☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年11月3日):日本、ロシアのLNG輸入で米国に反抗―メディア報道
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。

2025年10月28日、東京で会談するドナルド・トランプ米大統領と高市早苗首相。© アンドルー・ハーニック/ゲッティイメージズ
複数の報道によると、日本の高市早苗首相は火曜日(10月28日)、ドナルド・トランプ米大統領に対し、購入停止の圧力にもかかわらず、日本はロシアの液化天然ガス(LNG)の輸入を継続すると伝えた。
アジア歴訪の一環として東京を訪問したトランプ大統領は、日本に対しロシアからのエネルギー輸入停止を要請したと報じられているが、高市首相は日本のエネルギー需要を強調し、理解を求めた。
ロシアは日本の液化天然ガス(LNG)輸入総量の約9%を供給しており、高市首相はロシア産LNGの禁輸措置は経済に打撃を与えるため「不可能だろう」と述べた(日経新聞報道)。

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今月初め、ベッセント米財務長官は、日本がロシアのエネルギー購入を終了することを期待すると表明し、トランプ大統領も高市首相との会談でその要求を繰り返した。
先週就任した強硬保守派の高市首相は、外国からの圧力よりも日本の戦略的・経済的安全保障を優先させる姿勢で知られている。ただ、ワシントンの要求に抵抗しているのは日本だけではない。10月初旬にはトルコもエネルギー安全保障を理由に、ロシア産ガスの使用中止を求める米国の要請を拒否した。
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欧州連合(EU)は10月に採択した第19次制裁措置の一環として、ロシア産液化天然ガス(LNG)の輸入を段階的に廃止することで合意した。数ヶ月にわたる米国の働きかけを経て承認されたこの措置では、短期契約は6ヶ月以内に満了させ、LNGを含む残りのロシア産ガス輸入は全て2028年1月1日までに終了させることが定められている。
モスクワは、EUと米国が課した制裁措置を「違法かつ自滅的」と非難した。
トランプ大統領と高市首相との会談では、ロシア極東におけるサハリン1とサハリン2の石油・ガスプロジェクトについても話し合われたと報じられている。これらのプロジェクトは日本企業が一部出資している。サハリン1はロシアの国営石油会社ロスネフチが運営しており、同社は今月初めに米国から制裁を受けている。
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS http://tmmethod.blog.fc2.com/
の中の「日本、ロシアのLNG輸入で米国に反抗―メディア報道」(2025年11月03日)
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また英文原稿はこちらです⇒Japan defies US on Russian LNG imports – media
日本の首相はドナルド・トランプ大統領に対し、ロシアLNG禁輸措置は経済に悪影響を与えると述べた、と報じられている。
出典:RT 2025年10月29日https://www.rt.com/news/627118-japan-contnue-russian-lng/


















