【連載】新型コロナ騒動を検証する〜その存在証明から目的まで〜(高橋清隆)

谷本氏が「降機命令」偽装を糾弾、エアドゥ降機命令取消訴訟第2回弁論

高橋清隆

高橋清隆や、チェックインカウンターで搭乗手続きを代行した「見送り人」も反論書を提出した。高橋は、チェックインカウンター係員の「乗れるのは確定しております」の発言記録や、「マスク着用のお願いを断ることは職務妨害に当たらない」との国交省職員証言記録があると主張。エアドゥが「原告らの搭乗を拒否した」と言いながら「搭乗契約の破棄を仕向けたなどということはない」と否定するのは詭弁(きべん)にすぎないと退けた。

「見送り人」は、係員が「乗れるのは確定しています」「時間が過ぎていますので、私がご案内します」と発言していると証言。原告が「議員であるからマスクを着用できない」と述べたとするエアドゥの主張を否定している。

弁論は休憩を含め13分で終了した。裁判長が原告の谷本氏に「不法行為を働いたのはエアドゥの各従業員個人という趣旨か、それとも法人としての会社か」と尋ねた。

これは第1回口頭弁論で示された答弁書にある求釈明を代弁したもの。エアドゥの谷本氏は「エアドゥと釧路警察署という組織全体を訴えている」と答えた。エアドゥ側には、谷本氏らに対応した下請け企業を含む従業員をトカゲの尻尾切りにして落着させる魂胆が見え隠れする。

裁判長から被告エアドゥ側に、次回までに反論書を提出するよう指示があった。エアドゥは原告に対し、「反論はこれ以上ないか」とただした。谷本氏は、「私から反論書を出したが、次回、被告から再反論書が出されたら、それに対する反論が今後出る可能性はある」と答え、裁判長も留保を認めた。

谷本氏から「次回、高橋清隆を証人尋問したい」との申し出があった。これに対し、裁判長は「次回は双方の言い分をペーパーでもらうので、それは改めて申請していただいて判断する」と答え、第4回以降になるとの考えを示した。

次回期日を決めるため、裁判長が反論書の提出日をエアドゥ側にただした。代理人は「年度末で多忙のため、3月いっぱいかかる」と返答。裁判長は「大きな部屋を3月末まで押さえていたが、4月となれば、再度空き状況を調べる」と述べ、一旦休憩。5分後に再開すると、「本日は決められないため、追って調整連絡する」と閉廷した。

被告が「3月いっぱいかかる」と答えた際、裁判長の高い声が一瞬漏れ、笑みを浮かべた気配がした。異動になれば、難しい判決を出す責務から逃れられる安堵(あんど)からではないだろうか。新型コロナが5類に格下げされれば、マスク着用要請を当然のこととする判決は大衆の感覚とずれてくる公算が高い。

一方で、エアドゥ側が方便で「年度末で多忙のため」と発言したなら、不気味だ。5類になって日がたつほど、国内の空気も被告の主張に違和感を抱きやすくなるはず。何か思惑があるのか。

記者席にはマスコミ記者3人がいたが、終了後の記者会見には初めて1人も来なかった。5類への移行によって悪宣伝する価値が下がったということか。それとも、谷本氏の今後の選挙を有利にしないようにとの判断か。それぞれの事情を抱えながらの攻防は続く。

■関連サイト
https://no-maskto-jo-kikin.jimdofree.com
https://567-truth.jp
https://life-protect.info

■関連記事
http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2046956.html
http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2049269.html
http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2043229.html

 

ISF主催公開シンポジウムのお知らせ(2023年1月28日):(旧)統一教会と日本政治の闇を問う〜自民党は統一教会との関係を断ち切れるのか

ISF主催トーク茶話会(2023年1月29日):菱山南帆子さんを囲んでのトーク茶話会のご案内 

※コロナ&ワクチン問題関連の注目サイトのご紹介です。

https://isfweb.org/recommended/page-2168/

※ISF会員登録およびご支援のお願いのチラシ作成しました。ダウンロードはこちらまで。

ISF会員登録のご案内

「独立言論フォーラム(ISF)ご支援のお願い」の動画を作成しました!

1 2
高橋清隆 高橋清隆

反ジャーナリスト。金沢大学大学院経済学研究科修士課程修了。元ローカル新聞記者。著書に『偽装報道を見抜け!』(ナビ出版)、『亀井静香が吠える』(K&K プレス)、『山本太郎がほえる~野良犬の闘いが始まった』(Amazon O.D.)など。翻訳にデーヴィッド・アイク『答え』第1巻[コロナ詐欺編](ヒカルランド)。2022年3月、メディア廃棄運動を開始。 ブログ『高橋清隆の文書館』http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/

ご支援ください。

ISFは市民による独立メディアです。広告に頼らずにすべて市民からの寄付金によって運営されています。皆さまからのご支援をよろしくお願いします!

Most Popular

Recommend

Recommend Movie

columnist

執筆者

一覧へ