第1回 コロナ禍に子どもたちの健やかな未来を願う母親たちの行動力に期待
社会・経済【連載を始めるにあたって】
お伝えの機会を頂き有難うございます。ここで私が特筆しておきたいのは、1986年チェルノブイリ原発事故の時もそうだったように、時代を変えるのは子どもの健やかな未来、成長を願う母親たちの行動力が決め手ということです。
12歳からの子どもたちへのワクチン接種準備が始まった2021年8月に全国各地の母親たちが立ち上がりました。そんな中、鹿児島市内に住む子育て中の母親たちは、8月夏休み中に子どもたちを連れ、鹿児島県知事、県教育長へ申し入れ行動を行いました。その要望書には、体調を崩した小学生、基礎疾患、健康障がいのある子どもへのマスク強要、マスク常時着用による健康被害に対する医学的見解、文部科学省のマスク等に関する指導を守ってほしい、また、マスクをしないことへの虐め差別をなくすこと、12歳以上の子どもたちへのワクチン接種は無謀であることが記されていました。その後、8月15日敗戦記念のこの日から、母親たちは、子どもを守りたい一心で毎週、駅前や学校周辺に立ち、署名集めやチラシ配布を始めたのです。このような活動は初めてという母親たちが、黙っておれず立ち上がったのです。
(県)小学校・中学校・高等学校及び、幼稚園・保育園等のマスク着用の指導に関する要望書
昨年、夏休み中に、新型コロナウイルス感染予防として12歳以上の子どもたちにワクチン接種勧奨が開始。治験も完了していない世界初の遺伝子ワクチンを子どもたちに打たせたくない!厚生労働省データを掲げ、(当時)20歳未満はコロナ死亡者も重症者もゼロなのに何故、子どもたちにワクチン接種? 子どもたちの未来に責任を持てるのか?と、母親たちは、鹿児島市長、市教育長にも要望書を提出しました。
1952年鹿児島市平川町生まれ。たぱこ屋の長女で看板娘。教師であった父の転勤にともない、清水小(現在国分北小)、国分中、帖佐中、加治木高校、鹿児島純心女子短期大学を経て社会人となる。学生時代から市役所、県庁、電話局、郵便局、書店、文房具店、マーケツト等数多くのアルバイトを経験し、鹿児島大学生化学教室に勤務する。障がい者介護ボランティアに関わり、学生結婚後、子育てと同時に有機無農薬農産物の提携運動、石けん派生協〈グリーンコープかごしま〉の活動、反原発運動に長年関わり、教育、福祉、環境、人権、平和をテーマに世界12か国を飛ぴ回る。離婚を経て、現在は子ども1人との母子家庭。女性政策研究会、民衆の闘いを写真に残す会、日本婦人会議、共生ネツトTekuTekuなど多くの女性間題研究グループに属す。フエミニズム思想の持ち主でもある。ドキュメント映画制作、著書多数。1996年市民参加のまちをつくるため鹿児島市議に立候補、当選をはたす。「税金の無駄遺い」をなくすため現在も奪闘中。