【連載】横田一の直撃取材レポート
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第12回 立憲民主党・大河原雅子衆院議員を防衛三文書関連でインタビュー(2022年12月15日)

横田一

――玄葉光一郎さんが「敵基地反撃能力を認める」みたいな話がありますが。

●大河原衆院議員:立憲民主党はいま議論をしています。明日、政府の考え方に対してきちんと反撃能力を保有することは、この国の形を大きく変える暴挙ですから最大の抵抗を示していきたいと思います。市民の皆様に後押しをしていただいて作られた党ですから、「立憲」の名前に相応しい行動をしていきたいと思っています。

――安住淳国対委員長が維新「共闘」重視で立民らしさが失われつつあるような気がするのですが。

●大河原衆院議員:国会内の野党の主導権を取ることも重要なので、維新への働きかけも国対委員長としては仕事の範囲に入ってくると思いますが、それ以上の共闘が維新という立脚点が違う政党と出来るわけもないので。

――この(防衛三文書の)問題では維新と共闘するはずがないと。

●大河原衆院議員:そんなことはありえないと思います。

――(反撃能力容認の立民PT座長の)玄葉元大臣は(党内)少数派、あくまで個人的意見を述べているだけということですか。

●大河原衆院議員:それまでの立場があるでしょうから私がとやかく言うことはありませんが、今の立憲が強い野党第一党としてやっていく仕事ははっきりしていますので、あんな政府の言いなりのことを飲み込むようなことはできないはずです。次の総選挙で立憲が政権を担わせていただくためにもここで間違えることはあってはならない。立憲の議員はみんなそう思っていると思います。

――防衛費倍増すればかえって(日本が戦場となる)リスクが高まると。

●大河原衆院議員:はい。そうです。これこそ、こんなサタンの考え方ですよね。

――(国会前集会で)マインドコントロールを言っていましたが。

●大河原衆院議員:(マインド)コントロールされている。日米同盟しかないとか抑止力神話とか原発神話もそうでしたけれども、そうやってマインドコントロールされているのは誰なのかという話だと思いますので。

――そこから問い直すと。

●大河原衆院議員:安倍総理の、アベ政治の呪縛から今こそ覚める時なのだということを、自民党は自民党でやって欲しいし、私たちは野党の立場からも。これこそ、こんなサタンの考え方ですよね。

――(国会前集会で)マインドコントロールを言っていましたが。

●大河原衆院議員:(マインド)コントロールされている。日米同盟しかないとか抑止力神話とか原発神話もそうでしたけれども、そうやってマインドコントロールされているのは誰なのかという話だと思いますので。

――そこから問い直すと。

●大河原衆院議員:安倍総理の、アベ政治の呪縛から今こそ覚める時なのだということを、自民党は自民党でやって欲しいし、私たちは野党の立場からも。「どんな国家観を持っているのか」と散々聞かれてきましたが、自公連立政権からはこの国の形というものが出てきませんでした。出せないはずですね、こんなアメリカの言いなりになって。エネルギーも食料も安全保障なのですが、ここ、ここに至っては、人間の安全保障、国民を裏切る、国民を捨てるという政府の姿がリアルに見えてきたのではないかと思っていますので。

――分かりました。安倍さんの呪縛にとらわれて居る岸田政権と対決していくと。

●大河原衆院議員:はい。マインドコントロールを解く。そのお手伝いは国民の皆さんが立憲の体たらくを厳しく叱っていただいて、「それでは政権が取れないのではないか」と言っていただくことに一番の力があると思います。

――野党第一党の使命をこれから果たしていくと。

●大河原衆院議員:私は強い野党ではないと政権は取れないということで、皆さんにしっかりと見ていただき、諦めずに育てる気持ちも使っていただいて、ぜひ、立憲を叱咤激励、育てていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

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横田一 横田一

1957年山口県生まれ。選挙取材に定評をもつ。著書に『亡国の首相安倍晋三』(七つ森書館)他。最新刊『岸田政権の正体』(緑風出版)。

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