【連載】週刊 鳥越俊太郎のイチオシ速報!!

第23回 「静かなる独裁者」だってよ!?笑わせるなよ!!岸田君!「黙って人を欺す」のは政治的「犯罪者」って言う奴だ?/これは後に国民から極刑食うぜ?

鳥越俊太郎

ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00190/20230213100000105532
////////////////////////////////////////////////////////////////

週刊 鳥越俊太郎のイチオシ速報!!
https://foomii.com/00190

////////////////////////////////////////////////////////////////

原稿を書き始めたが、手が勝手に動いている。そう、あまりの痛さに!!!!両足の大腿部と膝から下の脛の部分、皮膚の表面近くがピリピリピリと痛み続ける。どうしても止められない。

腰の骨と神経の疾患、脊柱管狭窄症。あまりの痛さに手術をした。4回も。
その影響だろう。この足の痛みは!?

あああこの作業もぜーんぶ放り出したいのは本気なんだけど、そこはなかなやめらんねえ。強欲な神経と折り合いつけてなんとか書くよ。
本当はもう人生ぜーんぶ放り出してよぉ
何もかもやめやー
もうええ!
これに尽きる。
仕事は放り出して脚を抱えて静かに、ひっそり生きてえよ!

あまりの痛さに全てを放り出したくなるのに、パソコンのキィー上を這う指先だけが動いてしまう。これが私の人生なのだなぁ。書き続ける。書く、書く。痛い!痛い!

そんな私が書きたくて、その正体を暴きたくて仕方がない人物がいる。本人の登城以来その余りのインチキぶりに、書きたくてもじっと我慢を忍んでいた。

そんな思いを激(たぎ)らせている時、あまり目立たない記事、それも1段見出し、そーっとと言うか誰にも読んで欲しくないのかな??そんな疑問もふと。

東京新聞2月11日社説欄の下にひっそりとね。囲みの記事があった。
小さくね「ぎろんの森」。で「森」が黒の紗に如き中に森の字は白抜き。タイトルというか中見出しはこうだ。

【「静かなる独裁」を糾す】
https://foimg.com/00190/6KQY6j

この全3段の記事にうち前半はLGBTなどわが国の家族制のことなのでここでは置くとして、後半にはこう安全保障問題の大転換が取り上げられている。

××
「同時に忘れてならないのは敵基地攻撃能力の保有や『軍拡増税』をはじめとする安全保障政策の大転換や原発新増設への回帰です。いずれも長年の議論や政策の積み重ねを覆して、首相の主導で唐突に決めてものです。

首相は2021年の就任に当たり、9年近くにわたる安倍・菅両政権について「国民の中に『国民の声が政治に届かない』『政治の説明が国民の心に届かない』という厳しい切実な声があふれていた。今まさに、わが国の民主主義そのものが危機にある」と指摘していました。

しかし、安保や原発を巡る政策転換に限らず、岸田首相も、国民の声を聞かず、国会の議論も経ない独断が目に余るようになりました。「静かなる独裁」の始まりと言っていいのかもしれません。

民主主義の危機を訴えて就任した首相自身が、民主主義の危機を招く要因になっているとなんとも皮肉です。

国会の論点はそれぞれが極めて重要な問題ですが、その根本にある岸田首相の政治姿勢や民主主義との関わり方から問うことが必要です。
「静かなる独裁」糾し続けねばと国会では考えています。」

××
最後に(と)あるからこれを書いた論説委員の誰か、名前の頭に(と)がつく人だろう。

こう言う記事スタイルも捨てたもんじゃないね、大砲で大まかにズドーンと撃つより、読者個人個人の頭をピシピシ撃って読む人には結構ピシピシ当たっているね。

どうですか??

今度は私の印象を述べておきたいと思います。

まず岸田さんはあの池田勇人さんが率いた宏池会、日中回復をやってのけた大平さんも宏池会にいたし、自民党の中では私たち新聞記者=権力監視者からすれば岸信介総理などは沖縄復帰の時にお金でちょっと取引して国民には黙っていたとかさ、それにあの国土改造計画をブルドーザーで引っ張って行った田中角栄総理、後半に全日空の機種選定では金が動いたようだ。

まあ、政治家の腹に少しぐらい金が入るのにはここでは目をつぶろう。国民全体の命がすぐどうこうなる訳じゃない。僕もそうしたことには怒り取材を続けてきた。が、これらの自民党政治は一部沖縄も問題を除けばまぁ国民が騙されたと言うより国民が馬鹿だったのさ。

戦後は第44代の幣原喜重郎から続いた第100代の日本国総理大臣に就いたのが誰あろう、今回「静かなる独裁者」と言う見事な称号を獲得した我らの岸田 文雄ちゃんである。

岸田首相は最初の頃こそ「新しい資本主義」などを掲げていたし、非正規労働が多くなった現代の資本主義の改造など掲げて国民の生活の腹の中に手を入れてくるのかな?若干の期待はあったもののそんな国民の生活に関係することにはノータッチだったねえ。どこ吹く風だ。

最初にやったのが「安倍の国葬」だ。やるか?やらぬか?

