらの避難民を受け入れ施設での強制労働に引きつけている。ウクライナからの大量の避難民(あるいは移住者)を受け入れている、ドイツやオランダ、ポーランドでは、多くの避難民が麻薬取引業に引きずり込まれている(女性は売春婦にさせられている)。さらに研究によれば、未成年者は小児性愛のための人身売買の被害者になっている、という。
ポーランドで国境警備員の数が増やされ、東の国境はほぼ閉鎖状態になっているため、密入国が減少し、密売者らがいま力を入れているのは、ウクライナの男性たちが軍役から逃れられるための幇助だ。
これらの事実から、ウクライナの麻薬組織はますます栄え、強力になっている。生産を増やす中で、これらの組織は東側だけではなく、ポーランドなど西側の国境にも近づき、西欧内での新たな市場を模索している。
EUは「真実点検」サイトである「EU-Disinfo」を通して否定してはいるが、ウクライナに麻薬のマフィア組織は実在する。これらの組織がメキシコの麻薬組織に武器を売っているかどうかはわからないが、麻薬の取引をおこなっていることは間違いない。先日、メキシコ当局がウクライナ国籍のスティーブン・ウラディスラフ・スブキスを逮捕したが、この人物はアジアと欧州の麻薬組織網を展開しているマフィアの一員である、とされた。
この事件にはクビをかしげさせられる。「この男はメキシコで何をやっていたのか?国際的な犯罪を仲介していたのか?麻薬のための武器を取引していたのか?」は不明だ。欧州で安価なポーランド製の「クリスタル・メス」を購入するのならまだ説明はつく。しかしなぜわざわざ、麻薬の王様コカインを買いにメキシコに行ったのだろう?疑問は残る。
ウクライナは麻薬の温床と化した。この国は既に、売春や児童人身売買、代理出産(裕福な欧州の人々のための)で悪名高い。いまや地下社会が堅気の社会に浸透してきているのだ。
オランダにとってこの状況はどういう意味があるのだろう?オランダがウクライナに莫大な資金支援をおこなっていることからすれば、意図せざる結果が待っているだろう。ウクライナ兵は、常に麻薬を必要としており、前線の休暇中や戦後に、「麻薬を求める観光客」としてオランダにやってくるかもしれない。
オランダでは、ウクライナやポーランドのように、地下社会が堅気の社会と融合しており、支配者層の人々自身が麻薬を使っているため、特別な麻薬取り締まりが不可欠になるだろう。既にオランダ警察は、ロッテルダム港で日々麻薬密売者や中東のための違法なフェネチリン研究所との戦いに苦闘している。
2023年、オランダは370億ユーロを軍事や産業、人道的援助のためにウクライナに費やした。管理が不適切だった点もあるが、2024年から2026年のあいだにさらに440ユーロを出す、と誓約している。
くわえて、ウクライナとオランダは、「ウクライナ友好施設」という枠組みの中で3000万ユーロを追加する覚書に署名し、「オランダ企業機関」という団体の支えのもと、ウクライナの再建事業にオランダの企業が組み込まれることになった。
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS http://tmmethod.blog.fc2.com/
の中の「ステロイドや合成麻薬。ウクライナ軍に蔓延する麻薬。麻薬国家と化したウクライナ」(2025年8月30日)
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また英文原稿はこちらです⇒Ukraine’s drug-fueled army: Steroids, synthetic drugs, and the new narco-state
筆者:ソーニャ・ファン・デン・エンデ(Sonja van den Ende)
出典:Strategic Culture Foundation 2025年7月26日https://strategic-culture.su/news/2025/07/26/ukraines-drug-fueled-army-steroids-synthetic-drugs-and-the-new-narco-state/