連載:マッド・アマノコラム集(9)

マッド・アマノ

マッド・アマノパロディコラムが毎週水曜日に公開されます。お楽しみに。


 

安倍晋三幹事長から、通告書という名の「脅迫状」が !

今から21年前の2004年の夏、当時参議院議員「みどりの会議」代表の中村敦夫氏と私宛に当時、自民党の安倍晋三幹事長と顧問弁護士の連名で内容証明書で「通告書」が送られてきた。

参議院選の自民党ポスターを茶化した作品に対し、「ケシカラン、お主何と心得る !」と言うもので「二日以内に回答せよ」と言う甚だ高飛車な態度で迫ってきた。

私は直ちに安倍氏に「30 日以内に回答せよ」と通告したが、選挙戦が始まったためか回答はなかった。中村 氏と記者会見を開いたところ大手新聞をはじめスポーツ紙などが大々的に取り上げることになっ た。

問題のパロディは小泉首相の直筆とされる2行の言葉「この国を想いこの国を創る」の誤りを添削して差し上げたもの。つまり「あの米国を想い この属国を創る」と。

中村氏は国会で防衛費の増額を進めようとする小泉政権を追求していた。

政府側はマッド作品を自身のホームページに掲載した中村氏と原作者の私にお灸をすえる意味合いがあったと言うわけだ。

ところが、このパロディは予想外に評価が高く、政治や社会問題の大学教授や評論家等が「パ ロディに対して目くじらを立てるのは大人気ない」といった論調で小泉政権をやんわり批判し た。

私は作品の中で「小泉純一郎」を「小泉鈍一郎」と茶化した。

糸編の「ジュン」を金編の「ドン」をよく見ないとこの仕掛けは気付きにくい。極く一字を変えただけのものだが風刺は当人をはじめ首相官邸にはかなりなショックを与えたことになった。

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日本では数少ないパロディスト(風刺アーティスト)の一人。小泉政権の自民党(2005年参議院選)ポスターを茶化したことに対して安倍晋三幹事長(当時)から内容証明付きの「通告書」が送付され、恫喝を受けた。以後、安倍政権の言論弾圧は目に余るものがあることは周知の通り。風刺による権力批判の手を緩めずパロディの毒饅頭を作り続ける意志は固い。

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