第7回 コロナの死者より自殺の方が多い―問題なのはPCR検査のCt値(増幅回数)だ―
社会・経済岐阜市で路上生活をしていた男性が殺害された事件で、傷害致死容疑で逮捕された19歳の男子大学生2人が在籍していた朝日大学(岐阜県瑞穂市)は24日夜、2人が所属していた硬式野球部の無期限活動停止を決めたと発表した。同部の藤田明宏監督はこの日に辞任届を提出し、学長は受理した。また大学は学生2人を自宅謹慎とした。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58498330U0A420C2000000
この記事では簡単にしか書かれていませんが、調べてみるとコロナ騒ぎで休校になったため野球部が練習をできず、その暇つぶしに、中途退学した学生3人(同じく19歳)と一緒になってホームレスの男性(渡邉哲哉さん、81歳)を襲い、惨殺した事件でした。
その一部始終は下記に詳しい報告があります。
*【岐阜・ホームレス殺害事件】どこにも報道されていない「生き証人」の証言
https://www.jprime.jp/articles/-/18078(前編)
https://www.jprime.jp/articles/-/18074(後編)
したがって詳細はそれに譲りたいと思いますが、私がここで言いたかったのは、コロナ騒ぎが失業を生み出し、それが家庭内暴力につながったり、この大学の野球部のように殺人につながったりするということです。
あまりにも残酷な殺し方なので、ここで詳述するに忍びません。
休校になり暇を持て余した野球部員が、橋の下に住んでいたホームレスの高齢者をいたぶり尽くした上で殺したわけですが、これも無駄なPCR検査で「感染者」を増やした結果ではないでしょうか。
「小人閑居して不善を為す」の典型例かも知れません。
また、そもそも病院で「密閉」を回避すると称して、窓や玄関を開け放してあるところが少なくないのですが、これでは暑いときの冷房、寒いときの暖房はまったく意味をなしません。夏場では熱中症患者を増やし、冬場では風邪やインフルエンザ、さらにはコロナウイルスの患者を増やすだけです。
マスクや手洗いも、コロナウイルスにとっては(それどころか風邪にとっても)ほとんど効果がありません。
手洗いについても、ほとんど効果がない(むしろ有害である)ことは、次の著書を読んでいただければよいと思います。人間の体の90%は細菌で出来ていて、それが免疫力を創っているのに、手洗いはその免疫力を奪ってしまうからです。
*藤田紘一郎『手を洗いすぎてはいけない―超清潔志向が人類を滅ぼす』 (光文社新書)
*アランナ・コリン『あなたの体は9割が細菌―微生物の生態系が崩れはじめた』 (河出書房新社)
ではマスクについてはどうでしょうか。コロナウイルスは極微小ですからマスクの穴をいとも簡単に通り抜けます。コロナウイルスのサイズは0.06~0.14マイクロメートルですが、一般的な不織布マスクの穴は5マイクロメートルだからです。
ちなみに、1マイクロメートルは、1ミリメートルの1000分の1の大きさです。
このようにマスクは医学的には効果がありません。それどころか逆に有害だという研究も少なくありません。医学的に有害であるだけでなく(特に幼児や子どもにとって)精神的にも有害なのです。以下の研究を御覧ください。
*マスク着用は健康に深刻なリスクがある
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-434.html(『翻訳NEWS』2020-10-29 )
*マスクについての明白な真実(『翻訳NEWS』2020-11-02)
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-433.html
*マスク顔の両親は、 (子どもには)恐怖の世界( 『翻訳NEWS』2020-12-18)
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-462.html
(先に紹介した、藤田紘一郎『手を洗いすぎてはいけない――超清潔志向が人類を滅ぼす』の第4章は「マスク大好き日本人の愚」となっていることにも、注目してください)。
しかし支配する側にとっては、マスクは実に有効です。
アメリカを見れば分かるように、いま資本主義社会は深刻な矛盾を抱えて、世界的に崩壊しかねない危機に直面しています。
ですから、コロナウイルスを口実にして、これを全面的に再設定(グレート・リセット)しようと目論んでいる人たちにとっては、マスクは実に便利な武器です。
