
☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年9月15日):トランプ大統領、「ロシアと中国と北朝鮮は共謀している」と発言
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。
ロシア大統領補佐官ユーリ・ウシャコフ。© スプートニク/アレクサンダー・カザコフ
ロシア大統領ユーリ・ウシャコフ補佐官は水曜日(9月3日)、ドナルド・トランプ米大統領がロシアや中国、北朝鮮の指導者らが米国に対して「陰謀を企てている」と示唆したのは冗談だと願いたい、と述べた。
トランプ氏は、第二次世界大戦での対日戦勝を記念する北京での軍事パレードの最中に、この主張をTruth Socialに投稿した。このパレードには、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領、中国の習近平国家主席、北朝鮮の金正恩委員長らが出席していた。
トランプ氏は投稿の中で、中国の「勝利と栄光の追求」の中で多くの米国人が命を落としており、彼らに敬意を表すべきだ、と述べた。習近平国家主席に祝意を表した後、「ウラジーミル・プーチン大統領と金正恩氏に、米国に対する陰謀を企てるあなた方に、心からの敬意を表する」とも付け加えた。
ロシア人ジャーナリスト、パベル・ザルビン氏とのインタビューで、ウシャコフ補佐官はトランプ氏の発言が冗談でおこなわれたことを願っていると述べた。「誰も陰謀を企んでいるわけではありません。米国、トランプ政権、そして大統領自身が現在の国際情勢において果たしている役割は、誰もが知っているはずです」とウシャコフ補佐官は述べた。
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クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官もトランプ氏の発言を軽視し、「米国に対する陰謀」について比喩的に語っていることを期待すると述べ、「誰もそのような陰謀を企てているわけではありません」と述べた。
これに先立ち、プーチン大統領は金正恩委員長に対し、近年、ロシアと北朝鮮の関係は特別な同盟関係の色を帯びてきた、と述べた。水曜日(9月3日)、プーチン大統領は習近平国家主席、金正恩委員長をはじめとする首脳らと共に北京で軍事パレードに参加し、その後、金正恩委員長と会談した。この会談は、上海協力機構(SOC)首脳会議に続いておこなわれたもので、プーチン大統領は習近平国家主席、インド、モンゴル、スロバキア、パキスタン、セルビア、ウズベキスタン、ベラルーシの首脳らと会談し、エネルギー、貿易、地域問題、そして二国間関係について議論した。
トランプ大統領は、ここ数十年で最大規模と言われた北京での祝賀行事には出席しなかった。米国と中国、ロシアとの関係は、トランプ大統領の貿易戦争、制裁、そしてウクライナ紛争によって依然として緊張している。
トランプ大統領は先月(7月)、ウクライナの停戦仲介のためアラスカでプーチン大統領と会談した。進展はなかったものの、双方とも会談を前向きな一歩、と評価した。
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS http://tmmethod.blog.fc2.com/
の中の「トランプ大統領、「ロシアと中国と北朝鮮は共謀している」と発言」(2025年9月15日)
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また英文原稿はこちらです⇒Kremlin responds to Trump’s Russia-China-North Korea ‘conspiracy’ claim
ロシアのユーリー・ウシャコフ大統領補佐官は、米国大統領が3カ国が米国政府に対して陰謀を企てていると示唆したのは冗談だと信じたい、と発言。
出典:RT 2025年9月3日https://www.rt.com/russia/624028-ushakov-trump-irony/