第4回 創設75周年のCIA、成功と失敗の暗殺計画
国際ぶっちゃけ、2022年9月27日に開催された安倍元首相の国葬ですが、暗殺事件の真相は一向に解明される兆しがありません。
ネット上では様々な憶測が飛び交っていますが、法治国家のはずの日本で、あのような事件が白昼堂々と起こってしまっても、誰の仕業なのか、その動機を含めて、国民が納得できるような説明がまったくなされていないのは不可解千万です。
ところで実は、世界各地で暗殺を実行してきた組織としてはCIAに勝るものはありません。そのCIAは本年、創設75周年を迎えました。
現在はウクライナ戦争が進行中でもあり、CIAの最大の任務はロシアに対する“かく乱”工作に他なりません。
その一環として、プーチン大統領の暗殺計画も密かに進められている模様です。
当然でしょうが、プーチン大統領も身辺警備には万全を期していると見られます。
というのも、CIAの歴史はアメリカにとって都合の悪い、敵対国家の指導者を抹殺することに力点が置かれてきたからです。
例えば、イランなど中近東からアルゼンチン、パラグアイ、ブラジル、ベネズエラなど南米諸国まで、これまでにCIAが関与したとされる政権交代が頻繁に繰り返されてきました。
最も衝撃的な試みは中国の周恩来首相を標的にした暗殺計画です。
これは1955年に周恩来首相がインドネシアで開催されたアジア・アフリカ会議に出席するために搭乗する飛行機を爆破しようとしたのでしたが、見事に失敗。そこで急遽、会場の食事に毒を盛る計画に変更されたようです。
とはいえ、この毒殺計画も事前に情報が洩れたため、周恩来首相一行は難を逃れることができました。
このように、CIAによる他国のトップを葬り去る暗殺計画は成功、失敗どちらも、枚挙に暇がありません。
ところで、最近、話題を呼んでいるのは現在79歳で、死を目前にするCIAの元工作員ハワード氏の告白です。
余命数週間との宣告を受け、病床にある同氏は「9.11テロに際し、世界貿易センタービルの7号棟を爆破したのは自分たちの極秘作戦だった」と真相を語っています。
当時からハイジャックされた飛行機が突入したわけでもないのに7号棟が倒壊したのは不可思議と言われていたものです。
ハワード氏によれば「ツインタワービルが倒壊することを見越して事前に関連株を買い漁っていた証拠が7号棟にあったCIAと軍の諜報機関のオフィスに保管されていた。
要は、CIAによるインサイダー取引の証拠隠滅のためだった」とのこと。36年間もCIAで秘密工作に関わってきた人物の最期の告白です。
ぶっちゃけ、安倍元首相の暗殺にも関わっていた節のある組織の存在について海外からはあれこれ聞こえてくるのですが、日本政府はダンマリを決め込んでいます。
(「『知識の杜』通信第202239号」より転載)
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国際未来科学研究所代表、元参議院議員