【連載】週刊 鳥越俊太郎のイチオシ速報!!

第8回 私は何故イランで逮捕されたのか 女性の髪の毛 イスラム教の謎 隠すにはそれなりの理由があった/将棋名人戦 マスク外しで反則負けの違和感

鳥越俊太郎

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週刊 鳥越俊太郎のイチオシ速報!!
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まずは己の驚きのご報告。

昨日10月29日、1日2回の講演。朝は福岡で、夜は大阪。新幹線で繋いだ。これまで日本中駆け回って講演活動はやっているが、こんな離れ業は生まれて初めて。ってちょっと大袈裟だけど、今自分が足が痛くて歩けないのを知っているので、うん、よくやったなあ、と自分で驚いている。

直近のニュースではここに疑問が!

朝日と毎日、東京(新聞)三紙の見出しから見てみよう。

毎日新聞はこんな社会面黒字凸版見出しだよ。

「佐藤天九段 反則負けマスク外し規定違反」

https://mainichi.jp/articles/20221029/k00/00m/040/009000c

(前文)
「東京都渋谷区の将棋会館で28日に開催された第81期名人戦A級順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の佐藤天彦九段(34)─永瀬拓矢王座(30)戦で、佐藤九段が一定時間マスクを着けずに対局し、日本将棋連盟が新型コロナ対策として設けた臨時対局規定に基づいて反則負けとなった。マスクの着用義務違反で反則負けとなるのは初めて」。

私はこのニュースを見て二つの疑問が湧いたね。

1.毎日新聞の中見出しにはこうある。

「『1発レッド』疑問の声」

普通こういう時は一回警告をして、それでも従わない時はアウト、が自然じゃいかな。囲碁の日本棋院では「対局中にマスクを着けていない棋士に対し、立会人が着用を求めて警告を発し、従わない場合は反則負けとなる決まりになっている」(毎日新聞)ところが将棋連盟の規定には注意喚起の規定がないため今回のように「一発アウト」が出てくるようだ。

ま、それにしてもさすが日本人だなあ。

ここまでマスクに拘るとはねえ。

第一コロナの感染予防にマスクの効果ってそこまであるのかね?? マスクしてればコロナに感染しないという程の効果はない筈だよね。マスク絶対視する日本人は私からすればおかしいよ。今は岸田くんも「屋外ではマスク外していいですよ。屋内でも近くで喋らない時はマスクはいりませんよ」って言ってますよね。

だけど街中を歩く日本人は100%マスク着けているよね。同じようの新型コロナウイルスに襲われた世界でこれほどマスクに拘る日本人って何だろうな?考えますよ。

将棋対局中の棋士って喋りますかね?

沈思黙考─ひたすら沈黙を守り考え込むこれが将棋の棋士の姿だと思う。べらべらとお喋りする将棋の棋士のイメージはないなあ。勝負がついた後感想を述べ合うシーンはイメージできる。だから感想を述べる段階でマスク着けるようにしておけばいいのになあ。

対局中は喋らないのならマスクは不要。それなのに今回は「一発レッド」だった。

毎日新聞にはこうある。

「深い思考が必要な終盤になると、息苦しさからマスクを外す棋士も少なくなかった」。

私の疑問の第一は一言も喋らない関係にコロナ感染は発生しない筈だ。それなのにマスクに拘る日本人社会って一体何?

これは私の違和感の一。

2.そこまでコロナ感染が怖いのなら、対局前にPCR検査か抗原検査で手早く白黒型を着けたら?という疑問。その感染防止に一番有効な検査をせずに効果も感染防止の可能性も低いマスク、マスクと言い募るメディアもどうよ??と言いたくなりませんか?

事態はどういう風に進行したのか?

朝日新聞の記事から引用してみよう。

「佐藤九段はマスクを着用していたが、終盤戦の午後11時ごろに外した。審判の役割を担う立会人はついておらず、30分ほど経った時点で、対戦相手の永瀬拓矢王座(30)が『反則では無いか』と主催者側に指摘。連絡を受けた同連盟の鈴木大介常務理事が佐藤康光会長と協議し、反則負けを決めた。

佐藤九段は『注意がなかった。いきなり負けになるのは納得いかない』と反論したが、覆らなかった。主催者の朝日新聞と毎日新聞の記者も同席し、決定に同意した」

ふーむ、朝日も毎日も記者が同席し、反則負けに同意していたのか。

にもかからず、この判断に同意できない将棋ファンもいたのだろう。毎日新聞の社会面の記事には中見出しに「『一発レッド』疑問の声」と将棋連盟や主催者の判断に疑問の声があることを書かざるを得なかったらしい。

「今回の判定を巡って、ツイッターでは『これはおかしい』などと疑問視する現役棋士からの書き込みも複数見られた。また、将棋連盟のツイッターには、将棋ファンから『警告とかで済まされなかったんでしょうか。規定とはいえ残念』『連盟からの説明を求めます』などの意見も書き込まれた」。

私の1番の疑問は永瀬拓矢王座(30)が先ず「反則負けではないか」と促したというくだり。勝負師として勝負以外の問題で決着をつけるのに心中、何も思わなかったのかな?

勝負師には最後まで将棋の勝ち負けに拘って欲しかったな。マスクに第三者が言及したら真っ先に「いや、将棋は最後までやらせて欲しい」というくらいの勝への拘りがあってもよかったのにな。

また、毎日新聞のネットの署名記事では「規定には判定に不服の場合は『一週間以内に、常務会に提訴することができる』とあり、佐藤九段は提訴も検討する意思を示した」とある。

現実にそぐわないマスク執着。理詰めの筈の将棋の世界にもこんな影響も!!

違和感ばかりなり!!

 

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鳥越俊太郎 鳥越俊太郎

1940年3月13日生まれ。福岡県出身。京都大学卒業後、毎日新聞社に入社。大阪本社社会部、東京本社社会部、テヘラン特派員、『サンデー毎日』編集長を経て、同社を退職。1989年より活動の場をテレビに移し、「ザ・スクープ」キャスターやコメンテーターとして活躍。山あり谷ありの取材生活を経て辿りついた肩書は“ニュースの職人”。2005年、大腸がん4期発覚。その後も肺や肝臓への転移が見つかり、4度の手術を受ける。以来、がん患者やその家族を対象とした講演活動を積極的に行っている。2010年よりスポーツジムにも通うなど、新境地を開拓中。

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