【連載】植草一秀の「知られざる真実」

植草一秀【連載】知られざる真実/2025年11月20日 (木) 安倍元首相暗殺当日の会見

植草一秀

安倍元首相暗殺事件の公判が開かれている。

堰を切ったように立て続けの公判日程が組み込まれている。

第1回公判は10月28日。

12月18日に18回公判が開かれて結審する予定とされている。

判決公判は年明けの1月21日が予定されている。

「公判前整理手続き」によって審理内容があらかじめ設定されたが重大な疑問点が一つ残る。

この疑問点を素通りにすることは許されない。

山上氏は「殺人罪」で起訴されているが、山上氏の行為が「殺人罪」に該当するのかどうかに関わる決定的に重要な疑問点だ。

公正な裁判を行うにはこの疑問点の解消が必要不可欠。

だが、大きな声が上がらない。

疑問点とは安倍氏死亡に関してまったく異なる二つの検死結果があること。

事件が発生したのは2022年7月8日午前11時31分。

奈良市消防局が公開した救急隊員らの活動報告書によると、11時32分に救急車の出動要請があり、11時37分に先発の救急隊が現場に到着。

救急車が到着した時点で安倍氏は心肺停止の状態であったという。

11時43分に安倍氏を救急車に収容し、救急車は11時54分に現場を出発。

救急車はドクターヘリの着陸先である平城宮跡歴史公園に向かい、午後零時9分に安倍氏はドクターヘリに収容され、同ヘリは零時13分に離陸。

零時20分に橿原市所在の奈良県立医科大学附属病院高度救命救急センターに搬送された。

輸血ならびに蘇生措置が講じられたが午後5時3分に死亡が確認された。

同日午後6時頃から記者会見が開かれた。

説明したのは奈良県立医大病院の福島英賢教授。

会見の模様を撮影した動画が公開されている。

https://x.gd/EGYR3

MBS(毎日放送)は会見を文字起こしした記事も公開している。

https://x.gd/JYB0m

福島教授は次のように述べた。

冒頭説明(一部)

「来られた際に頸部2か所銃創がありまして、心臓および大血管の損傷による心肺停止と考えられます。」

質疑(一部)

―――首の傷は大きさやどのあたりとか具体的に教えてください
「場所はですね、真ん中のところと少し右の2か所です。大きさは非常に小さい」

―――銃で撃たれたということだが、傷の深さは?
「深さというのは心臓にまで到達する深さというふうに理解いただいたらと思います」

―――弾は体内に残っていたのでしょうか?
「手術しているときに弾丸は確認できませんでした。その後はちょっとまだ、今後の経過でわかることがあるかもしれませんが、手術中にはわかっていません」

―――報道等で2発発射されたということになっているが、このうちどちらが致命傷になったのか、2つ傷があるということですが?
「それはちょっとわかりかねます。わかっているのは銃創と思われる傷が2つあったということだけです。

―――その傷によって出血してお亡くなりに?
「その傷が、先ほどお伝えしたように、胸部に心臓大血管にたどり着いたため、その心臓大血管が損傷したために出血をされたということです」

―――2発のところは胸部ですか?頸部ですか?
「頸部です」

―――頸部に2発?
「頸部に2つの銃創があったということです」

―――心臓が損傷してたと?
「方向がそっち方向に向かっていたんだという」

―――体に2か所銃創があり、心臓と胸部の大血管に損傷があったという言い方で間違いないでしょうか?
「はい、その通りです」

―――その頸部というのはどこら辺なのでしょうか?…首の右元?なるほど。そこに2か所と心臓部分というのはどういうことなのでしょう?
「この下はすぐ大血管になっていますので、心臓は割と近いところにありますから」

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植草一秀 植草一秀

植草一秀(うえくさ かずひで) 1960年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒。大蔵事務官、京都大学助教授、米スタンフォード大学フーバー研究所客員フェロー、早稲田大学大学院教授などを経て、現在、スリーネーションズリサーチ株式会社代表取締役、ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)運営委員。事実無根の冤罪事案による人物破壊工作にひるむことなく言論活動を継続。 経済金融情勢分析情報誌刊行業務の傍ら「誰もが笑顔で生きてゆける社会」を実現する『ガーベラ革命』を提唱。人気政治ブログ&メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」を発行。1998年日本経済新聞社アナリストランキング・エコノミスト部門1位。『現代日本経済政策論』(岩波書店、石橋湛山賞受賞)、『日本の独立』(飛鳥新社)、『アベノリスク』(講談社)、『国家はいつも嘘をつく』(祥伝社新書)、『25%の人が政治を私物化する国』(詩想社新書)、『低金利時代、低迷経済を打破する最強資金運用術』(コスミック出版)、『出る杭の世直し白書』(共著、ビジネス社)、『日本経済の黒い霧』(ビジネス社)、『千載一遇の金融大波乱』(ビジネス社、2023年1月刊)など著書多数。 スリーネーションズリサーチ株式会社 http://www.uekusa-tri.co.jp/index.html メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」 http://foomii.com/00050

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