これだけでも国民に、いやせめて国民の代表たる国会に計ればいい。彼はそれすらやらなかった。民主主義の基本なんて考えもしなかったんだろう。総理大臣発で大臣口説いて閣議決定でやっちゃったよ。昭和15年生まれのオレたちゃもっと丁寧に民主主義の何たるかを教えられましたよ。

ではこの総理大臣は一体戦後何年頃に生まれたのかしら?

調べてみると、むむむなんとなんと!1957年(昭和32年)7月29日の生まれだよ。私が高校3年生。学校の補習授業もほったらかしで仲間と徒歩旅行を試みていた頃、岸田君は生まれたのか。

あなたの生まれた3年後安保闘争で岸内閣が倒れ、今の岸田君の所属する「宏池会」の源流、池田勇人さんが率いる自民党の「宏池会」ができたんです。

池田さんは「所得倍増計画」を掲げ、日本の高度成長を進めました。池田内閣のことを知らない人もいると思うのでスマホで一部引用しておきたい。

(引用)

「岸内閣退陣のあとをうけて、昭和35年7月14日、池田勇人氏が第4代総栽に選ばれ、新しく池田内閣が登場しました。この内閣の出現とともに、世界の歴史に類例を見ない『経済的繁栄の時代』が幕をあけたのでした」。

こう言う説明もあるよ。

「まず政治運営の面で見ますと、池田首相は、安保騒動によって国内的には社会不安が生起し、また対外的にも、国際信用のうえに影響するところ少なくなかったことを反省し、政治の基本姿勢を「寛容と忍耐」におき、つとめて野党との話し合いによる円滑な議会運営に徹しました。この結果、池田内閣時代の4年3ヶ月は、与野党対決といった局面はあまりなく、政局がきわめて安定した時代でした」。

これは日本の例外と言って良いくらいの幸せな時代でした。だから今と一緒にはできないと思う

それなのに同じ「宏池会」の流れを汲むはずの岸田内閣は池田内閣とは180度立ち位置や方向が違っているのはどうしたのか?

1.安倍国葬、2.安保関連三文書改定反撃能力(敵基地攻撃能力)、3.原発新増設

どれも日本の国策を180度変えてしまう。日本国民に大きな影響のある話ばかりだが、岸田くんは一度も国民には相談していないし、相談するふりさえしていない。

記者会見も国会答弁もいつも下の原稿を読んでいる岸田くん。事前に設定された記者会見では原稿を読み取る機械、プロンプターを必ず使っているので、発言の姿勢は必ず右と左に揺れる。

官僚が事前に書いた原稿を参考にするな!とは言わない。あの棒読みだけはやめてくれ!どこにも、あなたの発言にはあなたの発想や考え方、哲学と言った中身が全く感じられないのだ。

岸田総理大臣、あなたは最近では「同性婚」を法律で認めれば「家族観や価値観社会が変わってしまう」と答弁し、あのあなたの秘書官、荒井勝喜氏の「隣に住んでいたら嫌だ」発言を誘発しましたよね。あなたは人類の歴史を多少とも考えて見たことがあるのでしょうか?

ここで再び東京新聞2月qq日の社説の下にあった「ぎろんの森」で取り上げられた「『静かなる独裁』を糾す」に戻ってみましょう。

「静かなる独裁」は実はあまりにもカッコよすぎです。

あなたは政治も歴史も人間も、なーんも知らない、単なる「愚かなる独裁」に過ぎないのではないか??

愚かなる人形。その使い手はWHO??

これは誰だ???

今日本の国を国民に何の断りもなくメチャクチャに変えようとする官僚がいるはずだ。お前は誰だ?????

(2023年2月13日)

 

ISF主催トーク茶話会③(2022年2月26日):鳥越俊太郎さんを囲んでのトーク茶話会のご案内 

※ISF会員登録およびご支援のお願いのチラシ作成しました。ダウンロードはこちらまで。

ISF会員登録のご案内

「独立言論フォーラム(ISF)ご支援のお願い」の動画を作成しました!

鳥越俊太郎 鳥越俊太郎

1940年3月13日生まれ。福岡県出身。京都大学卒業後、毎日新聞社に入社。大阪本社社会部、東京本社社会部、テヘラン特派員、『サンデー毎日』編集長を経て、同社を退職。1989年より活動の場をテレビに移し、「ザ・スクープ」キャスターやコメンテーターとして活躍。山あり谷ありの取材生活を経て辿りついた肩書は“ニュースの職人”。2005年、大腸がん4期発覚。その後も肺や肝臓への転移が見つかり、4度の手術を受ける。以来、がん患者やその家族を対象とした講演活動を積極的に行っている。2010年よりスポーツジムにも通うなど、新境地を開拓中。

ご支援ください。

ISFは市民による独立メディアです。広告に頼らずにすべて市民からの寄付金によって運営されています。皆さまからのご支援をよろしくお願いします!

Most Popular

Recommend

Recommend Movie

columnist

執筆者

一覧へ