なぜなら、マスクをしているかどうかを見るだけで、民衆が自分たちにどれだけ従順であるかを簡単に判断できるからです。マスクは言わば、権力者が民衆の「従順度」 「服従度」を測るリトマス試験紙として機能し始めているのではないでしょうか。
かつて日本ではアジア太平洋戦争の頃、集会・結社の自由は禁じられていましたが、今や世界中が、心も体も「ロックダウン」 「自粛・監禁状態」です。集会・結社の自由を禁じるためには治安維持法は必要ないのです。
その証拠に、日本では「自粛警察」や「帰郷警察」まで現れ始め、お盆なのに故郷に帰ってお墓参りもできない状態です。正月だというのに里帰りもできませんでした。 「今度のコロナウイルスは怖いものだ」という宣伝だけで充分なのです。
感染が拡大しているというのは、PCR検査が間違って使われている結果に過ぎないのに、人々に恐怖感を撒き散らす政策だけが横行しています。
先述のように、マスク、PCR検査、社会的距離などに、どれだけの科学的根拠があるのかの検証が、大手メディアでは、ほとんどおこなわていません。
したがって今や世界は、コロナウイルスを口実にした「マスク社会」 「新しい生活様式」に移行しつつありますが、これは新しい監視国家・全体主義体制への第一歩になる危険性をはらんでいます。
しかし実は、「社会的距離(Social Distance)を保て」という政策も、2006年のブッシュ政権時に14の少女によって、学校の課題研究として考え出されたこと」もほとんど知られていません。したがって科学的根拠はほとんどありません。
*「社会的距離」というデタラメなアイディアは、14歳の少女によって発明されたこと、ご存知?(『翻訳NEWS』2020-06-10 )
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-category-65.html
とはいえ、私たちの闘いも着実に前進し始めています。それが先述したポルトガルにおける裁判の勝利です。だとすれば、私たちは「知を力に」を合言葉に、PCR推進派に対して真っ向から論争をいどむ気概が必要でしょう。
今や私たちはポルトガル判決を手にしているのですから、そしてWHOでさえPCR検査の使用法に注意を喚起し始めているのですから、ただ前進あるのみです。
〇追記「画期的なドイツ地方裁判所の判決」
最近(2021年4月8日) 、ドイツのワイマール地方裁判所は、 「マスクも社会的距離もPCR検査も、生徒にとっては有害無益」とする画期的判決を下しました。
それは178ページにも上り、学校においてコロナをめぐる規制をどのように考えるべきかを示唆する貴重な声明になっています。カナダのトロントに拠点を置く『グローバルリサーチ』は、それを次のように報じました。
*”Historic Court Judgment in Germany: “Threat to the Well -Being of Children”(ドイツで歴史的判決。「子どもの幸福にとっての脅威」 )
この記事はさらに「裁判官は判決で次のように述べた」として、その判決の一部を以下のように紹介しています(和訳は寺島)。
ここには以下のようなリスクがある。
すなわち、学校の時間中にフェイスマスクを着用し、お互いや他の人々から距離を保つ義務によって、子供たちは精神的、肉体的、感情的な幸福という点で、危険に冒されているだけでなく、いま実際に被害を受けている。
これは、国内法・国家憲法・国際条約に基づく子供とその親の権利を、さまざまに侵害しおよび憲法第2条「親による教育と保護に対する権利」の侵害である(これは子供自身によって遂行される健康維持の方策および「目的」に対する権利侵害でもある。
判決のさらに詳しい内容については、次のブログで解説しましたので、そちらをお読みいただければ幸いです。
*ドイツで歴史的判決!「マスク、社会的距離、PCR検査は、子供の幸福にとっての脅威」(『百々峰だより』2021-05-08)。
http://tacktaka.blog.fc2.com/blog-entry-430.html
(寺島隆吉著『コロナ騒ぎ謎解き物語1—コロナウイルスよりも コロナ政策で 殺される—』の第6章から転載)
〇ISF主催トーク茶話会:元山仁士郎さんを囲んでのトーク茶話会のご案内
〇ISF主催公開シンポジウム:新型コロナ対策の転換と ワクチン問題の本質を問う
※コロナ&ワクチン問題関連の注目サイトのご紹介です。
https://isfweb.org/recommended/page-2168/
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国際教育総合文化研究所所長、元岐阜大学教授