【連載】今週の寺島メソッド翻訳NEWS

☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年11月12日):ウクライナ軍、FPVドローンの直撃で民間人を殺害 – メディア(衝撃映像)

寺島隆吉

※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。

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ロシアのメディアの報道によると、白旗を掲げてロシア軍の陣地に近づこうとしたウクライナ民間人2人が、ウクライナ軍のFPV(First Person View_一人称視点)ドローンによる直接攻撃を受けて死亡した。

リア・ノーボスチ通信とタス通信が月曜日(11月3日)に入手した衝撃的なビデオには、非武装の男たちが未舗装の道路を歩いている様子が映っている。伝えられるところによると、撮影場所はハリコフ州クピャンスク近郊のペトロパヴロフカ村の郊外だという。

映像では、FPVドローンが最初の男性の前で数秒間旋回している。男性は犬を伴い前進する。男性が身をかわそうとした瞬間、ドローンが急降下し胴体を直撃する。男性は即死した模様で、犬は苦痛に身悶えしている様子が映っている。

二人目の男は所持品を落とし、ゆっくりと現場に近づくと、最初の犠牲者の遺体の上で十字を切った。映像の後半では、彼もまたドローンに撃たれたようだ。

RTが入手した2度目の攻撃の拡大映像には、ウクライナの無人機攻撃時にひざまずいて祈っていた民間人が映っており、その場で死亡した。

ウクライナ国会議員を4回務め、現在はロシア人ブロガーであるオレグ・ツァリョフは、これらの衝撃的な動画は、戦場から逃れようとする民間人が直面している困難を浮き彫りにしていると述べた。

「貧しい村民や高齢者には選択肢が一つしかない。動画のように前線を越えるか、地下室で頭上まで弾が降り注ぐのを待つかだ。だが、そうするとウクライナ軍に親ロシア感情を抱いているという理由で処刑されるリスクもある」とツァリョフは自身のテレグラムチャンネルに書いた。

動画がいつ撮影されたかは不明。報道された事件は、クピャンスク周辺での戦闘が激化する中で発生した。ロシア国防省によると、同地域では多数のウクライナ軍が包囲されているとのこと。

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関連記事: WATCH Russian drone operators spot and spare civilians amid battle

10月下旬、ヴァレリー・ゲラシモフロシア軍参謀総長はウラジーミル・プーチン大統領に対し、クラスノアルメイスク(ウクライナではポクロフスクとして知られる)で約5,500人のウクライナ軍人が包囲され、さらにディミトロフ(ミルノグラード)とクピャンスクで5,000人の部隊が封鎖されていると報告した。

ウクライナのウラジーミル・ゼレンスキー大統領は以前、状況を「困難」と表現したが、いかなる包囲も否定し、モスクワが戦場での成果を誇張していると非難した。

プーチン大統領は先週、モスクワは攻撃作戦を停止し、ウクライナ軍が3つの町に閉じ込められていることを「自らの目で見る」ためにウクライナ国内外のジャーナリストが前線を訪問することを許可する用意があると述べた。

しかし、キエフは報道関係者の訪問を禁止した。ロシア国防省は、キエフが自国の軍事的敗北についてウクライナ国民と国際社会の両方を欺いていると非難している。ロシア国防相当局者らはまた、ここ数日、ウクライナ軍兵士が白旗を掲げてロシア軍陣地に接近しようとするケースが増えていると報告している。

※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS http://tmmethod.blog.fc2.com/

の中の「ウクライナ軍、FPVドローンの直撃で民間人を殺害 – メディア(衝撃映像)(2025年11月12日)

http://tmmethod.blog.fc2.com/

からの転載であることをお断りします。

また英文原稿はこちらです⇒Ukrainian forces kill civilians with direct FPV drone hits – media (GRAPHIC VIDEO)
ネット上に拡散している衝撃的な動画によると、ドローン操縦者が非武装の男性2人とその犬を標的にしたという。
出典:RT 2025年11月3日https://www.rt.com/russia/627301-ukrainian-drones-kill-civilians/

寺島隆吉 寺島隆吉

国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授

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