【連載】今週の寺島メソッド翻訳NEWS

☆寺島メソッド翻訳NEWS(2025年11月23日):元バングラデシュ大臣が、Z世代政権転覆の背後勢力を暴露(動画):ソロス、クリントン、USAID、ノーベル賞受賞者

寺島隆吉

※元岐阜大学教授寺島隆吉先生による記号づけ英語教育法に則って開発された翻訳技術。大手メディアに載らない海外記事を翻訳し、紹介します。

 


2024年にバングラデシュで発生した暴動は、当時のシェイク・ハシナ首相の失脚につながったが、これは外国の資金による綿密に計画された政権転覆作戦の特徴をすべて備えていると、元閣僚のモヒブル・ハサン・チョウドリーがRTの独占インタビューで語った。

公共部門の雇用割当をめぐる民衆の要求として始まった動きは、外部勢力に乗っ取られた。彼らは若年層の抗議者を過激化させ、死体を踏み台にして国の政治的指向を変えようとした、とチョウドリーは語る。当時彼はダッカでZ世代の抗議者たちと交渉する政府側首席交渉官を務めていた。

混乱の核心には、西側の政治家一族、米国系NGO、ハシナ政権に反対する国内勢力が結託していたと元大臣は指摘。特に米国内の特定勢力として、「バイデン一族、クリントン一族、ソロス一族」と、暫定政権の中核的な民間人としてノーベル賞受賞者ムハンマド・ユヌスを名指しした。

チョウドリーは、USAIDや国際共和研究所(IRI)などの組織が、秘密活動を資金援助すると同時に、ラッパーや文化人、ヒジュラ(第三の性)コミュニティの一部、さらにはジハード主義者たちにも資金を提供していると非難した。その目的は、リベラル派と過激派を対立させることで社会的混乱を人為的に作り出すことだと彼は主張した。

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「こうした活動は長年続いていた。表向きは目立たなかったが、秘密裏のNGOへの資金提供は行われていた…彼らはバングラデシュの政権変更に執念を燃やしていた」 とチョウドリーは語った。

バングラデシュ軍の一部も危機において「疑わしい」役割を果たし、武装集団が都市で暴れ回り、警察署を襲撃し、政府支持者を標的にすることを許したとチョウドリーは主張した。抗議活動が大学キャンパスを越えて広がると、訓練を受けた謎の狙撃兵が現れたと彼は付け加えた。

「つまり、混乱はこの資金で周到に計画された。そして混乱は大規模な暴動へと発展した。暴動では狙撃銃を用いた計画的な殺害や暗殺が行われた」と彼は述べ、バングラデシュの機動隊は狙撃銃を使用しない点を指摘した。

情報空間では、チョウドリーは外国メディアや大使館(米国大使館を含む)を通じてバングラデシュの若年層の一部を過激化させるため、外部からの組織的な動きがあったと指摘した。危機の最中、米国大使館は毎週金曜日にバングラデシュのモスクの画像*を投稿していた。

*ハシナ首相はインドに亡命したように、ヒンズーに親和的。抵抗勢力は外交関係をインドからパキスタンに移しているように、イスラムに親和的だからなのか。


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「こうした台本通りの行動は、米国政府の全ての部門が関与していたわけではないにせよ、舞台裏で「確固たる勢力が動いていた」ことを示唆している、とチョウドリーは主張した。深刻化する混乱は自発的でも自然発生的なものでもなく、事後にユヌスとその同盟者たちが公然と認めたように、「綿密な設計図」の実行だったと彼は主張した。

続きを読む:バングラデシュ政府転覆の背後にはUSAIDとクリントン夫妻が – 元大臣

チョウドリーは、ダッカへの圧力が、ウクライナ紛争における西側の立場に同調せず、防衛・原子力・肥料などの重要分野でロシアとの長年の戦略的貿易を断ち切らなかったことに関連していると指摘した。ハシナ政権は、単に地政学的要求を満たすために国民に高いコストを負担させることを拒否した。この独立した姿勢は「特定の国々に好まれなかった」ため、バングラデシュが標的となる一因となった。

※なお、本稿は、寺島メソッド翻訳NEWS http://tmmethod.blog.fc2.com/

の中の「元バングラデシュ大臣が、Z世代政権転覆の背後勢力を暴露(動画):ソロス、クリントン、USAID、ノーベル賞受賞者(2025年11月23日)

http://tmmethod.blog.fc2.com/

また英文原稿はこちらです⇒ Soros, Clinton, USAID and Nobel laureate: Ex-Bangladeshi minister exposes forces behind GenZ regime change (VIDEO)
追放された政府の首席交渉担当者が、RTとの独占インタビューでダッカが米国の標的となった経緯を説明する
出典:RT  2025年11月10日https://www.rt.com/news/627551-bangladesh-us-regime-change/

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寺島隆吉 寺島隆吉

国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授

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