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メールマガジン第40号:首都圏の横田基地・福生で南西諸島ミサイル危機写真展開催

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6月中旬に東京の横田基地を視察し、下旬に周辺の福生駅プチギャラリーで南西諸島のミサイル危機と横田基地の写真展を開催した。以下は短い報告。6月14日(火)雨の中を横田基地周辺を巡る。

バイデン大統領が着陸した時のことを聞いた。5月21日(土)22日(日)、基地内で日米友好祭が開かれた。入場者は11万人。日曜日は時間が延期された。そこへバイデン大統領が乗ったUNITED STATES OF AMERICA号が降りて来た。図ったように・・。そう、バイデンにとって集まった5~6万人は歓迎の群衆のように見えたに違いない。

米大統領はそのままヘリコプターで六本木の米軍ヘリポートに移動。基地から基地へ移動しただけで、別の国に行った、とは今でも思っていないのではないか。横田基地には在日米軍の司令部がある。沖縄ではなくここが司令部だ。

羽村市のホームページによれば「横田基地は、立川市、昭島市、福生市、武蔵村山市、羽村市、瑞穂町の5市1町にまたがる国内最大級の米空軍基地であるとともに、在日米軍司令官および第5空軍司令部が所在する極東における米軍の主要基地です。」周りを全て住宅に取り囲まれた基地だ。

戦争が始まれば、ミサイルが集中する。嘉手納基地より先に狙われるだろう。横田基地では沖縄同様に飛行機からものが落ちたり、降下練習でパラシュートが開かなかったりの事故はしょっちゅうある。PFASも以前から問題になっている。

6月25日(土)~26日(日)、横田基地近くの福生駅プチギャラリーで「南西諸島ミサイル危機写真展」を実施した。ギャラリーでの展示は、沖縄から送った南西諸島ミサイル危機の写真シリーズが6割、横田基地の写真が4割だった。地元の人も上空から見た基地の写真を見て、沖縄の普天間基地と勘違いする人もいた。

ウクライナ侵攻以来、横田でも危機感が高まっている。周辺の羽村市・福生市を中心にCV22オスプレイの配備を期に毎月22日に反対行動が実施されている。隣接する児童公園への座り込みは毎月80~100人規模で行われる。

基地外からは飛行機炎上の時の消火作業、緊急時の滑走路の修復作業、救助活動の様子などが見える。街の真ん中に基地があるため交通は大きく迂回せざるを得ない。横田基地からは燃料輸送機が飛び立ち、山梨の上空で訓練している。こうした写真と共に南西諸島のミサイル基地建設の模様が展示された。

入口の前でビラを配る。熱風が吹いている。気温35度。沖縄より暑い。

*東アジア共同体研究所が毎週発行しているニュースマガジンを基に再構成。

(文責)東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター顧問 緒方修

 

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