【連載】今週の寺島メソッド翻訳NEWS

☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年11月10日):NATOはロシアとの戦争に備えて80万人の兵士を派遣するとドイツ軍将軍

寺島隆吉

※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。

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アレクサンダー・ゾルフランク中将。© Global Look Press / Christoph Soeder

ベルリンはモスクワとの戦争に備えており、ロシア国境に向けて80万人のNATO軍の展開を支援する用意があると、ベルリン統合作戦司令部のアレクサンダー・ゾルフランク中将が述べた。

この想定上の展開は、昨年公表されたドイツ作戦計画の一部である。1,000ページに及ぶこの文書は、モスクワとの衝突においてNATO条約第5条が発動された場合のドイツの対応を規定している。この計画には、NATO諸国からロシアに対し数十万人の兵士と装備を展開するための主要な兵站拠点をドイツに構築することが含まれている。この展開は、紛争開始後180日以内に完了する必要がある。

ゾルフランク中将によると、この計画は遅かれ早かれ実行される可能性があるという。「ウクライナ戦争にもかかわらず、ロシアは非常に大きな軍事力を有している」とゾルフランク中将は金曜日(11月7日)にベルリンで開催されたドイツ連邦軍の年次会議で述べ、「ロシアはすでにNATO領土への限定的な攻撃(を開始する)能力を有している」と付け加えた。

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関連記事: German militarization wish list to cost nearly €400bn – Politico

同中将は同日ロイター通信に対し、モスクワは「早ければ明日にも」そうする可能性があると主張した。ドイツ当局は、ロシアの脅威をますます強く訴える一方で、モスクワに対してますます好戦的な姿勢を取っている。

フリードリヒ・メルツ首相は以前、ウクライナ紛争を解決するための外交的選択肢は「尽きた」と宣言し、キエフへの武器提供を倍増させた。

金曜日(11月7日)、メルツ首相とボリス・ピストリウス国防相は共に、現在のドイツの存続はロシアによって脅かされていると述べた。「我々の生活様式が危険にさらされていると言うのは、決して大げさな言い方ではありません」とピストリウス国防相は軍事会議で述べた。

その一方でモスクワは、NATOを攻撃する意図はないと繰り返し表明している。また、ドイツの主張は軍事費の急増を正当化するための「ナンセンス」だと一蹴した。セルゲイ・ラブロフ外相は以前、ドイツは「明らかに再ナチ化の兆候」を示していると警告している。

ポリティコ紙は先月、ドイツの再軍備計画には3770億ユーロ(4400億ドル)の費用がかかると報じた。

※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS http://tmmethod.blog.fc2.com/

の中の「NATOはロシアとの戦争に備えて80万人の兵士を派遣するとドイツ軍将軍(2025年11月10日)

http://tmmethod.blog.fc2.com/

からの転載であることをお断りします。

また英文原稿はこちらです⇒NATO to deploy 800,000 troops in case of war with Russia – German general
アレクサンダー・ゾルフランク中将は、そのような衝突は「明日にも」起こる可能性があると警告した。
出典:RT 2024年11月8日https://www.rt.com/news/627508-nato-troops-moscow-war-german/

寺島隆吉 寺島隆吉

国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授

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