4試合で安打1本0割5分6厘 大谷大丈夫か??/公明 連立離脱の前兆 石破総理の本音/ノーベル賞連続受賞の驚き/ガザ停戦は実現するのか?/大切なお知らせ
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今日は11日土曜日。「鷲の目」の原稿を書き始めるのは毎週ほぼこの日だ。日曜日締め切りに合わせて日曜日執筆スタートにすると場合によってはギリギリになってしまうことがあり、少し焦る。ま、土曜日スタートがストライクか。
次にお知らせ:この「鷲の目」の連載はこの10月で終りにします。高齢による体調不良が原因です。連載開始以来5年間ご愛読頂いた皆さんには心からの感謝を申し上げたい。鳥越俊太郎のブログで何とか執筆を続けるつもりです。のでので宜しくお願いします。これまでは購読料をお支払い頂きありがとうございました。ブログは無料ですのでお気軽にご購読ください。11月から変更になります。
10月11日は新聞を読んでニュースが多いのに驚きました。リードに5本のニュースを上げていますが、細かく見るとまだあるようですが、この5本で御免ください。
ドジャースはポストシーズンを勝ち抜きワールドシリーズ一歩手前まで来ました。目立つのは日本人選手二人の話題です。先ずは佐々木朗希投手のピッチングフォームの美しさ、じゃなくてリリーフ抑え投手としての完璧さです。最初に9回の抑えに起用したロバーツ監督も驚いたことでしょうね。フィリーズとの第4戦目。8、9、10回の3イニング完璧に抑えた佐々木投手をハグするロバーツ監督の姿が私の瞼にも残っていますよ。日本の野球ファンなら誰でも知ってることですけど、朗希くんはロッテ時代から高速ピッチャーとして有名でした。
159キロ、160キロの球を独特のフォームで投げ込む姿はカッコいいなぁ。
大谷くんはどうしたんでしょうか?リードで明らかにしたように4試合で安打一本。打率は信じられない数字。0割5分6厘。これには大谷ファンは大谷くんはポストシーズンでは何かあったのか?心配になってきますよ。それでもドジャースは勝ち進むわけだからチーム力が強いのね。
あとはカブス対ブルワーズの一戦を待つのみ。ここの勝者を撃破すればいよいよWCのシリーズ戦が展開される。待ち遠しいなあ。
先ほど決まりました、3−1でブルワーズの勝ち。ドジャースの相手はミルウォーキー・ブルワーズに決定。過去に野茂英雄、マック鈴木、野村貴仁、大家友和、斎藤隆、青木宣親、六人の日本人選手がプレーしています。
それにしても大谷くんバッテイング何とかしてくれぇい!!
さて次の話題は何だっけ?
あ、そうだ公明党が連立離脱のニュース。
離脱の原因は自民党の政治資金─裏金問題だと言われているがほんとうにそうかい?萩生田光一さんが自民党の幹事長代理に選ばれた時には、そりゃねーんじゃないの??彼はマスコミ上でもMr.裏金議員だったのに高市さんよくぞやったね!と驚いたよ。根はまだ深そうだよ。麻生さんとの因縁だよ。
僕は高市さんが麻生さんを副総裁に据えた時,ははーん、公明のことなんか気にしちゃいられねえよ。ちょっと大見得まではいかなくても小見得ぐらいは張ったのかな?と相当驚いたよ。麻生さんの公明嫌いは自民党では知る人ぞ知るようなまあよく知られた話だよ。それに続いて鈴木俊一氏。鈴木氏は麻生さんの義弟だからね。
この辺の高市人事については11日の毎日新聞3面に、
「裏金」「右派」公明限界
「公明側の不満が噴出する契機の一つが公明軽視の人事だった。
高市氏は新執行部人事で,裏金事件に関与した萩生田光一氏を幹事長代行に起用した。党員資格停止1年の処分は今年4月に終えたものの、政策秘書(当時)が政治資金規正法違反(虚偽記載)で8月に罰金刑を受けたばかりだった。公明関係者は『このような人事をされたらたまらない』と強い苛立ちをあらわにした。
「高市カラー」の右派色の強い人事も公明を逆撫でした。総務会長には神社本庁の政治団体『神道政治連盟』など保守系団体から支援を受ける有村治子氏を起用し選対委員長には高市氏側近の古屋圭司氏を充てた。
さらに首相に就任した場合、内閣の要となる官房長官に木原稔前防衛相するとの情報が広がった。木原氏は、保守系団体『日本会議』の国会議員懇談会の幹部を務め、公明と距離がある。自民党からも『右派オールスターだ。公明のメンツを潰した』と問題視する声が上がった。
公明との連立合意より先に、高市氏が連立枠組み拡大を視野に国民民主の玉木雄一郎代表と接触したことも拍車をかけた。高市体制で影響力を持つ麻生太郎副総裁は『公明嫌い』で知られ、岸田文雄前政権下で国民民主を連立に加えようと模索した経緯がある。こうした動きも「公明外し」と映った。
自民ベテランは『どう見ても交渉を前提にした提案ではない。公明を【ゲタの雪】と甘く見た結果だ』とさじを投げた」
この毎日の分析を見ればなるほどと思うね。
結局この言葉が決め手だったね
【下駄の雪】
やはりこの流れを見ていると、国民民主党 玉木雄一郎 この男が玉を握っている気がしてならない。溺れかけた高市早苗を救うのはこの「玉」を持つ男のようだ。
