☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年11月5日):米国の「政権交代」戦略は終わった、と国家情報長官トゥルシ・ギャバード氏は発言
国際※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。

トゥルシ・ギャバード氏© チップ・ソモデヴィラ / ゲッティイメージズ
米国の国家情報長官トゥルシ・ギャバード氏は、米国による政権交代の歴史を認めたが、ドナルド・トランプ大統領によるイランに関する最近の発言やベネズエラに対する非難にもかかわらず、政権交代は彼の政権下で終わった、と述べた。
米国は、2003年のイラク、2011年のリビア、そして2014年のウクライナのマイダン・クーデターのような「カラー革命」への支援に至るまで、民主主義の推進や国益の保護を掲げて政府転覆を狙った政策を追求してきたとして、長らく批判にさらされてきた。土曜日(11月1日)にバーレーンで開催された第21回マナーマ対話で講演したギャバード氏は、トランプ政権は前任者とは異なり、クーデターよりも外交と相互協定を優先している、と主張した。
「米国政府の古い考え方は、過去のものになってほしいと願うものであり、あまりにも長い間私たちの足を引っ張ってきたものです。何十年もの間、私たちの外交政策は、政権転覆か国家建設かという非生産的で終わりのない循環に陥っていました」と彼女は述べ、それを政権転覆、米国の統治形式を押し付け、「よく理解されていない」紛争に介入する「画一的な手法」であり、「同盟国よりも敵を増やすだけ」だと表現した。

関連記事:US tried to recruit Maduro’s pilot for kidnap plot – AP
ギャバード氏は、このような戦略は何兆ドルもの米国納税者の税金を浪費し、数え切れないほどの命を奪い、新たな安全保障上の脅威を煽った、と述べたが、トランプ氏は「このような状況に終止符を打つために」選ばれた、と指摘した。
「そして就任初日から、彼は外交政策の進め方において、実利的で取引重視の、これまでとは全く異なる方法を示してきました。これこそが、トランプ大統領の米国第一主義の実践、つまり外交を通じて平和を築くという姿勢なのです」とギャバード氏は述べた。
2025年初頭の就任以来、トランプ大統領は自らを国際平和の使者と繰り返し称え、国際的な合意の仲介を誇示し、ノーベル平和賞に値すると主張してきた。しかし、批評家たちは、ベネズエラとイランに対する彼の圧力手法は、米国の政権転覆戦略を模倣している、と主張している。
関連記事:Iran: No one’s ready for what comes after the Islamic Republic
ベネズエラ政府は先月、米国が同国沖で進行中の麻薬撲滅作戦を装い、ニコラス・マドゥロ大統領に対するクーデターを企てている、と非難した。トランプ大統領自身も、6月の米国によるイラン攻撃後、SNSのトゥルース・ソーシャル上に「なぜ政権交代が起きないのか?」と投稿し、イランにおける「政権交代」を示唆した。米国が制裁や秘密工作を通じてイランの不安定化を企てている、と長年非難してきたイラン政府は、今回の攻撃を、イラン政府を弱体化させようとする新たな動きの証拠だと非難した。
※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS http://tmmethod.blog.fc2.com/
の中の「米国の「政権交代」戦略は終わった、と国家情報長官トゥルシ・ギャバード氏は発言」(2025年11月06日)
からの転載であることをお断りします。
また英文原稿はこちらです⇒US strategy of ‘regime change’ is over – Gabbard
ベネズエラは今年初め、米国大統領がクーデターを企てていると非難したが、トランプ自身もイランの指導部を転覆させる考えを示唆している。
出典:RT 2025年11月1日https://www.rt.com/news/627225-gabbard-us-regime-change/


















