【特集】9.11事件の再検証

9.11同時多発テロ⇒「カーブボール」考

浜地道雄

2001年9月11日。即ち、米NYCマンハッタンのWTC破壊をはじめとする同時多発テロから20年。あの日、WTC近くの大学に通っていた次女が1日行方不明になり肝を冷やしたことが忘れられない。

その9.11テロへの報復としての、米軍によるビンラーデン殺害に続くイラク侵攻2003年。その理由づけになったのは「カーブボール」というペテン師。その愚を知っていたのが小泉首相安倍自民党幹事長(当時)だ。

同政権は2003年12月自衛隊イラクに派遣した(~2009年2月)。

ブッシュ大統領も英ブレア首相もその非を公式に認めたが日本政府はしていない。

【第95回】 「カーブ・ボール」の大罪 – 浜地道雄の「異目異耳」

今回、多くの報道、解説がなされた。が、気を付けて視聴していたが、「カーブボール」への言及、解説は皆無であった。

他方、今週からドイツではそのものズバリ「Curveball」という映画が封切りとのこと。

Curveball | Offizielle Webseite

Curveball – Stream: Jetzt Film online finden und anschauen

カーブボール(産経・同書の帯は大野元裕(現)埼玉県知事)

 

イラク侵攻の愚(カーブボール)を熟知していた安倍(前)首相は、2014年7月1日には内閣の長として「集団的自衛権行使」を解釈決定した。加えて、参議院特別委員会での議事録の捏造に基づき、2015年9月19日未明、安保法制が成立した。

折しも、驚くことに9.11関連イベントを統一教会が開催し、そこに安倍晋三前首相がビデオ参加したとのこと。(盟友)トランプ前米大統領と共にーー。

安倍晋三前総理&トランプ前大統領、統一教会系のイベントにビデオ出演 – Togetter

パウエル国務長官(当時)の国連演説

 

安倍前首相の米国追従(集団的自衛権、地球儀俯瞰外交)⇒9条改憲への動きも危惧される中、いよいよ自民党総裁選挙 ⇒ 新しい日本国首相の誕生も近い。

「カーブボール」が提示した大量化学兵器製造ユニット

 

「重要参考」:2016年8月1日。

英チルコット報告に関する国会(衆)質問 逢坂誠二議員

日本政府のイラク戦争への協力の検証に関する質問主意書

 

※この記事は、「浜地道雄の『異目異耳』」(2021年9月16日)からの転載です。

原文はコチラ→【第226回】9・11同時多発テロ ⇒ 「カーブボール」考 

 

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浜地道雄 浜地道雄

国際ビジネスコンサルタント。1965年、慶応義塾大学経済学部卒業。同年、ニチメン(現・双日)入社。石油部員としてテヘラン、リヤド駐在。1988年、帝国データバンクに転職。同社米国社長としてNYCに赴任、2002年ビジネスコンサルタントとして独立。現在、(一財)グローバル人材開発顧問。「月刊グルーバル経営」誌にGlobal Business English Fileを長期連載中。

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