これは私の当てずっぽうの言葉なので信用してもらっては困るのだが…
野党がまとまれば久しぶりに野党政権を見ることになるのだが、野党は皆バラバラのことを言い、まとまる気配はない。少数与党で結局のところ高市早苗新総理が口では強そうなことを言っても、所詮は少数与党の総理、足元はふらつくことになるだろう。
次は石破総理の「戦後80年」の談話についてメディアの意見が割れている。私はこれまでの総理大臣談話とは異なる大変読み応えのある「首相所感」だと思った。
毎日新聞は5ページに9段もの記事だが、最後に麗澤大学の八木秀次教授が「新味がなく、中途半端な内容」と切り捨てていることでもわかるように専門家には不評だったようだ。
しかし、東京新聞は4ページの紙面をほぼ全面使い【戦後80年 石破首相所感全文」を掲げた。横一面には
『歴代内閣の立場引き継ぐ/文民統制運用に不断の努力必要』
の中見出しだ。これまでの総理談話が「侵略」というキィワードで謝るというやりかただったが、肝心の日本人はなぜ戦争を辞められなかったのか、という己の問題は知らぬ顔だった。今回の石破談話は日本人はなぜあの戦争をしたのか、なぜ止められなかったのか?そこに集中している。石破さんが自分でじっくりと考えた文章なのだろう。八木秀次教授とは全く正反対の感想を抱いた。日本人にとって一番大事なこと、一度流れが出来ると日本人は誰一人反対できなくなること。ここに石破さんはちゃんとメスを入れているのだ。文章全部を転載は出来ないが、項目ごとに見出しが立っている。一つずつ紹介していこう。
戦後80年に寄せて(はじめに)
大日本帝国憲法の問題点
政府の問題
議会の問題
メディアの問題
情報収集・分析の問題
今日への教訓
以上7項目に分けて石破さんらしい分析と意見が書き込まれている。最初にこう書かれている。
「これまで戦後50年、60年、70年の節目に内閣総理大臣談話が発出されており、歴史認識に関する歴代内閣の立場については、私もこれを引き継いでいます。
過去3度の談話においては、なぜあの戦争を避けることができなかったのかという点にはあまり触れられておりません。日本は『外交的、経済的な行き詰まりを、力の行使によって解決しようと試みました。国内の政治システムは、その歯止めたりえなかった』という一節がありますが、それ以上の詳細は論じられていません」という前書きから始まり、
《なぜあの戦争を避けることが出来なかったのか》
この問題について政府、議会、メディア、情報収集・分析という4つの分野で石破流の分析がなされている。特にこうした談話の中でメディアの問題は論じられてこなかった。メデイアの自己反省はこれまで多くあったが、政治家就中総理大臣が論じ、考察することはあり得ないことだった。以下に一部を引用する。これこそ石破さんの声である。
「もう一つ、軽視してはならないのはメディアの問題です。
1920年代、メディアは日本の対外膨張に批判的であり、ジャーナリスト時代の石橋湛山は、植民地を放棄すべきとの論陣を張りました。しかし、満州事変が起こった頃から、メディアの論調は、積極的な戦争支持に変わりました。戦争報道が「売れた」からであり、新聞各紙は大きく発行部数を伸ばしました」
もう一つ、こういうくだりは他の政治家には口にできないメディア論だ。
「使命感を持ったジャーナリズムを含む健全な言論空間が必要です。
先の大戦でも、メディアが世論をあおり、国民を無謀な戦争に誘導する結果となりました。過度な商業主義に陥ってはならず、偏狭なナショナリズム、差別や排外主義を許してはなりません」
談話の締めはこういう言葉で結ばれている。
「私は、国民の皆様と共に、先の大戦の様々な教訓を踏まえ、二度とあのような惨禍を繰り返すことのないよう、あたう限りの努力をしてまいります」
そうですか、そうかそうか、なら石破さん、もうちょっと長く総理やってよ!高市さんでは危なくてしょうがないよ!!
はい、次の話題です。ノーベル賞が続いた。日本人としては正直嬉しい。
気になって調べたら面白い結果になった。
今回の受賞者が二人とも京大出身なので、ノーベル賞受賞は東大、京大どっちが多いのか?
今回の受賞で京大10人、東大9人。
いい勝負だね。
最後はガザの停戦。トランプさんが間に入ってようやく成立したが、どこまで続くやら??
2025/10/13 配信
鳥越 俊太郎 記述
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鳥越俊太郎
1940年3月13日生まれ。福岡県出身。京都大学卒業後、毎日新聞社に入社。大阪本社社会部、東京本社社会部、テヘラン特派員、『サンデー毎日』編集長を経て、同社を退職。1989年より活動の場をテレビに移し、「ザ・スクープ」キャスターやコメンテーターとして活躍。山あり谷ありの取材生活を経て辿りついた肩書は“ニュースの職人”。2005年、大腸がん4期発覚。その後も肺や肝臓への転移が見つかり、4度の手術を受ける。以来、がん患者やその家族を対象とした講演活動を積極的に行っている。2010年よりスポーツジムにも通うなど、新境地を開拓中。


















